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サカナクション勝手に全曲紹介その2 ~夜の東側~

はじめに

こんにちは。
今回はサカナクション勝手に全曲紹介その2です!(とりあえず一回は継続できてよかった…笑)

そして今回紹介する曲はサカナクションのファーストアルバム「GO TO THE FUTURE」から「夜の東側」です。
かなり昔の曲になりますがこの曲も隠れた名曲なんですよね~もはや隠れてないか。
そんな「夜の東側」の魅力を紹介できればと思います!

※なお、この記事は筆者の主観満載でお送りしますので異論反論大歓迎です。むしろ皆さんなりの解釈も是非聞いてみたい...!

歌詞

ああ 伸びた髪を僕は耳にかけたら
テレビの灯りだけで夜を読んでた
僕らはこれからどこへ行くのかな
さりげなく君に話してみようかな

ああ 輪ゴムのように僕の心が伸びた
言えなかった言葉をするりと言えそうで
僕らはそろそろ気づいてきたかな
立ち止まった夜に話しておこうか

さよならする夜の東側
ゆっくり そう ゆっくり暮れる
隣り合わせの明日を待つだけ

赤い空 終わる月
夜間飛行の続きは夢の中

さよならする夜の東側
ゆっくり そう ゆっくり暮れる
隣り合わせの明日を待つだけ

頼りない僕は左に右に揺れる そうゆっくり揺れて
月と僕との秘密を話しておきたいんだ

紹介

「夜の東側」は2007年にリリースされたサカナクションのファーストアルバム「GO TO THE FUTURE」に収録されています。
アルバム内での曲順は最後で、このアルバムを締める一曲となっています。

北海道時代に作成された曲で、2017年のデビュー10周年記念ライブにおいて発表された「あなたが選ぶサカナクションの名曲」ランキングでも7位にランクインするほどファンの間では人気の曲です。

・釣りをする一郎さんの気持ちを表現した曲

デビュー前、北海道に住んでいた一郎さんは、幼馴染とよく釣りをしていたそうです。
この曲はその釣りの時の気持ちをもとに書かれた曲のようで、アルバム魚図鑑に付属した「魚大図鑑」には以下のように記述されています。

夜中に釣りをしている二人にとって、日が昇り始める時間は待ち遠しく、ワクワクする時間であった。なぜなら、その時間を境に釣れる魚がいきなり変わるからだ。その時の気分を曲にしたのがこの曲である。

魚大図鑑より

太陽が東から昇ることを考えると、夜の東側というタイトルは確かに日が昇り始めることを表しているのだな、と納得しますよね。

・違う題名だった可能性も!?

同じく「魚大図鑑」によると、一朗さんはこの曲のタイトルを夜の「東側」にするか「左側」にするかベースの草刈さんに相談していたようです。

前述の曲の成り立ちをきくと、「夜の左側」だったとしても日が昇ることを意味しているはずなので、一朗さんが釣りをしていた場所は南向きだったのでしょうか?
それとも「ひがし」と「ひだり」で韻を踏んだだけ?

なんにせよ、曲名が「夜の左側」だった可能性があると考えると面白いですよね。
(個人的には「夜の東側」のほうが好きなので、今のタイトルになってよかったなと思います…笑)

・ライブではギターに注目!

原曲のギターはそれほど目立つ感じではなく、ひたすら単音で跳ねるようなフレーズを弾いている印象があります。

しかしライブで夜の東側が披露される際は、イントロから岩寺さんが和音で気持ち良いカッティングを奏で、この曲の跳ねるようなノリが倍増されます。
さらに一番が終わった後の間奏では、ギターソロがあります!フレーズ自体は短いですが、フェイザー(しゅわしゅわするようなギターのエフェクトです)を効かせた、かっこよくも浮遊感のある音色でとても良いです。

ライブで披露される機会は少ない曲ですが、次回ライブで聴くことがあればギターに注目してみてはいかがでしょうか。

・知っていると気持ちいいライブバージョンのキメ

ギターのほかにもライブバージョンで注目してほしいのが、サビのキメです!

サビの「ゆっくり暮れる」の「暮」の部分で一瞬間があり、「れ」の部分で歌と楽器が同時にジャーンと音を伸ばして演奏されます。
原曲でもよく聴くとその部分にキメはあるのですが、ライブだとドラムが大きく鳴るので、よりキメの気持ちよさを感じることができます。

キメに合わせて踊れたら、周りの観客から「この人やるな!」と思われるかもしれません!
夜の東側のライブ映像はSAKANAQUARIUM2017と2019のBlu-lay/DVDに収録されていますので、ぜひご覧になってみてください。

・浮遊感と壮大さが増すRemix

前回紹介した「忘れられないの」と同様、この曲もNFmember限定で発売されたLIVE FISH -CONPLETE EDITION-に付属したRearange PackageにRemixが収録されています。

このRemix版は、原曲の跳ねるような雰囲気から一変して、浮遊感や壮大さが感じられるアレンジとなっています。
サビではコーラスが増えていたり、楽器のフレーズも大きく変わっていてとても良いんですよね~
原曲が踊りながら聞く感じだとしたらRemixは浸って聴くような感じがします。

終わりに

今回は「夜の東側」の紹介でした!
この記事から一つでも新たな魅力を発見していただけたら幸いです。

これからもサボらず投稿していこうと思います!多分…!

それでは!

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