白紙の仕事

キレイに整えた仕事部屋で、何も置かれていない机の上に、
一冊のノートを広げて白紙のページを見ている。

もうかれこれ、５時間。

眼の前の壁には、「忍耐力」「集中力」「克己心」と書いた紙を貼っている。

目に見える成果は数行のメモのみ。

でも、今日はかなり前に進んだ気がする。

僕はきっと蛹になったんだな。
蛹になる前は、じっとしていなければいけないからな。

もうすぐ羽ばたける日が来ることを信じて、

今日の仕事を終えることとしよう。

基本楽な仕事はない。ということです。