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技術書典でPayPayの決済に対応する準備(加盟店審査)と対応した結果

昨日の技術書典6にサークル参加しただけでなく、今回からPayPayでの決済に対応しました。
事前にPayPayの加盟店になるには審査もあり、どのような内容が必要だったのか、そして実際の運用結果について報告します。

PayPayとは

PayPayは2018年10月に提供を開始したQRコードによる決済、送金サービスです。テレビCMや100億円キャンペンでご存知の方も多いでしょう。

今回の技術書典6の時期は「第2弾100億円キャンペーン」が開催中で、支払い1回につき20%が戻ってくるだけでなく、「やたら当たるくじ」ということで「10回に1回の確率で最大1000円相当が戻ってくる」というお得なキャンペーンがありました。

PayPayには「決済」と「送金」があります。「送金」は利用者同士でPayPay残高を送り合う方法で、この場合は手軽に使えるだけで購入者にとってはあまりメリットがありません。
そこで、「決済」に対応することにしました。つまり、街中にあるお店と同じように、代金の支払いに使ってもらうわけです。この決済であれば、上記のキャンペーンの対象になり、20%が戻ってきたり、最大1000円が戻ってきたりします。

PayPayの加盟店になる

上記のキャンペーンを適用するには「加盟店」になる必要があります。そして、加盟店になるには、法人か個人事業主である必要があります。私の場合は個人事業主なので、加盟店登録が可能です。
なお、加盟店登録には店舗は必要ありません。私も店舗は持っていませんし、今回のような技術書典やセミナー会場での販売のみで使用します。なお、PayPayはオンライン決済では使えません。
上記の条件を満たし、PayPayの加盟店になるには、以下のサイトから申し込みを行います。(実店舗がある場合には、営業担当者さん経由で申し込む方法もあるようですが、私のような場合はサイトからの申し込みになります。)

上記を見ていただくとわかるように、初期導入費や決済手数料、入金手数料も無料で導入できます(決済手数料は2021年9月30日まで無料)。ただし、加盟店になるには審査があります。

加盟店になる審査とは

具体的に、どのような審査が行われているのか、こちらにはわかりません。ただ、今回の技術書典で使うにあたり、実際にやり取りした内容について、参考程度に紹介します。
なお、これはあくまでも私の場合であり、他の方の場合には異なる可能性がありますので、あくまでも参考程度にご覧ください。
公式サイトによると、加盟店の審査にかかる期間について、以下のように書かれています。使いたい場合には余裕を持って申し込んでおくと良いでしょう。

最短1営業日で審査結果が出ます。ただし、審査中に追加の確認や書類提出、
他の情報センターへの照会を行う場合があります。
確認等に時間がかかる場合は、2週間以上の時間を要することがあります。

【審査の内容1】
販売形態について聞かれました。今回は技術書典6での販売ですが、その他のセミナーでの販売も想定しています。具体的な実績が必要なようで、今回は前回の技術書典5でのブースの写真をお送りすることで判断いただきました。

【審査の内容2】
販売する内容について聞かれました。私の場合は書籍のみであり、ホームページを持っていたので、そのURLを示すことで判断いただきました。

実際に販売してみて

今回の技術書典6において私のサークルでPayPayを使用していただいたのは、金額にして約15%でした。技術書典公式のかんたん後払いよりは少なかったものの、初回としてはまずまず、という感じでしょうか。
実際、「どちらを使いますか」とお聞きすると、「PayPayがあるならPayPayで」というお答えが多かったのも事実です。アプリを導入している人にとっては割引のメリットがあるため、今後アプリ導入者数が増えると、この割合も増えていきそうです。
実際、500円で販売した『技術書を書く人のための得する制度、損する行動』を購入いただいて、そのまま500円が当たって実質無料で購入できた方もいらっしゃいました。
この本はBOOTHにて販売していますので、来られなかった方は以下でご購入ください。

入金までも早い

(4/16追記)
イベントが終わってから、入金されるまでの期間が短いことも特徴です。技術書典公式のかんたん後払いも速やかに受け取れますが、PayPayも翌々日に入金されました。
4/14(日)に開催された技術書典ですが、4/16(火)朝の段階で売上金が銀行に入金されています。内訳の明細も管理画面で確認できます。

最後に

PayPayの加盟店になるのは条件を満たせばそれほど難しくないと感じました。ただし、技術書典に出展している人で個人事業主というのはそれほど多くなく、実績も必要だということを考えると、なかなか増えていくのは難しいのかもしれません。
今後、キャンペーンが終わったときにどれくらいの利用があるのか、加盟店としても利用者としても注目していきたいところです。


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