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さらば背番号1、そして。

お疲れ様です。あっという間に12月…皆様いかがお過ごしでしょうか?
最近ぐっと寒くなった気がします、引き続き体調管理をしなければいけないですね。

さて、先日このような報道がされました。

タイトルにある通りですが、東京ヤクルトが内川聖一選手を獲得しました。退団直後からいろんな報道がありましたが、「あの内川がヤクルトに来るとは…」というのが正直な感想です。1年前はおろか、2~3ヶ月前でも信じていないと思います。というか未だに信じられません。私個人としては、2011年にホークスに入団してからずっと見てきた選手が贔屓球団に入団するということで凄く嬉しいです。

ということで今回は、2020シーズンのホークスに内川選手は本当に必要無かったのか、そして先月1日の試合で若鷹へ送った言葉とは、を中心に書いていきます。

「今年1打席も1軍でチャンスを貰えなかった」果たして1軍では必要無かったのか?

今年のホークスは日本シリーズMVPを受賞した栗原陵矢選手、シーズン50盗塁をマークし盗塁王に輝いた周東佑京選手などなど多くの若い選手の力もあって見事3年ぶりのリーグ優勝&4年連続の日本一を達成しました。
その他の多くの選手の活躍があったため、「内川は2軍で成績を残したけど、昇格出来なくても仕方がない」と思われるかもしれません。しかしながら、内川選手を昇格すべき理由は間違いなくあったと考えます。

上のデータはDELTA社がまとめたポジション別の攻撃力です。(スタメンは置いておいて)代打の攻撃力がパ・リーグでワースト2位と問題と言えます。そして次のデータがこちら。

こちらはaozora(@aozora__nico2)さんがまとめられた、今シーズンの6〜9月途中までの月別代打成績です。
何ということでしょう…本塁打と打点は共に0、安打も僅か5本で打率.114とほぼ自動アウトと言わざるを得ません。
そして最終的に代打安打を放った選手が(全16人中)5人で合計13本、代打率.163…2軍とはいえ、打率3割を超えOPS.820を残した選手を1度も起用しなくていいとは到底思えません。

また、内川選手は昨年ファーストでUZR18.3と非常に高い数値を記録しました。同ポジションで出場の多かった明石選手(UZR6.2)や中村選手(UZR3.2)の守備が良かったことを含めても、1軍にいる必要はあったと考えます。

「ホークス内川」最後の日、若鷹に残したメッセージ

11月1日のウエスタン・リーグ最終戦、1軍昇格の無かった内川選手にとってシーズン最後の試合となった筑後の阪神戦には多くのファンが足を運びました。(実際にはその週の試合の前売券は全て完売でした)
試合前には円陣の中心で声を出し、試合後にはご自身から挨拶がされました。

円陣では実に3分以上もその中心にいました。その際に、「2軍でもプロ野球選手みたいな感覚は味わえますけど、もっともっといいところがある。そこを目指した方が絶対にいい。」と話されました。

1軍だけでなく、日本代表としても活躍したからこそ言える言葉だと思います。このメッセージを受け取った選手たちがこれから活躍していくことを願っています。

最後に

本日12月11日、スワローズと正式契約が決まりした。

内川選手自身、今シーズンを振り返って「内川じゃなきゃいけないという理由がなかったのが一番だと思います。」と語られています。

また、「僕自身がああしろ、こうしろと言うのは相応しくないと思いますので、若い選手が僕に何を聞きたいのか、何を学びたいと思っているのか、しっかり理解したうえで、良いアドバイスが出来ればと思います。」とも。
スワローズには廣岡選手や中山選手、濱田選手と有望な若手の右打者がいます。彼らにとってプラスになることは間違いないですし、これからが非常に楽しみです。

来季は新外国人の加入により、今年と比べて出場しやすくなるとは考え難い状況になります。
しかし、彼が神宮球場のファーストを守ることは勿論、再びHのランプが灯るまで、そして灯ってからもずっと応援していきたいと思います。

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