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新田式、控えめで繊細なLightroomのレタッチ方

皆様こんにちは。

最近instagramでのDMにて、

「レタッチの方法を教えて欲しい!」と聞かれることが多く、

そもそも「Lightroomでレタッチしてるよー!!」と公言していったけ、、はて。

と震えながらも、

果たして参考になるのかは分かりませんが、紹介させて頂こうと思います。


さて、

まず「写真を仕上げる」ということに当たってもっとも大切なことは、

「North starを設定する」ということ。北極星ですね。


はっきり言って、RAWで撮ってレタッチ、という作業は、どこまででもできてしまいます。

自分の美意識が「うん、納得!」と言ってくれる「North star」の設定が大切で、そこに向かうことが「レタッチである」と感じています。


僕はあまり機械に強くないし、ネットゲームとかプログラミングとかさっぱりです。

さらにフィルムから入って、まだフィルムも全然使っているので、

Lightroomのレタッチに関しては複雑なことはやっていない、と思います。


僕の「North star」は、

「控えめで、繊細で、乾いていて、感応的」です。

控えめ、繊細→コントラストや彩度を上げすぎない

乾いている→デジタル特有のべたっとした質感の回避

感応的→見た人の心が何かを深く感じ、動いてくれればいいな


こんな感じです。

では、まずはレタッチ前の写真です。

あ、カメラはnikonのD850です。これはレタッチ前のRAWデータ。

こちらをレタッチすると、

こうなります。

では詳しく見ていきましょう。

まずはトリミング。

僕はフィルムできっちりポートレートを撮るとき、PENTAX67という中判カメラを使うのですが、

なんかこう6×7のフォーマットが落ち着くんですね。個人的に。

なので、自分で6×7の縦横比を作っています。元からは入っていないよね。

トーンカーブやら色はこんな感じです。

コダックのフィルムが好きなので、

シャドウが緑かぶり、ハイライトが赤かぶりになるようにしています。

あとは基本はネガが好きなので、四隅の光量落ちを作るのと、

粒子を入れます。

荒いのを少なく入れるのが新田流。

拡大すると伝わりますかね、、、?

少しざらりとした質感。

このようにして「デジタル〜〜」な質感を回避しています。

個人的に、sonyのミラーレスでコントラストと彩度をグーンと上げた感じの写真が

「デジタル〜〜〜〜」な感じがして、苦手です。

あくまで、控えめで、繊細に。

で、

このように「プリセット1」となんともひねりのないネーミングで保存してあり、これを当てているだけです。

写真によって多少はいじりますが、ほぼこのままいきます。

やはりフィルムから入っていて「現場主義」なので、撮った段階である程度見れるようにしています。

クライアントさんやスタイリストが同行する撮影で、

「後でレタッチすればここの暗いところはちゃんと明るくなりますし、服のロゴもちゃんと見えますよ〜」なんていうのは通用しませんからね。

何か皆様の参考になれば、これ幸いでございます。

よろしくお願い致します。

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