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Nコンが攻めている!第86回課題曲は?死んだ僕が僕を見ているという幽霊の歌!!

2019年もNHK全国学校音楽コンクール、通称Nコンが熱いです。

特に高校生の部が攻めているんです!!

去年もすごかったですよ。

去年の課題曲は、つんくが作詞した「ポジティブ太郎」でした。

なかなかタイトルと歌詞に「太郎」が入っている曲ないですよね。
童謡では「桃太郎」があるけど、あと、「ウルトラマン太郎」、「タロウタロウタロウ〜ウルトラマンタロ〜」太郎が連発して歌詞に入ってますけど、近年では珍しいです。

歌詞は素晴らしいくいいです。

計算の仕方は習ったけれど
幸せの成り方 知らないなぁ
たった今からポジティブ太郎
絶対この道楽しんでやる

それで、Nコンは今年も尖り続けているんですよ。

今年の高校生の部の課題曲が「僕が僕を見ている」という曲なんですが、この曲の歌詞がぶっ飛んでまして、死んだ僕が肉体から抜け出して、浮遊しながら死んでいる僕を見たり、クラスメイトを観察したりして、最後は新しい世界に旅立つ、つまり、死後の世界に旅立つまでをあらわした詩なんです。

この歌詞を作詞したのがなんと、佐藤健主演で去年話題になった映画「億男」の原作者で、「君の名は」などの映画プロデューサーでもある

川村元気さんなんです。

気になる歌詞を見てみましょう。 

僕が僕を見ている 
作詞:川村元気 作曲:岩崎太整 編曲:横山潤子

僕が僕を見ている 僕が目を閉じている
眠っているのかな いや死んでいるんだ

みんなが僕を見ている あいつは泣かないんだな
だけどあの子は 泣いてくれるんだ

みんなが 僕のことを話している
あれ? 僕はどんな人間だったんだろう
あいつはイチゴが好きだけど イチゴジャムが苦手
微分積分できないけれど 歌うのは得意
絵が下手で 足も速くない
涙もろくて 打たれ弱い
でも褒められて伸びるタイプ(笑)

僕が僕を見ている 君が僕を見ている
僕がいなくなっても
この世界はなにも変わらない
朝日はいつものように昇る

僕が僕を見ている 君が僕を見ている
僕がいなくなっても
この世界はなにも変わらない
君は泣いてくれるのかな?

新しい朝が来た 僕は目覚める
さあ、どこへ行こう 誰と会おう

新しい朝がきた 僕は目覚める
さあ、なにをしよう どんな歌を歌おう。

このような異次元の内容の曲が創作されたことも驚きですが、この曲を高校生の課題曲にしたNHKにも正直驚きました。

攻めてるなNHKと思います。

これはもう、霊性の時代に入っているんだなと思います。

僕は、スピリチュアルだけに偏ってもだめだと思うし、だからといって全て理性で処理できるとも思わないです。

これからは、両方を合わせた人間が時代をリードするんだなと思うのです。

機動戦士ガンダムのパイロットのアムロ・レイのような、知的で論理的で、超優秀なパイロットでありながら、インスピレーションで後ろからの敵の攻撃もかわせる、死んだララからもアドバイスをもらえるニュータイプがいよいよ活躍する時代がきたんじゃないかと思うんです。

川村さんのような天才クリエイターが出現することで、ニュータイプがたくさん日本から生まれることを期待してます。

「僕が僕を見ている」についての川村元気さんからのメッセージを載せておきます。

〜川村元気さんからのメッセージ〜 

なにかが失われたり、自分が死んでしまうといった【損失の想像力】から、自分にとって一体何が大切なのか見えてくると思っている。
 ネガティブに見えるかもしれないけれど、それは希望に向かう行為なのだと思う。「死」という最悪な状態を意識したとき初めて、人はちゃんと動き始められるのではないだろうか。この歌はいきなり「自分が死んでいる」ところから始まるので、驚くかもしれない。解釈の幅も広い歌だと思う。だからこそ歌いながら自分という存在を見つめ、それぞれの物語を創り出してくれることを願っている。

2019年NHK全国学校音楽コンクールHPより


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