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司馬遼太郎さんの勉強法が凄い!

 かなりまえに、「竜馬がゆく」「翔ぶが如く」で有名な日本最大の歴史小説家の、司馬遼太郎さんの勉強法について書かれていたものを読んで、感銘を受けたことを思い出しました。

 司馬さんといえば、「竜馬がゆく」を執筆したとき、坂本龍馬に関する資料を3000冊集めたそうで、その時神保町の古書店では、坂本龍馬の本が全て消えたという伝説を持っています。

 書庫係だった秘書さんのエピソードでも、街道をゆくを作っていたときは、次行く土地は、たとえば九州だからと言われると、本棚一面をその土地に関するあらゆる資料で埋めるといってました。

☆ありとあらゆる資料を読み込んで、作品を作り続けてきた司馬遼太郎さんの勉強法が凄いのです。

 ありとあらゆる資料を読み込む司馬さんですから、難しい専門書を読む勉強の方法も独自のものがあるのかと思っていたら、誰にでも出来る実にシンプルな勉強法でした。

なんと!初めて学ぶ分野に関しては、児童書から読むというのです。

 「菜の花の沖」という作品があるんですけど、これは江戸後期、船乗りから海商となった、高田屋 嘉兵衛(たかたや かへえ)の物語ですが、海と船の描写が多くなるので、その知識を得るのに、まずは少年少女用の科学書を多く読むとエッセイに書いてありました。
 児童書は、バカにできなくて、一流の学者が子供にもわかりやすいように明快な文章で書かれているので、入門の知識をみにつけるのにとても効率がいいようです。

 大人になってからもう一度、歴史を学び直そうとするとき、入門書として、「マンガ日本の歴史」「マンガ世界の歴史」最も適しているのも納得できます。

 あと、岩波ジュニア新書もいいんですよ。

 内容的には一般向けのレベルを維持しながら、中高生に理解しやすく作られています。
難しい漢字には、ルビがつけられているので、読めてなくてもなんとなく読めているような感じでやり過ごしている僕たちにこそ、ピッタリの学習書かも知れませんね。(岩波新書ガイドブックをクリックするとPDFですぐみれますよ)

そんなわけで、今日は司馬遼太郎さんの勉強法についてでした。

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