見出し画像

次世代の通訳者がやるべきこと

こんにちは、日伊通訳マッシ(@massi3112

企業から見ると、通訳者は言語以外にメリットはない。
今後は通訳者が増え続ける中で、外国語が話せるというのは、もはやビジネスをする上で特別な事ではない。

通訳者は、言語以外の商品価値を自らに見出さなければいけない。

企業は何に価値を感じるか。売買がスムーズにいき企業同士のパイプが太くなる事である。
海外の企業は日本のビジネスマナー、会社の仕組み、やり取りがわからない。言語をベースにしてその上で、日本の企業にとって当たり前なことを教えることが成功への秘訣だ。

企業は時々、通訳者の価値がわからない。形がないサービスなので、お金を出しにくい。企業の狙いは、商品が売れ成功すること。言語より、ビジネス的な部分しか見ていないのだ。
通訳者は正社員でもあり、コンサルタントでもあり、信頼できる存在でもあり、時々は日本側の営業者としての形も持つべきだ。今書いたことができるのは、通訳者だけなのだ。通訳を介する事で、物が売れる可能性が高くなる。物を売るには通訳者が必要。このバルブを太くすることは、いい通訳者になるための一つの手段だ。

今日やった通訳は将来の会社の成功のため。企業との付き合い方も、いただいた仕事1回きりとして考えるのではなく、長い関係が続くように考えるべきだ。最初で最後ではなく、スタートとして考えれば、気持ちは楽になる。
営業のことも商品のことも力を入れれば、会社の利益になると感じてもらえる。その信頼感を勝ち取れば、リピートをいただく事ができる。繋がりが強くなる。

いい通訳者になることを目的とするのではなく、社会に必要な存在になることを目的にして、そのためのよりたくさんの手段を考えておくべきなのだ。

Massi

みなさんからいただいたサポートを、次の出版に向けてより役に立つエッセイを書くために活かしたいと思います。読んでいただくだけで大きな力になるので、いつも感謝しています。