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「論点」がつないでくれたもの

天井ぶち破る、という目標を手放して2ヶ月ほど経って、
暗中模索状態から抜け出したという感覚が持ててきました。

きっかけは、コンサル業界でよく使われる「論点」でした(イシューとも呼ばれたりします)。

ともすると冷徹な感じもする論点について、ちょっとハートフルに書いてみます。

論点についてざっくり知りたい方はこちらの動画を。



論点を考えるようになったきっかけ

難易度高めの案件で、全く前に進めず数十時間という時間を無駄にしていた頃、
上司から「論点」を考えてみたら?というアドバイスをもらいました。
(それとともに高松さんの本↓を教えてもらいましたが、また別のnoteで紹介したいと思います)

その時の私は、抽象的な仕事や、答えの出し方が決まっていない仕事に対して、「自分のできることをやる⇄アドバイスをもらう」ことを繰り返していました。
なんとか仕事を前に進めたく、アドバイスを色んな人にもらってたのですが、色んなアドバイスをもらって手を動かす度に「あれ?結局何がしたいんだっけ?」となる日々

そんな私が論点を使って仕事をしていくと、みるみる世界が変わっていきました。
まるで、それまでつながっていなかった色んなものがつながっていく感覚でした。


論点がつなげてくれたもの

1.「労働」と「成果」

論点を考える前は、いくら時間をかけて頑張っても成果につながらない、労働と成果がつながっていない状態でした。
これはしんどかった…
いくら時間をかけようとも、意義のある成果物が出なければその時間は無駄になる。「ひたすら頑張ればいつか結果が出る」、という思い込みあ見事打ち砕かれました(今のうちに打ち砕かれて良かった)。

論点を考える様になってからは、仕事の的を大きく外さなくなりました。外しても早めに方向修正できるので、無駄な時間が大幅に減り、労働が少しずつ成果につながるようになってきました。

よく言われる「仕事の目的を考えましょう」だと浅い思考になりがちだけれど、もっと掘り下げて仕事のど真ん中を定義できるようになってきました。

2.「自分」と「一緒に働くひと」

働くひととのつながりも強くなりました。
論点を考えていなかった頃は、コミュニケーションがうまくとれず、ずれている感覚がありました。
議論をするにも、お互いの主張がずれて議論が収束しなかったです。

それが今は、論点という共通のことばがあるので、そのうえで議論ができるようになってきています。

ふわっとした仕事をもらったときも、「その論点ってこれだよね?」と確認することで、「そうそう!それが言いたかったんだよ」ということもありました。

3.「自分」と「仕事」

そして、最後に自分と仕事がつながった感覚があります。
論点を介して、仕事の中で自分を表現できるようになってきた、仕事の本質がわかってきた気がする、そんな体験が何度かありました。

論点が正しく設定できることで、仕事の意義がきちんと理解でき、自分のエネルギーが仕事に注ぎ込めているような。
今まで内側に向いていた「どうすれば天井をぶちやぶれるんだろう」というエネルギーが、外側への「どうすれば仕事をよりよくできるだろうか」というエネルギーに変わってきました。


論点でどんな未来を作る?

これからも論点によって、今までのスキル・経験が色んなものにつながっていくことを考えるとわくわくします。

もしかすると今、ぬるっと天井をぶち破っているのかもしれないですね。

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