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シード調達するまでの2年間

はじめまして。influenceAI株式会社(旧社名:株式会社ZestChain)CEOの増田紘太朗と申します。

influenceAI株式会社は、本日Skyland Ventures様より資金調達を実施させていただきましたことを報告いたします。


「3次元VTuber???」

という何とも言えない疑問がまず思い浮かばれると思いますが、簡単に説明すると、「見た目はリアルな人間なのに、VTuberのように顔出しをせずに配信ができる」という新たな存在です。

こちらのサンプル動画をご覧ください。

左が元の顔、右がVTuberのように顔を変換した状態となっております。

特徴としては、
・顔出しをする必要がない
・AIで生成した顔を当てはめるので、自分の理想の顔になれる
という点があります。

私たちProjectアイラは、3次元領域でのVTuberに挑戦していきます。
新たなエンタメの形を作り出していき、世間の注目の的になるようなプロジェクトとしていきます!

興味を持ってくださった方は是非こちらまで!
https://audition.influenceai.co.jp

さて、ここからは題名の通り、「シード調達をするまでの2年間」について詳しく書いていこうと思います。

私の起業家の第一歩は、2021年12月からスタートしました。

当時OIHの在籍されておられた志岐さんとの会話

部活を引退し、将来について考えたときに、スティーブ・ジョブズの本を読んで「起業家ってかっこいい」と思い始めた時から「起業しよう」とぼんやり決めておりました。

しかし起業なんて全く何も知らない。そこで、Google検索で
「大阪 スタートアップ」
と調べました。

起業=スタートアップと頭の中でなっていたので、最初からスモールビジネスという考えはありませんでした。

その検索で出てきたのが、大阪イノベーションハブ。

見てもよくわからなかったので、とりあえず行ってみようと思い、梅田駅直通のグランフロントまで行き、何も考えずに大阪イノベーションハブの部屋に入りました。

そこで話をさせていただいたのが、当時在籍されておられた志岐さんという方です。

何もコンタクトを取らずに入ったのに、丁寧にスタートアップについて教えてくださりました。

当時志岐さんから教えていただいた「誰の何を解決するのか」という考え方が理解できたものの、「起業したい」=「何か作りたい」という考えが強く、何も考えずに一旦プログラミングで作ることから始めました。

特にプログラミング経験もなかったので、2022年からはじめ、気づけば2022年の夏頃になっていました。当時はマッチングアプリならいけるだろうという甘い考えで、考えずに作ることを優先し、あまりにもお粗末ですがそれっぽいものを一旦完成させました。

しかしそこで初めて気づきます。誰も使う人なんていないことに。当たり前な話ですが、当時の自分は何も考えていませんでした。

見事に穴にハマった自分は、どうしたものかと悩んだ結果、京都のVCを尋ねてみようと決めました。休学期間は実家の京都にいたので、大阪と同様に、
「京都 VC」
と調べました。
そこで出てきたのが、栖峰投資ワークス株式会社さんです。

当時のメールが出てこなかったのでしばらく経った後のDM

例に漏れず再び特に何も考えずに一旦オフィスまで行きました。
そこからありがたいことに別日でお話をさせていただける機会をいただき、色々とスタートアップについて教えてくださりました。

そこから、何も考えずに作ることはやめ、課題や顧客、市場について調べるようになり、気づけば2023年3月に大阪府立大学を退学していました。

色々とやってみたはいいものの、何もうまくいかず、悶々としていました。しかし、一つの大事なことを知ります。「事業のタイミング」という概念がすっぽり抜けていました。今だからやる意味があるという考えを知り、今は何だと調べたところ、web3だ!と2023年夏頃にバズっていたワードでweb3にしました。

当たり前な話ですが、2023年夏頃にweb3のタイミングが最適なはずがありませんが、当時の自分は知る由もありません。株式会社ZestChainという会社を2023年7月に設立し、web3版ポイントカードでスタートしました。

結果は言わずもがな。

web3はもう遅いと気づき、次に目をつけたのが生成AIです。

実はweb3版ポイントカードの時に、Skyland VenturesのHPから面談を申し込み、木下さんとオンラインで面談をさせていただきました。これを読んでおられる起業家VCの方は悲惨な光景が目に浮かぶかと思いますが、もちろんそうでした。

しかしそこで初めて、「東京に来た方がいい」ということを知ります。木下さんはVCの中で初めてその言葉を伝えてくださりました。今思えば間違いなくこれがターニングポイントです。

Skyland木下さんとのSEEDS MTGの申し込み


東京に行った方がいいと知りますも、特に機会もなかったのですが、荒波というイベントが開催されるということで「これしかない」と思い、申し込みをさせていただきました。

Skyland中村さんとの初めての会話

そんなこんなで、2023年11月に荒波がスタートし、12月に終了。
荒波にてありがたいことにシード投資が決定いたしました。
起業しようと思ってから2年間、いろいろなことがありました。
思い返せば、気づきを与えてくださったのは、常に誰かとの出会いでした。
これからも常にそれを意識して、上場まで駆け上がりたいと思います。

influenceAI株式会社
増田紘太朗

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