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ダウ90000とSLAM DUNKをみた夜に朝まで読んだ猫短歌集 #kurukeredo

2023年3/24(金)4316



木下龍也くんが凄いことを成し遂げているのに私は、きのうちょっとがんばってしまったせいで、きょうは昼に外食した以外ほとんど何もできなかった。中村うさぎさんの番組に出演しているのだけれど、その出演動画チェックはした。3歳から会えてない自分の息子(3月現在23歳)の年齢を収録時まちがえて記憶していて、そのあたりはご容赦いただきたい。

ダウ90000すばらしかった。しかし一番すばらしい最後のネタに、「歌人の俳句集」という言葉が出てきて気にかかり、普段は書かないアンケートにそのことを書いてしまった。サインペンで走り書きしたため時間があったら直したい箇所のある雑な文になってしまったが。

△「歌人の俳句集」

◎「俳人の句集(俳句集)」
◎「歌人の短歌集(歌集)」
です。でもすばらしかったです。

俳句集という言い方が俳壇で普及しているのかどうか肌感覚ではわからない。短歌集という言い方は枡野浩一や木下龍也や仁尾智を筆頭に昨今つかう人が結構いるから、耳で聞いてわかるようにセリフをつくるなら「歌人の短歌集」が妥当かなあ。#短歌ブーム だしね。「歌人の川柳集」なら、最近だと歌人の平岡直子さんが左右社から出して話題になっており、それは本来なら歌集を出していくはずの歌人が川柳の作品集を出したという特別な状況。その意味で「歌人の俳句集」というものが絶対に存在しないというわけではない。正岡豊さんのように歌人としてファンが多いけれど俳句の新人賞をとったりしていて俳人でもある作り手の句集(「エキスパンドブック」の句集は画期的だった)を、「歌人の俳句集」と表現することは当然あるだろう。マニアックすぎるけど。そんなことを考えていたらネタの後半が頭に入らなくなり、せっかく爆笑のネタだったのに自分のことのようにクヨクヨしてしまった。《川柳と俳句と短歌の区別などつかない人がモテる人です》という私の短歌代表作をあらためて彼らに捧げたい。ダウ90000はモテる人の集団なのだから仕方ない。そして仁尾さんの猫短歌集、「これは一般的にはしないことだが、まあ、こうする意味は私にはよくわかる」と思う仕様があり、そのあたりもクヨクヨしてしまった。まちがいとかでは全然ない、あえての選択。でも詩歌出版界の、たとえば六花書林(リッカショリンと読みます)の宇田川寛之さんなら「なんでああしたの?」と質問するかもしれない。その架空の質問にどう答えるかを考えながら、朝まで新宿にいた。阿部大樹さんの作品社の新刊に「あとがき」がたくさん載っているのと同じで、「ゼロ地点からそれを立ち上げて考えた」から、あまり一般的でないことになるのだ。そここそが私の積極的に支持したい彼らの凄さなのだ。新宿で朝をむかえたのは久々。昔はよく歌舞伎町のパリジェンヌや新宿二丁目のココロカフェで朝まで本のゲラを読んでいた。そのようなクヨクヨの気疲れもあったのが、雨ゆえの不安定な気圧のせいか、貴重な金曜日を眠って過ごしてしまった。

この配信できないネタは私のクヨクヨしたネタのことではなく、たぶん音楽を利用したネタ。

#本と雑談ラジオ友の会 更新はお待ちください。あすまた収録します、#本と雑談ラジオ。

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