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林哲司さん作曲の素晴らしい歌で私は育ちました

9月に入ると必ずこれ聴きたくなる世代の人、多いのでは。

当時まだ小さかった私ですが冒頭の「からし色のシャツ~」がインパクトあったのを覚えています。歌番組などで松本隆さん作詞の名曲をたくさん聴いていたのですが、改めてこの曲の詞を読んでみると色彩と季節、シャツやクレヨン、ディクショナリーなどの小物の散りばめ方、コーラスも相まってせつないけど爽やかさに溢れています。これが今でも9月になると聴きたくなるポイントなのかなと思うのですが、作曲の林哲司さんのメロディも本当に秀逸ですね。

夏が終わるという事ではこの曲も。「悲しみなんて知らないころの8月にきっと戻れるさ」という所があるので、秋に向かう頃になると頭に流れるのですが、これも林哲司さん。

ブリッジの「夕陽をあつめるツイードのジャケット 君の背中にかけて」という詞で夏がもう過ぎたという事を感じるのですが(バックもオレンジ色のライティングになるあたりが夜ヒットの細やかさがでて素敵)アイテムと行動によって季節と二人の距離感を聴く人に想像させるあたり本当に上手。

杉山清貴&オメガトライブは林哲司さんのメロディの魅力がとても伝わってくるのですが、杉山さんの真っ直ぐで強さがありながら淋しさと大人の色気が出せる歌声だからなのかもしれません。そして作詞の康珍化さんとのコンビの曲は好きなの多いんです。

岩崎良美さんの曲の中でもタッチがヒットする1年前くらいからのシングルは康珍化×林哲司コンビなんですよね。岩崎良美ちゃん、いろいろなタイプの曲をいただいても本当に上手く歌えるのですごいですね。

「くちびるからサスペンス」もそうですが、友達の彼とか設定ドロドロものだとこちらが少し先でしょうか。杏里さんの声質やコーラス含めたアレンジが印象的なので、詞のわりにサラッと聴けるのが良いです。

これもコンビによる楽曲。「天国にいちばん近い島」は映画観て、森村桂さんの原作読んで、高校生の時には軽井沢にある「アリスの丘」行きました。

もう本当にかわいいですね。この時はまだ歌に不安定さ(これがかわいい)あるのですが、ものすごいスピードで成長していきます。楽曲の良さを存分に出せる原田知世さんは、この後アイドルらしい楽曲から変化していき、大人っぽくクールにダンスをする曲、フレンチ、スウェーディッシュポップ、時にディスコ系と進んでいく非常に稀有な人です。

そしてこの名曲も。杉山清貴&オメガトライブを聴いた明菜ちゃんが楽曲を康珍化×林哲司コンビにお願いしたとか。いつも実年齢より大人の世界を歌うの彼女、声は勿論ですが歌番組に出た時に目線や手のふり、衣裳など自分の全部を使って曲の世界観を表現します。次はどんな明菜が出てくるのかという楽しみに繋がっていました。

今では考えらませんが井森さんのこんな時も。少し前までレオタード姿の個性的なダンス映像がこれでもかとこすられていましたが、絶対こっち流してほしかったです。

この姿見たらグランプリに選ばれるのも納得です、かわいい。浮き沈みの激しい芸能界で長く活躍できるポテンシャルを発掘したのだからホリプロさすがです。

ホリプロと言えばこちらも。これはリアルタイムで放送見ていましたが、こんなかわいいハプニングがあったのも康珍化×林哲司楽曲あってこそ(ちえみちゃんのキャラも含めて)

書いているとキリないのすが、林哲司メロディに松本隆、康珍化という作詞家の美しく映像が流れる言葉がのる事で魅力的な楽曲がたくさん生まれたわけです。

最後に松本隆さん作詞の大好きな曲を。

あどけない少女、そして素肌に皮つなぎで過激してる女性まで、いろいろな世界をのぞいている感じで、アルバム『Windy Shadow』は詞の世界がいままでよりグッと大人っぽくなったなと思いました。

林哲司さんの事書いていると本当に際限なくいってしまいそうなので、康珍化さんとのコンビで多くの名曲が生まれた杉山清貴&オメガトライブについてはまた別にあれこれ書きたいと思います。

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