先日、北陸方面へ乗り鉄旅に出かけました。

１泊2日の旅で、1日目は宇都宮から富山までひたすら普通列車を乗り継いで、富山まで向かい、富山に宿泊。

今回、北陸へ向かったのは、とある特急列車に乗りたかったからです。

その列車とは、金沢と大阪を結んでいる特急列車、「サンダーバード」です。

2日目はそのサンダーバードに金沢から乗り、新大阪まで向かいました。

私はこのサンダーバードに今年（2023）中には乗っておきたいと思っていました。

理由は、来年春に運行区間が短縮されてしまうからです。

現在は金沢⇔大阪で運行されていますが、来年春に北陸新幹線が敦賀まで延伸されると、サンダーバードの運行区間が敦賀⇔大阪に短縮されてしまうのです。

そんなわけで、今年のうちに乗っておこう！と思ったわけです。

金沢〜敦賀間では、すでに新幹線の線路がサンダーバードが駆け抜けている北陸本線とほぼ並走するような形で完成しており、開業が近いことを実感しました。

金沢〜敦賀でサンダーバードが停車するほとんどの駅に新幹線も停車することになっており、在来線のホームとほぼ同じ高さのところに新幹線のホームが作られている駅が多かったです。

ただ、新幹線の新たな終着駅となる敦賀駅の新幹線ホームは、在来線ホームから見上げないと見えないくらいの高さのところに作られていて、既存の在来線ホームとは別で、新幹線ホームの真下に在来線の新たなホームも作られていました。
これは、新幹線開業後、敦賀⇔大阪結ぶ「サンダーバード」や敦賀⇔名古屋を結ぶ「しらさぎ」といった特急列車が停車するホームになる予定らしく、新幹線ホームからエスカレーターなどで下りるだけでスムーズに乗り換えられるようになるのだと思われます。

サンダーバードは、金沢〜大阪まで、北陸本線、湖西線、東海道本線を走行して結んでいるのですが、全区間にわたって特急列車らしい豪快な走りを見せてくれます。

特に、敦賀を出発後、近江塩津駅付近で北陸本線と分岐して琵琶湖の西側を走る湖西線に入ってからの走りがとても豪快でした。

また、車窓から琵琶湖の景色も楽しむことができました！

北陸のエースとも呼ばれているサンダーバードですが、運行区間が短くなることで、北陸の地を走る距離よりも関西を走る距離の方が長くなってしまいます。

新幹線が敦賀まで延伸されることで東京から福井県へのアクセスが便利になり、嬉しい反面、北陸の地で活躍している特急列車の活躍の場が少なくなってしまうのは、鉄道ファンとしてとても寂しいです。

なんとか、今年のうちに乗っておくことができてよかったです。

ちなみに、特急しらさぎには、今年の冬に乗って来ました。

何年後になるかは現時点では分かりませんが、北陸新幹線は最終的に新大阪まで繋がる計画となっています。

そうなったら、サンダーバードやしらさぎは完全に姿を消してしまうでしょうね。

みなさんもぜひ、今年のうちにサンダーバードやしらさぎを乗り通してみてください。