PHPで開発する人に向けたComposerの入門書、『Composerの教科書』を頒布します

2019/7/27(土)に大田区産業プラザPiOにて開催される技術書同人誌博覧会(技書博)にて、『Composerの教科書』という同人誌を頒布します。

PHPのパッケージ依存関係管理ツールとして、最近はComposerがよく使われています。ただし、実際にはツールのマニュアルに沿ってパッケージを導入しているだけの人は少なくありません。
インターネット上には入門記事も多くありますが、パッケージを導入する手順を解説しているだけです。
Composerにはパッケージを導入するだけでなく、パッケージを開発することで便利に使える機能も豊富に揃っています。ぜひ本書を手にとって、Composerを活用していただければと思います。

以下、「はじめに」の内容と目次を抜粋して紹介します。

はじめに

世の中にはPHPについての解説書が数多く存在しますが、パッケージ依存関係管理ツール「Composer」について詳しく書かれた書籍はまったく見当たりません。
もちろん、PHPの書籍の一部にComposerについての解説はありますし、インターネット上にもいくつか解説が存在しています。

しかし、日本語のサイトではいずれも断片的な情報が多く、自分でパッケージを作成するために必要な情報を集めるには、さまざまなサイトを探す必要があります。
英語で作成されたComposerの公式サイトを読む方法や、その日本語訳を読むこともできますが、あくまでもツールのマニュアルという感じで、体系的に整理されているとはいえません。

本書の構成

そこで本書では第1章でComposerの概要を解説したあと、第2章では他の人が開発したパッケージを導入する方法について解説しています。
多くの人にとっては第2章まで読めばComposerを使ってアプリケーションの開発が可能です。

第3章では一歩進んで、自分で開発したパッケージを公開する方法について解説しています。
もし他のプロジェクトでも使えそうなライブラリを開発している場合は、この章を読むとパッケージを作っていただけます。
社内で使うだけのライブラリでも、Composerを使うと便利に開発できます。

さらに、第4章ではComposerで使うオートローディングに必要なコーディング規約「PSR」について最低限の解説を、第5章ではComposerの中でもよく使われる項目についてのリファレンスを掲載しています。

本書が必要な理由

PHPでのアプリ開発において、パッケージを使うことは必須ではありませんが、現在は多くのフレームワークやライブラリがComposerによるパッケージを使用しています。
パッケージを活用すると、個々のプログラムの役割を分担でき、全体的な見通しが良いプログラムを作成できるため、今後もその流れは変わらないと思われます。

Composerを使いこなすことは、パッケージが当たり前のように使われる現代のPHPアプリケーション開発において必須ともいえる知識です。
つまり、パッケージを開発するPHPerだけでなく、パッケージを利用するPHPerも知っておく必要があります。
便利なパッケージを導入して開発を効率化するだけでなく、ぜひ自分が開発したパッケージをオープンソースとして公開することで、世界中の開発者に貢献してください。

目次

第1章 Composer が必要な理由
 1.1 フレームワークやライブラリの使用
 1.2 Composerのメリット
 1.3 Composerのインストール
 1.4 インストール結果の確認

第2章 Composer によるパッケージ導入
 2.1 プロジェクトの作成
 2.2 パッケージの更新
 2.3 ソースコードの作成
 2.4 使わないパッケージの削除
 2.5 便利なパッケージの発見
 2.6 スケルトンの作成
 2.7 開発用パッケージの導入
 2.8 Packagist以外からの導入

第3章 Composer のパッケージ作成
 3.1 パッケージの作成手順
 3.2 スクリプトを作成する
 3.3 GitHubへの公開
 3.4 Packagistでの公開
 3.5 作成したパッケージの使用

第4章 PSR とは
 4.1 オートローディングと名前空間
 4.2 コーディングスタイルの標準

第5章 Composer リファレンス
 5.1 composerコマンドのオプション
 5.2 composer.jsonのオプション

付録A エラー対応
 A.1 curl拡張機能におけるエラーへの対応
 A.2 intl拡張機能におけるエラーへの対応

付録B 登録申請
 B.1 サンプルAPIの利用(開発者登録)について

技術書同人誌博覧会での頒布

本書は2019/7/27(土)に開催される技術書同人誌博覧会(技書博)にて紙とPDFのセットで頒布します。

オンラインでの頒布

上記のイベントに参加できない方に向けて、PDF版をBOOTHにて販売しています。以下のリンクからぜひダウンロードしてみてください。


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masuipeo

増井技術士事務所代表。技術士(情報工学部門)、情報処理技術者試験にも多数合格。ビジネス数学検定1級。「ビジネス」×「数学」×「IT」を組み合わせ、コンピュータを「正しく」「効率よく」使うためのスキルアップ支援や、各種ソフトウェアの開発を行っている。ITに関する書籍を多数出版。
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