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『SEVEN』終演いたしました。

令和座  第7回公演『SEVEN』ASTRAY version /  BETRAY version
全公演が終演いたしました。
誰一人欠けることなく、千穐楽まで、迎えることができました。

ご来場いただきました皆様、
温かいご声援をくださいました皆様、
気にかけてくださった皆様、
本公演のために尽力してくださったスタッフの方々、
共演者の皆皆さま。
本当に、本当にありがとうございました。

今回、カーテンコールがないという特殊な環境でありましたが、
皆様からの拍手を皆で聞かせていただきまして、感無量でした。


とても、とても幸せな時間でした。

私は人見知りのコミュ障なので、これまでの現場でも共演者の人となかなか話したりすることができず、もっと仲良くなりたかったなぁと思うことも多かったのですが、今回の座組とは稽古序盤からたくさん話して毎日笑ってばかりの日々でした。
一番年齢差のある座組だったのにも関わらず、みんなして休み時間みたいに騒ぎながら稽古して、そのまま千秋楽までいきました。
最初から最後までずっとうるさい。それが私たちでした。(笑)


この一年、どうしても忘れられないことがありました。
丁度一年前の 令和座 第5回公演『バビロンに死す』の公演中止。
自分でも思っていた以上にしんどくて、本当に辛くて。
あの喪失感が忘れられなくて、少し舞台に立つ勇気みたいなものが持てなくて、少しお休みしていました。

それでもいろんな舞台を観る機会がたくさんあって、少しずつ少しずつまた舞台に立ちたいなぁという気持ちが大きくなってきました。
(芝居と離れて半年くらいで芝居の禁断症状が出てきたのものあるんですけど)
もともと去年はたくさん舞台に立たせてもらっていて、生活と芝居の両立の大変さも知ったので、今年一年は大人しくしていようかと思ったりもしていたのですが、我慢できなくなって。
家族にも「(そんなにストレスになるなら)頼むから芝居してくれ」と言われる始末で。
その時に丁度、令和座さんが本公演のオーディションの募集をしていました。

出たい。
でもオファーをいただいているわけでもないし、出してくださいって言うのは烏滸がましいよなと思いまして、オーディションに応募させていただきました。
結果、BETRAY versionの恵役をいただき、実質4回目の令和座さん出演となりました。

初日の開場中。
「開場したということは、開演するんだな」
と至極当たり前のことをツイートするなどしていましたが、本心でした。

開演できることが、もう本当に嬉しくて。
幸せでした。


令和座さんは基本的に当て書きをしてくださるところで。
私が令和座さん4回目の出演になる通り、演出の浅間さんも私という役者と関わるのが4回目なのでそれはそれは私の解像度が上がっていて。
何も役作りしないでいられました。
バレバレすぎて笑いました。
恵の第一声「お前マジそれやめろっつってんだろ何回言ったらわかんだよ」だったんですけど、
『お外でこんな言葉遣いはしないように意識していたはずだったが…?』って思うくらいアレで。
ASTRAYの恵のお上品なことよ。と思いながら、ね。

自由に、楽しくやらせてもらいました。

今回も回を重ねるごとに気づきがあって、毎回新鮮でした。
稽古中も本番も、一回も同じ音は出なかった気がして。
それは小劇場だからこそ、令和座さんだからこそ許されるのかもしれませんが、毎回変わる感情を許してくれるどころか、毎回変わった感情をよこしてくれるみんなが最高だった。

本当にありがとう。


稽古中もずっと「楽しかった」って家に帰って。
本番中も毎日「楽しかった」って家に帰って。
一晩経っても「楽しかった」って思ってます。

全然動かない100分くらいの舞台だったのに毎回脳みそかっすかすになるまで疲れる舞台でした。
楽しかった。本当に。



まだ余韻でぼんやりしてるんですけど、ありがたいことに次回公演の稽古が始まっているので、頭を切り替えて追いつかねばなりません。

◾️次回出演公演◾️
劇団中馬式 第8回公演『オルタナティブ・ブライドブルー』
【日時】2024年2月16日(金) - 20日(火)
【会場】 新宿眼科画廊スペースO
【チケット】3500円

となっております。
こちらのお知らせはまた改めて。


あらためまして本当にありがとうございました。

インスタにて本公演の写真を公開していきます。
ぜひご覧くださいませ。

BETRAY version 恵役 ましろうみ

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