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【解決済】オーストラリアで高額二重請求被害に遭った話とその対処法

2023年9月にオーストラリアに旅行に行きました🇦🇺
本当は大学の卒業旅行で行きたかったけど当時はお金が無くて行けず、卒業後は仕事の休みの関係やコロナ等で行く機会を無くしており、2023年の夏に仕事を辞めるタイミングでようやく行くことができました😆

オーストラリアのシンボルとも言える
シドニーのオペラハウス
ハーバーブリッジ
鋼製のアーチ橋で、鉄道・車道・自転車道路・
歩行者道路を持ち、オーストラリアの最大都市
であるシドニーの交通を支えている重要な橋。
高さは頂上から水面まで134メートル、
全長は1149メートル、幅は49メートルある。
世界遺産のブルーマウンテンズ
エコーポイントから眺めたユーカリの森、
スリーシスターズ(三姉妹)と呼ばれる奇岩など
自然の雄大さを味わえました!

オーストラリアではコアラ🐨やカンガルー🦘、タスマニアデビル👿などオーストラリアの固有種の動物たちを見たり、世界遺産のブルーマウンテンズを訪れてユーカリのマイナスイオンに癒やされたり、オペラハウスでミス・サイゴンを鑑賞したりなどオーストラリアでしかできないことをたくさん体験してとても楽しかったです🥰
タスマニアデビルは日本で見る機会がほとんど無いから、貴重なものでした。生で見た時はデビルと言う名前に似合わず犬とタヌキを合わせたような見た目でとても可愛かったな😍

デビルという名前が似合わないくらい
かわいいタスマニアデビル
小型犬と同じくらいの大きさだった
コアラ🐨
抱っこや触れることはできないけど
近くで見ることはできる

さて、前置きはこれくらいにして本題に入ります。
帰国する前日に、某有名観光地で人気アクティビティを体験したのですが、そこで初めてクレジットカードの二重請求の被害に遭ってしまいました😱
初めての出来事でパニックになりましたが、金額が約40,000円と高額だったので返金されるためにあらゆる方法を行い返金手続きをしました。
楽しかった思い出とは裏腹に、トラウマレベルで心臓に悪い出来事を体験し、被害に遭った経緯から解決方法・学んだことをnoteに詳しく書いていこうと思います。
※このnoteの内容は“ 事実 ” であり、某有名観光地への誹謗中傷ではありません。


二重請求された経緯

某有名観光地で体験できる珍しいアクティビティをオーストラリア滞在中に知り、その観光地で体験費をクレジットカードで支払いました。
私は元々オーストラリア旅行の計画にその某有名観光地でのアクティビティは入れておらず(個人旅行の一人旅でした)、旅行最終日の2日前にアクティビティのことを知り、思い立って予約しました。体験費が約4万円と高額だったので最初は参加を迷っていたのですが、航空券も宿代も食事代も安値のものにしたし、節約した分のお金をここでしか体験できない珍しいものに使うべきでは!?やらない後悔は一生残るぞ!と自分に言い聞かせて参加を決めました。思い立ったら即行動ということで、某有名観光地の事務所に行き事務所のカウンターで体験の予約とアクティビティ代の支払いをしました。体験料はクレジットカードのみの支払いで、レジのスタッフのお姉さんにクレジットカードを渡し、カードを読み取ってもらいました。
一度、スタッフさんがカードを機械に通したらエラーになってしまったため、再度読み取ってもらい支払いが完了しました。思い返せば、これが全ての始まりでした………。

日本に帰国後、毎月行っているようにクレジットカードの明細を確認してみると、

同じ日に同じ値段で二重に請求されていました。

「………あれ!? 同じ日付で支払いが二重に請求されている!?」と気づきパニックに😨
今思い返せばスタッフさんが一回目に機械に通したときにエラーになったものの、実は一回目の支払い時にちゃんと決済されていたのだと思います。つまりダブルで支払いがカウントされていたということです………🤦‍♀


返金されるために取り組んだこと

①カード会社に連絡する

まず最初に、クレジットカード会社のお問い合わせセンターに連絡をし、二重請求の確認をしてもらいました。二重請求は確かにされていて、原因はカード会社ではなく事務所側のミスだと判明しました。事務所のミスだけどカード会社が対応してくれると思いきや、オペレーターから「これはお店側のミスだから、お客様の方でお店に直接連絡して二重請求をキャンセルしてもらってください」と言われてしまい、自分で対応することに……。
オペレーターは新人っぽかったので、もしかしたらマニュアルでの対応はそうなっているのかと思いましたが、それにしても私のせいじゃないし大金が絡むことだからもっと親身になってくれてもいいじゃん………。って思ってしまいました😥


②観光地の事務所に連絡する

幸いなことに、今回は有名観光地の事務所だったので公式ホームページがありました。そこのお問い合わせフォームとホームページに掲載されたメールアドレスに『クレジットカードで二重請求されたので返金してほしい。』という内容の文章を書いて送りました。

最初のメールに送った文章。

以下は↑の和訳です。
『責任者の方へ
私の名前は◯◯です。日本人です。
9月24日(日)午前11:55〜にアクティビティを体験してきました。
参加費402.940オーストラリアドルを9月23日(土)に事務所にてクレジットカードで支払いました。
今日、クレジットカードの明細を確認しました。
しかし、クレジットカードの明細によると、9月23日に支払った参加費が二重請求されているようです。
1つキャンセルしてクレジットカード会社に連絡していただけますか?
二重請求で困っています。
ご返信をお待ちしております。』

メールには、氏名・メールアドレス・予約番号・支払った日時・アクティビティを体験した日にち・カード番号・レシートの写真・クレジットカードの二重請求が記載された明細書の写真・参加証明書の写真を載せました。
しかし、日本語でのメール文を考えて書くのも疲れるのに、慣れない英語の文章を考えて書くのは時間がかかり、とても疲れました。
ちなみに、稀に悪意でわざと二重請求したパターンも海外ではあるらしいです。。今回は有名観光地の事務所側の不注意でしたが(有名観光地が詐欺まがいなことをしたら信用無くして不利なので、事務所側の不注意だと思いました)、個人経営のレストランやお土産屋などは注意が必要です。海外でカード払いした時は必ずレシートをもらうようにしましょう。

レシート兼チケット
予約番号、氏名、購入した枚数(氏名の横の×1)、
体験日時、支払い日時、購入金額が記載されている


③SNSアカウントにDMを送る

メールを送ってから返事が3日経っても来なかったので、メールを読んでいない(気づいていない)可能性があると思い、某有名観光地の公式インスタアカウントにDM(ダイレクトメッセージ)を送りました。DMにメールで送った内容と同じ文章とレシートの写真、二重請求の明細の写真を送りました。その際に「◯月◯日に二重請求キャンセル依頼についてのメールを送ったので確認してほしい」と伝えました。

インスタのDMに送った文章
レシートと利用明細の写真も送りました。

インスタのDMはすぐに既読が付きましたが、返事は来ませんでした。既読スルーでしたが、読んでくれただけでも安心感が半端なかったです(笑)しかし、「確認するので少々お時間ください」などの何らかのリアクションはほしいなと思いました😂
ちなみに返事が遅いからという理由で何回もメールを送るなど連絡頻度が多いとしつこいと思われてスタッフをイラつかせてしまい逆効果です。毎日メールを送るなど頻繁に連絡するのは避けましょう。
欧米はどこも返信が一週間以上かかるのが一般的なので、オーストラリアもこんなもんだと思うようにしてました(笑)日本人の感覚とは全く異なるので日本で生活している時と同じ感覚で返事を待たない方が良いです😂


④返事が来ないため、もう一度事務所に連絡する

最初のお問い合わせをしてから約一週間経っても事務所からメールの返事は来ませんでした。
もしかしたら忘れている可能性もあると思ったので、もう一度メールを送りました。

最初に送ったメールは見ましたか?という
確認のため2回目のメールを送りました。

以下は↑の和訳です。
『責任者の方へ
こんにちは。私の名前は◯◯です。
9月28日、29日に「二重請求」について貴社のメールアドレスおよびHPのお問い合わせフォームにメールを送信させていただきました。 
私がお送りしたメールをご覧いただき、「二重請求」についてご確認いただけましたでしょうか。
 9月23日15時58分に事務所にて「参加費1名分」402.94オーストラリアドルをクレジットカードで支払いました。 
しかし、私はスタッフの間違いで 402.94 オーストラリアドルを 2 回支払ってしまいました。
それは「二重請求」です。 
クレジットカードの明細で問題を発見しました。 
 私のクレジットカードの請求締め日は10月12日です。 そのため、10月12日までに二重請求の 1 つをキャンセルしていただけますか?
 某有名観光地での楽しい思い出を残念な気持ちで終わらせたくないです。 すぐに1つをキャンセルしてください。 私はあなたの返事を楽しみにしています。
 9月24日11時55分にアクティビティを体験しました。 私の予約番号は ※※※です。』

メールを送る時は、
楽しい思い出を残念な気持ちで終わらせたくないです。』などアクティビティが楽しかったことを伝えつつ相手を不快にさせない心に残りやすい印象のクッション言葉を添えるのがポイント!

2回目のメールが効果があったのか、次の日に事務所から返事が来ました!

事務所から連絡が来ました!

以下は↑の和訳です。
『こんにちは、◯◯さん メールありがとう。
弊社のシステム内でお客様のご予約が参照番号 ※※※で見つかりました。この予約では、エフトポスカードを使用した取引が失敗し、その後 Visa カード (**** で終わるカード) による $402.94 AUD の取引が発生しました。
提供された最初の添付ファイル(カード利用明細書の写真)からは、1 つの取引が実行され、クレジットカードに請求されたことがわかります。上記の金額($402.94 AUD)と一致します。
2 番目の添付ファイル(レシートの写真)は、アクティビティを予約してチェックインした後に受け取った ◯◯◯チケットの写真です。
カード明細にアクティビティの 2 回の支払いが記載されている場合は、両方の取引が記載されている銀行明細を送信していただけますか。 さらにご質問がございましたら、お気軽にこのメールにご返信ください。
敬具、 ◯◯』

内容は、「エフトポスカード(オーストラリアのキャッシュカードに付いている機能。デビットカードみたいに自分の銀行口座からキャッシュカードを使って直接・即座に代金を支払える仕組み)による取引の不具合が原因です。証拠として銀行取引明細書をメールで送ってください」というものでした。
なんだ、返金手続きしますじゃないのかよ……。と思いつつ、返事が来たのは返金手続きの大きな一歩だと思いました。

 まだ今月分の銀行明細書は確定してなく、引き落としができない状況のため、銀行取引明細書は用意できませんでした。それを事務所に伝えたら、「こちらではこれ以上対応できないため、クレジットカードに連絡して対応してもらってください」と返事が来ただけでした………。

⑤カード会社に2回目の連絡をする

再度、カード会社に連絡したら、前回とは違うオペレーターが対応してくれました。2回目のオペレーターは親切な方で、親身になって対応してくれました。「お客様のご申告に基づき、利用先に返金を求める異議申し立ての手続きを行うので、メールでお送りする異議申立書類に記入し「利用先と解決を試みたことを証明する書類」を同封して郵送をお願いします。と言われました。

オペレーターがメールで送ってくれた異議申立書に詳細を記入し、「利用先と解決を試みたことを証明する書類」として今までのやり取りの証拠品(二重請求が発覚した明細書・レシート・メールのやり取り文全て・インスタのDM・参加証明書)を全て印刷して送付し、カード会社に郵送しました。
最初からこのオペレーターが対応してくれたら時間を使って自分で英語でやり取りしたり手間をかけることなくスムーズにいったのに……と思ってしまいました。

返金の申請をして約3ヶ月後に、入金されていました!

異議申請の書類を郵送してから約3ヶ後、無事に返金されました!!!!!
金額が金額だったので、返金されて本当に良かったです✨
返金されるまでが本当に長かった………!


解決するために他に試そうとしたこと

・海外旅行保険会社に連絡する

カード会社と事務所に連絡してもダメなら加入していた保険会社に連絡するのが最も効果があると思いました。海外旅行保険に加入していれば、帰国後のケガや体調不良は補償の範囲になるため(発症から180日以内の場合)、カードトラブルも海外旅行先での支払いなら保険が効くはずです。
せっかく数千円の保険料を払って行った海外なので帰国後も活用して良いと思います。

・消費者センターに相談する

国外のトラブルにも対応してくれるか不明ですが、もし解決の見通しが無さそうなら相談しようと検討していました。

・国際電話をかける

英語で抗議できるほどの語学力が無いですし、通話料が高すぎるので最終手段で使おうと考えていました。時差がある国だと難しいかもしれません。

・エアメールで手紙を送る

ドイツに長期滞在していた友達から教えてもらった方法です。ドイツでは証拠を残すため文章にして送るのが主流みたいです。オーストラリアでも効果があると思い、ダメ元で送ってみようと思っていました。もし送る場合は、レシートはコピーしたものにして原本は手元に残しておきましょう。

・現地在住の家族や友人に直接店に行ってもらい、対応してもらえるようお願いする

もし家族や親しい友人がトラブルに遭った店の近くに住んでいれば直接現地に行って店側と交渉してもらうよう依頼することもできると思います。しかし、私は気軽に自分の代わりに対応を頼めるような親しい友人も家族も現地にいないですし、いたとしても現地語が話せない人なら難しいので無理だと思いました。相手の貴重な時間を使ってしまうので、自分で上記の解決策全てを試したけど全て効果が無かった時だけ依頼するようにした方が良いです。


今回の件で学んだこと

今回の件で改めて以下のことが大事だと学びました。
・クレジットカードを使用したら、こまめに利用明細を確認する(最低でも月一で確認する)
・海外では高額な買い物をする時はなるべくクレジットカードを使用しない
・レシートは引き落とし日まで捨てずに大切に保管しておく


クレジットカード明細の見直しは定期的にするのが大切です!
今回、私は早い段階で二重請求を見つけ、レシートやメールのやり取り文などの証拠品を残しておいたのが解決に繋がったと思います。
もし、クレジットカードの明細を確認せずそのまま見逃して引き落としされていたらと思うと……ゾッとします😱

クレジットカードの二重請求トラブルはもう二度と経験したくありませんが、今回経験して対処の仕方とか英語のメールの送り方とかいろいろ学べたから、それは良かったかなと思っています。
返金されなかったら某有名観光地の口コミに二重請求された愚痴を書きまくろうと思っていました笑

トラブルに巻き込まれ嫌な思いをしましたが、それでも参加したアクティビティはオーストラリアでしかできない貴重なものでしたし体験して本当に良かったと思います。
アクティビティは一生の想い出になりましたし、二重請求の被害も(無事に返金されたので)面白い話のネタになりました!

この私の体験談が、同じトラブルに遭った人の役に立つようにと書かせていただきました!

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