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何故ウクレレなのか --トウキョウワン--

高校生の頃からバンドを始めて、社会人になってからも数年間、音楽活動を続けていたのですが、会社の倒産やら父の死やら、人生がドタバタしてタイミングがつかめないまま20年が経過しました。

いいかげん何かやった方がろうと思い、学生時代からテクノポップをやっていたので、打ち込みをやろうかと、Ableton Liveというアプリを買ってきてインストールしたものの、画面を開いた途端に眩暈がしました。

ソフトが難しいとかそういうことではありません。このツールを習得して、作曲・作詞して、メンバーを募って、ライブのセッティングをして、練習して、ライブ当日に機材を運んでリハーサルをやって本番で演奏して、撤収して、機材を持って帰る。

というプロセスにどのくらいの期間がかかるのか、ということを考え始めた瞬間に、気が遠くなってしまったんですね。

そこで、自分は音楽に関わるとして、何をどうしたいのか? ということを問い直すところから始めようと思った訳です。


そこで、まずは「私は唄いたいのだ」ということ、「身ひとつで演奏が始められる」ことが、どうやら今の自分が音楽に関わる上で重要だという結論に至りました。

だいたいライブやろうったって、小さい子供はいるし日々の家事はあるし仕事もあるし、主に夜ですよねライブって。無理じゃん。

奄美大島が大好きなので、三線(沖縄の三味線)にしようかとも思ったのですが、地域に根付いた楽器って「でもけっきょく島の人じゃないよね?」とか言われがちなんじゃないか。ということまで頭をよぎって、ハワイの楽器であれば、積極的に混血政策を進めた歴史もある、オープンな国だったから、これはいいんじゃないか。だいたいワシ藤沢市の辻堂で育ったんだし、海に親しんだ幼少期だし。

という理屈の上の後押しもあって、ウクレレの習得に安心して取り組めるようになりました。

面倒くさいですね、考え過ぎる病気って。

動画の第3回更新。今回はお台場海浜公園の前、五輪マークの台船が端に見えるあたりからお送りしております。

https://youtu.be/6o3GmxIYgUw



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