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あえて着るダサいクリスマスセーター

「ダサいことは、できればやりたくない」みんなが思うことだろう。でも、アメリカやヨーロッパではダサいことを、よろこんでやるカルチャーがある。それは、クリスマスシーズンに「Ugly Christmas Sweater(ダサいクリスマスセーター)」を着るというもの。

19世紀からクリスマスシーズンになると、おばあちゃんは手編みのセーターを孫や子どもに贈っていました。でも、そのセーターは、雪だるまやトナカイの柄といったダサいデザインが多く、できれば着たくないものでした。

しかし、テレビ番組や映画で出演者がこのダサいセーターを着てる姿を観た人々が「あれっ、あのセーター、ダサいけど、かわいい。ダサかわなんじゃない!?」と、「ダサいから、イヤ」から「ダサいから、いい」に価値が変わりました。

今では、「ダサければダサいほど、いい」という価値基準にまでなっていて、「Ugly Sweater World Championships(ダサいセーター世界選手権)」まで開かれています。ちなみに、12月の第3金曜日は「National Ugly Christmas Sweater Day(ダサいクリスマスセーターを着る日)」に制定されていて、2018年は、12月21日です。

「ダサいクリスマスセーターを着る日」の参加方法は3つ
1.ダサいクリスマスセーターを買う
2.まる一日ダサいクリスマスセーターを着る
3.その日のことを友だちにシェアする

ぼくの好きなダサいクリスマスセーターを紹介します。インターネットで買えるものなので、気になるものがあったら、チェックしてください。

ダンベル・サンタ セーター

「太っちょ」のイメージのサンタが、ダンベルで「マッチョ」に。

ネコ大好き セーター

「これでもか」というほどのネコ。リボンがついているのがミソ。

コアラとユーカリ セーター

コアラといえば、オーストラリア。日本が冬のとき、オーストラリアは夏。そんなクリスマスとは遠いイメージのコアラをあえて着てみては?

マナティ セーター

人魚のモデルとも言われるマナティ。マナティーにオーナメントが巻き付けられる姿は、絶滅への危機を示してる?

この男、クリスマス好き セーター

「私はクリスマスが好き」ではなく「この男、クリスマスが好き」。自分で買って、誰かからもらったように着てもいいかも。

フェイク・ツリー セーター

やっぱりアメリカ人はトランプ大統領のネタが大好き。人気すぎて、売り切れです。

赤ちゃんジーザス セーター

抱っこ紐に赤ちゃんジーザス。クリスマスはキリストの誕生日だってことを忘れないように。

ムース貫通 セーター

ユニコーン貫通 セーター

ムースだけではなく、ユニコーンまでも。セーターにツノの柄も入っているこだわり。

相撲サンタ セーター

「もう、わけがわからん」。相撲とサンタを掛けわせ、寿司まであしらわれている。ぼくが一番好きなセーター。

あなたは、どのダサいが好きですか?

読んでくれてありがとうございます。
今ダサいって思うことが、かっこよくもなるんですよね。ダサいこと、やってきます。

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