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昨年の旅行先⑪

お伊勢参りが終わった後、おととしと同じく鳥羽からフェリーで伊良湖へ向かい、バスで豊鉄田原駅、豊鉄線で豊橋、東海道線で浜松まで向かう事にした。

本当は名古屋に行きたかったのだが、あいにく目ぼしい廉価料金のホテルが見つからず、桑名とか四日市、刈谷、豊田辺りまで探してもなかなかマッチしないため、前回の工程で二度と来ないだろうなあ、という航路を再度使う事にした。

伊勢湾の東西で言葉がまるっきり変わる

そう。伊勢湾の西の三重言葉は関西のイントネーション。聞いている限り、奈良辺りとそんなに変わらないような気がする。同じ三重でも、桑名より名古屋よりは名古屋言葉と聞いた事があったが。

伊勢湾の東にある愛知渥美半島は三河地方であり、言葉のイントネーションは関東よりになる。ただし、地元の年配者の言葉に奥三河弁らしき話し手もいらっしゃるようで、このルートを通る際はイントネーションの違いを楽しみにしても良いかも知れない。

伊勢神宮の最寄り駅にもなる伊勢市駅に戻り、今回も近鉄線で鳥羽まで向かう。(本来は時間があれば、滝原宮に行こうかと思ったが、鳥羽からのフェリーとバス間隔が微妙だったので、今回も断念)

鳥羽駅に着き、鳥羽フェリー待合所まで10分位歩くのだが、連日の歩行で足裏のマメがエグイ事になっており、歩いて移動するにも大変だった。

フェリー待合所近くに有名な鳥羽水族館があるが、これも時間と体力の都合上見送りになり、例の如く待合所にある切符売りのお姉さんから切符を購入。

フェリー代と伊良湖岬からのバスのセットで2000円弱なので、一応お得感があるが、それしかないのも事実。これで行けるかな。

フェリーは意外に使えると思う

鳥羽港からフェリー出航。旅客室にはテレビもあるが、次第に電波も届かなくなり映らなくなる。スマホの電波は一応入る感じだが、微妙だった。そういうときに限って、チャットに仕事関係のが入る。なんとか処理して、その後は窓越しに海をぼーっと見ていた。

友人無人の島が点在し、嘗ての海賊根拠地だった事もうなづける。

約1時間程度で伊良湖岬の艀に接岸の運び。

伊良湖岬周辺にはリゾートホテルや国民宿舎等があり、一見観光地っぽいのだが、あまり人の流れを感じない。もうここは愛知県田原市になるのだが、市の中心から20km程度離れているので、地元でなんやら潤う所でもなさそうだ。

浜松まで行くので、ここでバスに乗り込み豊橋まで行こうかと思ったが、前回豊橋駅周辺の渋滞につかまった経験から、まずは田原市駅まではバスで行く事にした。

地元の人以外は私のみといった感じで、路線バスは地元の方の乗り降りを繰り返しながら1時間強で田原市駅に着いた。

ここから豊橋鉄道田原線で豊橋までの各停電車になる。距離はそれほどもないはずだが、駅が多いので意外に時間が係る。おまけに通学電車でもあるので、途中で高校大学からの通学帰りにあたり、非常に混雑してきた。

こういうときに耳を澄ましてみると、学生の言葉は標準語なのに驚く。感覚的に三河弁を繰り出してくると思っていたが、意外。

以前、仙台に行った際も、地元の方の言葉は標準語になっており、都市部はそうなっていくのか、と思った事を想い出した。ただ、仙台郊外の石巻や女川は所謂宮城弁全開だったので、幹線沿いに言葉が伝わって変わっていくのか、と思ったりした。

そんなこんなで、豊橋駅に着き、東海道線で浜松を目指す。

この時点でホテルがまだ見つかっていなかったのだが、浜松のアパホテルが空いていたので、予約をこの時点で取った。

夕暮れから夜にかかる時間に浜松着。ここのアパホテルは中古のホテルを買い取った感じの内装で、最低限のものがあるという感じ。まあ、安かったからよしとしようと。

そんなこんなで、翌日浜松から静岡までは東海道線、静岡で高速バスを使い新宿まで移動し、今回の旅がコンプリート。やはり新幹線は高いし、急ぎの移動でない旅であれば、ゆっくりとした旅にしたいね。

なので、今回は良い旅でした。