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5分でざっくりわかる、4月の国内スタートアップトレンド【資金調達や新サービス】

今更感ありますが、簡単に4月の「資金調達」「新サービス」「その他トピック」を紹介します。

資金調達

3月に比べると大型の調達の数は少なかったですが、数千万円〜数億円前半の調達リリースが頻繁にありました。大きめの調達だと以下の感じ。
(リンクはTechCrunchの記事です。詳細気になる方は記事チェックしてみてください)

プレイド(27億) : 既存投資家のVCと三井物産、メガバンク系VC、融資
ヤマップ(12億):  CI石井スポーツや九州広域復興支援ファンドなど14社
COMPAS(6億): ITV、新生企業投資、加賀電子など
ギフティ(5.84億): JCB、未来創生ファンド、丸井グループ、融資

金額は非公開ですが、「トラノコ」を運営するTORANOTECも楽天キャピタルなど複数社から調達していて調達額も大きいのではないかと。2017年6月のサービスリリース時の資本金1億3100万円から、現在は7億3788万円に増えているとのこと。

ジャンルでは「AIを使った○○」がかなり増えてきたというか、スタンダードになってきた印象。量子コンピューターのスタートアップも日本からでてきました。

新サービス

ファンコミュニティ系のサービスがかなり増えてきましたね。3億円を調達したTHECOOが運営する「fanicon」しかり、ピクシプがローンチした「pixivFANBOX」しかり。

対象や仕組みは違えど、毎月継続してコミュニティに課金したり、誰かを支援するサービスが盛り上がっている印象です。

またサブスクリプションモデルのサービスや、SaaSが増えてきている中で「カスタマーサクセス」の重要性が高まってきて、そこをサポートすることに特化したサービスが生まれるというのも面白いなと。

その他

そこまで大きく取り上げられていなかった印象ですが、大和ハウスがキャッスレス決済サービス「PAYGATE」提供元のロイヤルゲートを子会社化。株式の99.9%を取得とのことで、日経の報道では出資額が14億円とのこと。

ロイヤルゲートは2013年に産業革新機構から10億円調達などしていたのですが、それ以降あまりメディアなどでは目にする機会がなかったのでちょっと驚きでした。

(大和ハウスの)約4,000社のテナント企業様に提案するとともに、当社グループのホテル、ホームセンター、スポーツクラブなど約230の店舗・施設での導入を進めるとのこと(プレスリリースより)。


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