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振り返り*コラクリ舎東京グループ展@池之端画廊

こんにちは、ましろ ようです。
今回はコラクリ舎で募ったメンバーたちで行った東京グループ展の振り返り記事となります。
展示は2024年4月1日~7日までの1週間で、無事に終了いたしました!
ご参加くださったクリエイターの皆様・ご来廊頂きました皆様、本当にありがとうございました!

運営側として動いた自分用の備忘録もかねて、グループ展の運営についてや大変だったことなどをシェアします。

そもそもどんな展示だったの?

今回はコラクリ舎の【オトナの文化祭】企画の一環として、希望するメンバーを集めてグループ展示を行いました。
場所は東京都台東区の池之端画廊
上野公園も徒歩圏内で、美術館巡りをする方や芸大生や観光客も訪れます。
普段は日本画や洋画などの展示が多く、今回のようにイラストや小物の展示販売は珍しくなっています。

ちなみにコラクリ舎の展示としてはこれが最後となりました。
私はコラクリ舎の副舎長という立場で運営に携わらせて頂きましたが、
2022年から約2年間、コラクリ舎の活動を通して色々なクリエイターさんたちとコラボ作品を生み出せてとても楽しかったですし、色々勉強になりました。(HPは2024年11月にドメインの都合上閉じてしまいます。)
コラクリ舎とは?という部分をHPから引用して掲載しておきます。

ABOUT コラボレーション×クリエーション
「コラクリ舎」で創作される作品は2名以上のクリエイター様による新しいコラボレーション作品です。
2022年の11月に総勢24名で参加した企画展「12のおへやの12のおはなし」では、普段個人活動をされているクリエイターさんが二人一組で作品を制作しました。この経験を通して個人では出来ないこともコラボで可能になる作品があることに気づいたり、また自分にとっても新しい発見や次の創作活動に繋がるモチベーションにもなりました。
コラクリ(コラボレーション×クリエーション)体験が、様々な分野のクリエイターさんご参加によって皆さんそれぞれより素敵な作品を生み出すきっかけになれば、と考えています。(2022.12月 DEDECO)

コラクリ舎HPより

参加メンバーは11名。私はイラスト原画やぬいぐるみを展示販売いたしましたが、立体物や写真、動画など様々な作品が並び、個性あふれる賑やかな展示になりました。
最初はどうなるかと思いましたが、きれいに展示ができて本当にほっとしました。無事に終わってよかった…!

展示の様子

グループ展の準備はどうだった?

先に言っておきたいのは、私たち運営側だけの頑張りではグループ展の成功はなかったなということです。
参加メンバーの意識の高さ、優しさに救われた場面が本当に多く、感謝してばかりでした。本当にありがとうございました。

さて、今回は副舎長の私と舎長DEDECOさん、サポート役ラテちゃんの主に3人での運営をしました。
ただDEDECOさんは関西在住なこともあり、私がメインで運営をお任せいただいたので、今回はメンバー決定からグループ展終了までの私の動きをご紹介いたします。

2023年11月ごろ:グループ展概要の決定・作品募集要項作成

話したこと

  • 会期の確認

  • 開催地の池之端画廊の展示イメージ共有(平面以外のものの展示について等)

  • 1人あたりの展示範囲確認

  • 出展作品リストの提出時期など決定

  • 参加者の持ち物確認(作品・タイトル・名刺など)

  • 搬入・搬出について(搬入に来られない人への対応も)

  • 作品の販売について(販売手数料について・現金のみの対応のことも共有)

  • 在廊シフトに関して

  • 作家交流会について

反省点

*出展作品リストの提出時期
展示の2ヶ月前にしました。
早めに集めることで、作品のサイズ確認や展示場所決定などに役立てたいと思っていましたが、まだ作品が完成していない・出す作品が決まっていないクリエイターにとっては大変だったかもしれないなあとも思っていました。
実際展示の1ヶ月~1週間前くらいまで、作品リスト変更受付をしたところ5,6人くらいの方が変更希望のご連絡を送ってくださりました。

*作品の販売について
現金のみの取り扱いとしましたが、おつりの問題をもっと考えておくべきだったなあと後から反省しました。
今回は奇跡的に10円単位で値付けをする方はいらっしゃいませんでしたが、
50円単位以下だとだいぶおつりとして用意すべき硬貨の種類が増えてしまって大変です。今回はシフト制ということもあり、メンバーがお金のやり取りをすると考えると特に…。
作品リスト提出時に「価格は100円単位でつけるように」という文言があれば安心かも、と思いました。

2024年3月上旬:グループ展詳細・在廊についての注意点PDFの作成・共有

下記が私が実際に作成・共有したPDFです。
グループ展の主催・運営をする際など、一例として参考にして頂ければ幸いです。

PDF作成の際に頂いてありがたかったアドバイス

  • 画廊の備品使用について→売れた時の赤丸シール・梱包材はどうする?

  • 領収書の発行について→領収書はどこから出す?画廊?作家?

  • おつり金の管理について→誰が管理する?

  • 在廊について→休憩は取れる?お手洗いは?喫煙スペースはある?お昼はどうすればいい?近くにコンビニある?

画廊近くのお昼・おやつ情報をちらっと掲載したら実際にお店に行ってくださった方がいて、PDFもお褒めいただけたので本当によかったです。
今までの経験上、こういった案内作成の際には他者の目線があった方が圧倒的に良いものになると思います。

2024年3月31日:グループ展搬入

無事に搬入メンバーが揃い各々展示を開始したのですが…実際に動いてみるとクリエイターさんからの質問がでるでる…!笑

実際出た主な質問は…

  • 展示範囲どこだっけ…?→壁に境界線などなかったので計測が必要でした…メジャー持ってきて測ってくだった方々に感謝…。

  • 展示用ワイヤーの追加はありますか?→画廊さんに先にご用意いただいておくべきでした…無事足りたのでよかったですが…。

  • 平面以外のものを展示したいけど机や棚は…?→棚を壁にねじ止めする必要がありました。電動ねじ回し?を持ってきてくださった方がいて、すごく助かりました…。

  • この展示、ここじゃなくてこっちの方がいいんじゃない?→展示してみて分かった場所問題…。正直自分の展示も全然終わってないし、郵送の方の作品もまだだしでかなりバタバタなときに言われてしまい、一瞬固まってしまいました…。結果展示場所変更してよかったですが、こういうことも起こると前もって想定しておくことが大切ですね。

上記のような質問などを一人で受けていたのですが、メンバーから見て頼りない運営だな…と思われたかもしれません。
もう少し心の余裕をもってどっしり構えていられたらかっこよかったのになあ…と今になっては思うのですが、人に指示を出したり自分の意見を伝えたりということが苦手な私にとっては少し成長したかも、とも思える瞬間もあったので、伸びしろということで…。

2024年4月1日~7日:グループ展会期中

2人1組で在廊当番をお願いしました。
初めてお会いするクリエイターさんが多く、私が男女勘違いしていたりして実はちょっと混乱していました笑

こちらで用意しておいたもの
・おつり箱
・売り上げ管理表
・郵送表
・作品一覧表
・PDFのコピー
・ネームタグ(自分の名刺を入れて首から下げてもらい、スタッフだと分かりやすくするため)

始まってしまえば割とあっという間で会期中大きな問題などもなく、心配だった作品販売もお任せすることができました。
反省点としてはもう少しSNSなどで告知・展示の案内をすべきだったな…ということでしょうか…。
とはいえあんまり多いとうるさいと思われるかも…という懸念もあり、難しい塩梅だなあ…と思いました。

あと、今回のグループ展ではDMがなく、代わりに桜の季節ということもあって桜型のコースターを急遽作ったのですが、結果結構余りました(笑)
ですが来てくださった方にお渡しするものがないのもなと思っていたので、話のきっかけにもなり、作ってよかったです。
((余裕があればみなさんの作品の缶バッジをランダムで配るとかでもよかったな(もし次グループ展の運営をすることになったら検討したいな)と思いました。

プリントパックで発注しました!

2024年4月7日:搬出日

搬入に比べるとあっという間に終わりました。
搬入時よりもみなさんが打ち解けていたというのもおそらくあって、早く終わった方が他の方のお片付けを手伝う場面も多く、ちょっとほっこり…。

振り返り・まとめ

そんなこんなでなんとか無事にグループ展ができたのですが、大事だなと再認識したのは下記のような点です。

  • 運営が複数いる場合はこまめに報連相をすること

  • 口頭で話したことなどは文字化しておくこと(文字で共有が基本)

  • 一人で作った資料などは必ず他の人(運営以外でも)に見てもらうこと

  • もしもの時の対応を予め考えて置くこと

  • 想定していないことが起きても、よほどのことがない限りは大丈夫だと思っておくこと

  • 当日の流れをイメージする際、なるべくそれに近い状態を再現すること

あとは運営としてカッチリしすぎずに少し遊び心を入れると、自分も周りもやわらかい雰囲気でいられるかなあと思いました。

先にも書きましたが、今回は参加メンバーの方々が親切な方ばかりでかなり助けられました。このメンバーで展示できて良かったです。
展示を見に来てくださった方々も優しいお言葉をたくさんかけていただき、励みになりました。ありがとうございました。

長くなりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。
なにかのお役に立てれば幸いです。
今日もほっこりいい日になりますように。