1歳の君とバナナへ、を読んだ

1日で読み終わってしまった。
意識してなかったけど、読み終わったらめっちゃ泣いてた、みたいです。

・あみさん、絵上手いな!知らなかった。
・チ。好きな人を発見できてとても嬉しい。あの作品について語れる人を見つけられなかったので、目黒でお話ししたい。ただしその前にもう1周くらいはしないとだけど。
・しな水かな?
・電動鼻吸い器は神の与え給うた恵みなのです。
・読みながら思い返した光景
 >長女ちゃんが産まれたとき、自分は第3四半期決算の真っ只中にいた。朝に陣痛の連絡があり、このペースだと夜になるかな?と義母とLINEしていたら、夕方前に産まれたんでした。必死で定時に退社できるように決算処理を回し、後を他の経理部員に託し、それでも山形に向かう新幹線の中でメールのやり取り(当時まだ会社にチャットなんてなかった)を繰り返し、たどり着いた病院で見た長女ちゃんの顔と、握り返した手と、消耗しきった妻と、一緒にいられなかった自分への悔しさと、なんでこんな仕事してるんだろうという八つ当たりの混ざった感情。
  >今思い返すと、これが「経理ムダ廃すべし慈悲はない」の原動力な気がする。それまでもあったけどあくまで自分限定だったのが、周辺に広げていくようになったと思う。
 >長女ちゃんの産まれた病院は産後すぐから母子同室というスパルタ方針だったため、(いろいろあって)広めの個室だった僥倖もあり、わたしも泊まり込みで一緒に夜を明かした。泣き止まない長女ちゃんと、抱っこに慣れない自分と、合間に体力を回復する妻と、積もった雪に反射する朝日。
 >次女ちゃんが産まれるときは、幸いにも決算期・・・の直前・・・だったので、一緒にいることができた。立会は怖くてできなかった。分娩室の前で夜が明けるまで一人で座ってじっと待っていた。自分の存在忘れられたかな?とはたしかに思った。あの時間も長かったな。寝ようとはまったく思わなかったし、ずっと耳を澄ましていたし、結局何も聞こえなかった。
 >妻はめちゃくちゃに真面目で勉強熱心なので、家には育児本が積み上がった。育児本で本棚がひとつ埋まるレベルに。読みなさいと言われてもどれから読んでいいのかわからず、知識の差は開く一方。結局2~3冊しか読んでないと思う。読まないとやってられなかった怖さを共有できなくてごめん。
 >立つのが遅いとか喋るのが遅いとか2人ともいろいろ言われたけど、そんなの気にせず2人ともとても元気に育っています。あなたたち、成長が非連続的すぎるのよ。
 >気がつけば長女ちゃんは自転車に1人で乗り、次女ちゃんはキックボードを勢いよく蹴り、お父さんを置いて2人で走っていってしまうようになりました。あなたたちの背中に置いていかれた河原の光景は忘れたくないなぁ。
 >もっといろいろなものごとを残したかったし、伝えたかったし、見たかったし、共有したかったけど、時間は戻るわけではないので、これからの時間をどう使うか考えていこうと思う。でももう少し動画は撮ってもいいかな・・・。
 >うちも笑顔の写真ばかり残ってます。写真によって記憶が強化されるのか、記憶も笑顔ばかりで、8割方泣き叫んでた気がするのにおかしいな?と思っています。

みんなも読んでみてね。岡田さんとあみさんのお二方と少しの期間、少しの機会でしたが一緒に仕事ができたことは、自分にとってとても幸運な出会いでした。
(ずっと追いかけてた好きな文章のライターさんが、転職した会社にいて驚いたというエピソードは岡田さんです)

https://www.shogakukan.co.jp/books/09388875

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