見出し画像

モデルとの出会い 頑固ちゃん編

書く書く詐欺をしていた、頑固ちゃんとの出会いを書く。

初めて撮影したのはちょうど2年前。
instagramでDMをもらったのがきっかけだった気がする。

これが初めて撮った写真。

実年齢よりも幼く見えるので、
良さは残しながらアンニュイさを足したらいいイメージになるかなと思って撮った。

良い写真とは何か?と聞かれてももちろん答えられないけど、
この写真は良い写真だし、数年後に見ても良い写真だと思える気がする。

この撮影のときに
「お前、顔が鳩サブレに似ているな」
これがきっかけで🐦になった。
そして(確か)LUMIXというカメラを持っているという話になり、
あーPanasonicのね、とオレが言ったら、
いや、OLYMPUSですよ、と言い返してきて
いやあれPanasonicだから、いや、OLYMPUSですよ、
という論争を経て、
貴様、頑固だな。
これでしばらくあだ名が頑固サブレになった。



実は由布美人の次のI Live in TOKYOのイメージモデルをやってもらった。

このとき撮ったムービーが、
この娘、スチールより動いてる方がよくね?となり、舞台出演まで繋がると思うと、
人生は本当に何が起こるかわからない。

このときの写真は、ILiTの広告として表参道駅のデジタルサイネージで2週間ほど映し出された。
実は頑固ちゃんとともにILiTは成長しているのかも、と思うと
もう少し優しくできそうだ。

これはFREDY&GLOSTERというブランドから発売された、僕の写真の転写プリントTシャツを着てもらって撮影した。

北鎌倉の鳩サブレ本店に来たが、閉まっていた。

このときくらい(だったかな)、少し先だったか、
仕事を辞めて新しいステージに立つことにしたようだ。
ガラスの天井を押しつけられる生活よりも、
一度の人生で自由に羽ばたくことを選択した。
点滅状態の惑星から脱出した。

いくら積んでも買えない体験をするために。
真っ暗な宇宙で自分の居場所を探すように。

写真というのは不思議なもので、
過去の写真に追いつかれることがある。
終わりなき日常を懸命に生きながら、
「以前の自分を超えられない」という壁にぶつかる。

去年の自分とVersus。
これが腐らないための戒めだ。

実は、instagramで一番likeがついた写真は頑固ちゃんの写真だ。
相性が良いのだろうか。

僕の美容室のお客様でも「のんちゃんの顔が好き」という方が多い。
どうみても鳩サブレに見える。

この撮影のあとくらいか、舞台を観に行った。
観ているこっちが緊張したが、まあまあ噛み倒していたので、
緞帳が降りてくんじゃないかとドキドキした。

写真は人の印象をつくる。
場末の居酒屋を嫌というほど廻ったために垢じみて磨滅した10円玉のような、
SNSで溢れ返る同じような写真ばかりだと安いイメージで固まってしまうから、
なるべくファッションもビューティもできる人だと見てもらえるように幅を持たせるようにしている。

第一印象で「ハッ」とした経験は誰にでもあるだろう。
頑固ちゃんの写真で会心の出来のものは、
人を「ハッ」とさせることができる。
羽根を隠して素敵に写ることができる。

まだ階段を昇り始めた段階だけど、
すぐに手が届く星などつまらないから、
月に手を伸ばし続けて欲しい。
たとえ届かなくても。
あと、寿司を奢れ。
頑固ちゃん(現在のあだ名は「ただのお前」)編でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?