Spectrasonics製品のまとめ


Spectrasonics社とは


創業者のエリック・パーシングさんは、元々Rolandのシンセのプリセット・パッチ制作を行っていたシンセサイザー奏者兼サウンド・デザイナー。
Spectrasonics社製品の特長は、クオリティの高いシンセプリセットと出音の良さ、そして一度買ってしまえばアップデートが無料という太っ腹なところだと私は勝手に思ってます笑
他社のように頻繁にアップデートがあるわけではないので、今では少し古い音源として語られることが多いですが、愛用している方も多いです。

Spectrasonics製品一覧


Omnisphere

ソフトシンセの音源で、膨大な量のプリセットが特徴。
劇伴や映像関係で使えそうな音が多いです。
曲中に取り込むというよりは、プリセットから想像力を膨らませて曲を作るワークフローじゃないと中々曲に馴染ませるのが難しい音が多いです。
KeyscapeとTrilianを持っているとプリセットが増えます。
Sound Match機能とSound Lock機能がとても便利です。

Keyscape

鍵盤系楽器の総合音源で、オルガンは入っていないので注意が必要です。
素直に出音が良いです。色々な鍵盤楽器の音が入っていますがどれもクオリティが高く、去年はフェルトピアノの音色が追加されているので、今後オルガンなどの音色も追加されていく可能性はあるかもしれません。

Trilian

ベースの総合音源で、アップライトベースからシンセベースまでベースの音を網羅しています。POPS用途だとMODOBASSが対抗馬として挙げられることが多いですが、雑な打ち込みでも良い感じで鳴ってくれるので、私はTrilianの方が好きです。
私はベースを弾くのでスケッチで価格の安いMODO BASSを使っていましたが、ついに先日投げ売りされていたTrilianを買いました笑

Stylus RMX

グルーブ・パーカッション系の音源です。
オケとプリセットのリズムパターンが同期しながら音を選んでいけるのがとても良いです。
プリセットの音は結構古臭いので、ちょっと空間がスカスカに感じるときに後ろの方で控えめに鳴らしておくと良い感じになります笑

近況


昨年、Spectrasonics製品の販売やサポートを行っているメディア・インテグレーションが、Spectrasonics製品のディストリビューション業務を終了しました。
しばらく様子を見ていましたが、後任のディストリビューターが見つからないのかその後何も音沙汰ありません。
そんな中、Spectrasonics製品の現在の価格をたまたま見かけたとき「高くなったなあ!」と驚きました。(私が買ったときよりも1.5倍くらい高くなってるぞ!と。)
多分、次のディストリビューターの卸し条件は円安の影響もあって今と同じか、今よりも高くなるんじゃないかなぁと勝手に思ってます。
市場価格が不安定なので購入を検討している方は、少し様子を見てみても良いかもしれませんね。

あとがき


今回は、何番煎じやねんて感じの中身のない記事になってしまいましたが、結局何を伝えたいかというと国内での取り扱いがなくなる可能性も視野に入れながら動いた方が良いですよってことです。
今のところ国内ではUSBドライバで販売していますが、国内での取り扱いがなくなると本家のダウンロード版のみになってしまいますね。
まぁ別にSpectrasonicsの製品にこだわらなくても、ソフト音源は色々あるので他のメーカーの音源で代用すればいいだけの話ではあります。
ただ、あんまり難しいこと考えたり複雑な操作しなくても良い音が出てくるって点で、私はSpectrasonicsの製品良いなって思いますね。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに!
皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

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