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「目指せ鉄印マスター!」 7個目 阿武隈急行

三セク鉄道会社の「鉄印」を集めながら日本全国を巡る「鉄印集め乗り鉄旅」


今回は東北、福島県〜宮城県を走る「阿武隈急行線」の鉄印をゲットしに行ってきました。


阿武隈急行線ってどんな路線?

そもそも、「阿武隈急行線」とはどんな路線なのか?

「阿武隈急行線」は、東北新幹線、山形新幹線、東北本線、奥羽本線が集まるターミナル駅「福島駅」と東北本線の途中駅である宮城県の「槻木駅」を結んでいる路線で、東北本線の東側を阿武隈川に沿うように走っています。

東北本線のバイパス路線として建設された路線で、槻木〜丸森の区間が1962年に「国鉄丸森線」として開業しました。
しかし、東北本線本体の複線化や電化などが進んだ結果、バイパス路線としての役割が失われてしまったほか、利用者も少なく、大きな赤字を抱え、廃線の対象となってしまいました。
また、残る丸森〜福島間の建設は中断されることとなってしまいます。
そんな中、福島県と宮城県、沿線自治体が第三セクター路線として丸森線を引き継ぐことを決意。
そして、1986年、第三セクター路線として「阿武隈急行線」が誕生。
建設が中断されていた丸森〜福島間も、線路自体は福島駅まであとちょっとのところまではすでに完成していたため、阿武隈急行により建設が再開され、1988年に完成し、今の形となりました。

宇都宮→福島(東北本線を乗り継いで北上)

では、いよいよ旅に出発です!

旅のスタートはいつも通り、宇都宮駅

宇都宮駅

阿武隈急行線の始発駅、福島を目指します。

宇都宮〜福島は新幹線なら約1時間で行けてしまいますが、今回はのんびり、東北本線を乗り継ぎ、約3時間半かけて向かいました。

6時57分発、宇都宮線(東北本線)黒磯行きに乗車

黒磯行き

7時49分、黒磯に到着

新白河行きの列車に乗り換えます。

7時54分発、新白河行きに乗車

黒磯駅付近に電化方式が直流↔︎交流で切り替わるデッドセクションがあるため、黒磯〜新白河間では交流直流どちらにも対応でき、主に常磐線で活躍しているE531系が活躍しています。

新白河行き

8時18分、新白河に到着

郡山行きに乗り換えます。

8時42分発、郡山行きに乗車

郡山行き

9時23分、郡山に到着
いよいよラスト、福島行きに乗り換えます。

9時46分発福島行きに乗車

福島行き

10時32分、福島に到着!
いや〜長かった 😅

いよいよ今回の主役、阿武隈急行線に乗ります!

JRとは改札が別になっているので、いったんJRの改札を出ます。

阿武隈急行線と東北本線で仙台へ

JRの改札を出て左へ曲がり、約1分歩いていくと阿武隈急行の乗り場が見えてきます。

阿武隈急行の乗り場は福島駅と飯坂温泉を結んでいる「福島交通飯坂線」と一緒になっています。

阿武隈急行線、飯坂線乗り場

券売機で切符を買います。
今回は終点の槻木駅まで乗り通し、槻木からは再び東北本線に乗り換え、仙台へ向かいます。

阿武隈急行券売機

阿武隈急行は槻木駅が終点ですが、槻木駅でJRに乗り換えて仙台まで向かう人が多いのか、券売機でJR直通の切符を買うことができます。
私もJRへの直通切符を購入しました。

阿武隈急行→JR乗り継ぎ切符

ちなみに、福島〜仙台をJR東北本線だけで乗り通す場合と今回の私のように阿武隈急行とJR東北本線を乗り継いで行く場合の運賃と所要時間はそれぞれ以下の通りです。

JR東北本線だけ:1,340円 約1時間30分
阿武隈急行+JR東北本線:1,400円 約2時間

そして、忘れてはいけないのが鉄印!
阿武隈急行の鉄印は福島駅の窓口で乗車券を提示することで購入できます。

阿武隈急行窓口
阿武隈急行鉄印

無事、切符と鉄印をゲットし、いざ乗り場へ!
ホームの左側から阿武隈急行線、右側から福島交通飯坂線が発着しています。
今度の機会に飯坂線に乗って飯坂温泉に行ってみようと思います。

阿武隈急行、飯坂線ホーム

駅名標にはポケモンのラッキーとラプラスが描かれています。
ポケモン好きでもある私にはめちゃ嬉しい☺️

いざ!乗車
車内はボックスシートになっています。

阿武隈急行

10時49分、福島を発車!
しばらくは住宅街の中を駆け抜けて行きます。

福島から約40分、「やながわ希望の森公園前」を過ぎたあたりから車窓に阿武隈川が見えるようになり、川に沿うように走ります。
ちょうど、桜🌸が見頃の時期で、車窓にちょいちょい桜を見ることができ、春を感じることができました。

福島から約1時間半、福島駅を出て別れた東北本線と再び合流し、12時12分、阿武隈急行の終点、槻木に到着しました。

阿武隈川の景色を楽しみながらのんびりとした時間を過ごすことができました😊

槻木からは再び東北本線に乗って行きます。
福島駅とは違い、改札を出ることなく、対面で乗り換えることができます。

12時16分発の仙台行きに乗車します。
東北の中心地である仙台へ向かう列車ということで、車内は多くのお客さんで賑わっていました。

東北本線仙台行き

12時43分、仙台に到着!
宇都宮から約6時間かかりました。
新幹線なら1時間半で来れちゃうんですけどね〜笑

仙台駅

帰りは常磐線経由で

さて、ようやく仙台に着いたし、観光でもするか!

いや、帰ります 笑

帰りは新幹線でパーっと帰ってもいいかな〜とも思ったのですが、それじゃあちょっとつまらないですよね。
なので少しだけ遠回りにはなりますが、常磐線と水戸線、宇都宮線を乗り継いで帰ります。

常磐線といえば、特急ひたち!

仙台到着後約1時間半後に品川行きのひたちがあったので、仙台から水戸まで乗って行きます。

と、その前に、せっかく仙台まで来たのだから、牛タンは食べないと!と思い、新幹線改札近くの牛タン店が立ち並ぶエリアへ!

しかし、どの店にも長〜い行列
これじゃひたちに間に合わないなと、店で食べるのは諦め、弁当を買って列車内でのんびり食べることに

14時16分発、特急ひたち22号品川行きに乗車

特急ひたち

仙台を出発したところで、早速牛タン弁当を^_^
タンなので、めちゃ硬かったですが、とてもおいしく、仙台を感じることができました笑

牛タンを完食した後はのんびり景色を眺めながら優雅な時間を過ごすことができました。

仙台から約3時間、17時26分に水戸に到着
常磐線普通列車に乗り換えて友部まで向かいます。

18時00分発、品川行きに乗車

18時14分、友部に到着
小山行きの水戸線に乗り換えます。

19時25分、小山に到着
いよいよラストスパート、宇都宮線に乗り換えます。

20時3分、宇都宮に帰還!

約13時間の旅でした。

これで、集めた鉄印は7個!

コンプリートまではまだまだかかりそうです😅

次はどこに行こうかな〜