学校、クラスは崩壊続出。旧来の学校の価値観が通じない現在をみて。
2018.2.21 FB投稿より
今日もまた話に上がるのですが、
かなりの小・中学校でクラスが崩壊しています。
(公的なことなので、ある程度発信されるべきだと考えて書いています)
実は、一時期、「学級崩壊」という言葉はなりを潜めていました。
それは「座れないこどもたち」が登場してから、
「座らなくても成り立つ授業」を推進したからです。
しかし、今、時代は次に移りました。
もう従来のそれも機能しない。
非常にシンプルなことですが、
この2−3年で、さらに次の世代の価値観を持った子たちが登場したのです。
そして今ふたたび、過去の指導方法と方針、手法では、
こどもたちと先生の溝は深まるばかり、となっているのです。
以下に、早急に対処・変更しなければならない2つのことを書いておきます。
・こどもと大人の「価値観のズレ」を見つめ直す
・指示命令型、軍隊強制型の「手法」をやめる
まずは、この2点です。
翻って。
僕の教室のお話をします。
学校での素行がどのようであれ、
僕がみる子たちは、
非常に有意義な形で、勉強にあたってくれます。
立派だなと思います。
僕は指示命令を一切しません。
(本当は別に静かにやってくれなくてもいいのですが)
非常に静かに集中して勉学に励む子たちの姿を、毎日、
目の前に見ることができています。
落ち着いた心を持って、真剣に、取り組めることで、知識の習得はもちろん、深い思考への手がかかりをみつけてくれるきっかけとなるでしょう。
僕自身の指導手法は、日本での最先端事例であることは承知しています。
このような形でこどもたちが、物事をより深く考え、より積極的に学ぶ、その実現においては、今の所、日本でもここにしかないでしょう。
また、今の所はとりあえず、どなたにも真似ができないウルトラ技的なものになっています。
僕の知る全国の様々なタイプの先生(錚々たるベテランの方をたくさん知っています)であっても、想定しうる範囲で真似ること自体が無理だと考えています。(もちろん将来的にはそうでないことを望み、思考しています)
これらの点において、日本の教育をひっぱている自覚があります。
別に大げさではありません。
もともと日本スケールで全国を渡り歩いてきたこともありますし、最低日本という視点でしかものを考えていません。
実際に、ここに通ったり、見ていただいたり、僕を知っていたりする方には、ここでの主張について理解していただけるのではないかと思います。
それを踏まえて書いています。
未来のこどもたちのために、
大人の側の早急な対処が必要です。
もう一度書きます。
・こどもと大人の「価値観のズレ」を見つめ直す
・指示命令型、軍隊強制型の「手法」をやめる
以上、2点に早急に手をつけなければなりません。
価値観は「違う」というより、「断絶」しています。
いわんとすることが似ているようで違う。そういうことが先生と生徒の間で起こるのです。かつての似ているようなもの同士が別の意味として子どもたちに伝わっているとしたら?
それを考える必要があるのです。
同時に、いわゆる軍隊式と呼ばれる指示命令型の指導法を一切やめることが必要です。
先生と生徒。
このまま続けても、
先生は疲弊し、生徒はストレスばかり、
互いにただ苦しみが増すだけです。
「いつか、大人になって、こどもたちが今の先生の指導に、感謝する時が来るだろう」という甘い推測は一切通じません。
これからのこどもたちは、同窓会のようなノリはなく、一切、先生と連絡を絶って、一生を生きていきます。
時代は、それほど断絶しているのです。
すでに、時は来ています。
(おわり)
2018.2.21
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