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月が明るく星わずか

八月が終わる。夏が行ってしまう。でも暑さはしばらく残りそうだ。

今月の31日は満月だ。今夜も犬と散歩してる時に綺麗な月を見上げた。今夜は特に眩しくて街の街灯を消したら秋の虫は月明かりに反応して一斉に歌い出しそうだと思った。
月の明るさによって街灯の明るさも調整できたら良いのになんて思いながら歩いた。

東京の武蔵野市は、東京の中でもわりと田舎だがやはり空は狭い。でも土地勘も出来て空が開けている場所は知っているから、そこまで行くと大体天気が良ければ月を見つけられる。月を見つけたら写メして知り合いや親にメールする。たまにインスタのストーリーにもアップする。メッセージは特につけない。ただ今夜も見上げた空に同じ月があるよと言いたいんだと思う。一人で生きていても一人じゃない。君のことを僕は知っているし、僕のことを君が知っている。そして遠くに居ても同じ月を見ている。

忙しくて気持ちに余裕がないと月も見ていないことに気づく。つい最近まで新月だったのに満月だったりして驚く。それを考えたら月を見上げるというのは僕の気持ちのバロメーターかも知れない。

一時期、詩人の萩原朔太郎が好きで「月に吠える」という詩集をなんども読んだ。そして同じタイトルで一曲書いた。

「白い月」「many moons」「朔望」「列車」

僕の今まで書いた月の歌だ。どの歌も好きだ。またこの先も生まれるかも知れない。


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