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バトスピ 夜族研究記1

この記事は筆者が2023年2月26日から【夜族】を激遅ながら組み始め、その研究内容やデッキ構築の変遷を書き記したものである。
備忘録てきなやつ。

夜族の概要・強さ

一番初めに組んだ夜族。ノイズカード多い。

【夜族】とはミラージュ環境で収録された「バル・マスケ」シリーズとヴァンピーアヴォルクによって現在公式がプッシュしている契約煌臨ギミックなどを妨害しながら紫魔神を合体して殴り勝つテーマ
豊富な蘇生カードを活用することで相手に除去されてもトラッシュから再召喚してリソースを維持できるのも強みである

こいつ強すぎる

なんと言っても契約煌臨を否定するヴァンピーアヴォルクの存在が大きいだろう。
相手のSコアを相手の効果で動かせないため大半の契約デッキのコンセプトが崩壊する。ついでに世界ネクサスの転醒でSコアも回収できない。そしてヴォルクは何故か単体で破壊耐性を持っているため、グロウはもちろん、メインステップでの除去がストリームドロー以外はマシュバラくらいしかない蒼波を相手した場合、召喚さえすればゲームをかなり有利に進められるだろう。

強いのに相場は200円弱!でもどこにも売ってない!
攻めも守りもこれ一枚!

そこからバルマスケ ゼーゲブラヒトの召喚時効果で相手の使えるコアをなくしてリーサルを狙う。ゼーケブラヒトは「召喚時効果によってリーサル状況を作り出す」「聖魔態のシンボル増加でフィニッシュプランとなる」の2つの役割があるが、場合によっては前者だけでも役割を果たしている。相手ターン中に召喚した場合、壁として棒立ちさせるだけじゃなく「フラッシュで裏返って転醒時効果で攻撃宣言に制約を与える」ことで延命につながる。

基本はライウンコマイヌ、紫の世界、居城、ヴァイオレットフィールドで手札を増やす。特に居城とヴァイオレットフィールドで手札のゼーゲブラヒトをトラッシュに落とす。

転醒した居城 悪魔態と反魂呪でトラッシュの夜族を蘇生する。

盤面を展開しながら引き込んだカシウス、スピッツァー、シンウルトラマン、デスタメント、デスアタラクシアで相手の攻撃を捌きながら、紫魔神を合体させたゼーゲブラヒト聖魔態の1-4プラン(前のターンに相手ライフを4にして、フィニッシュターンで4点を一気に減らす)が基本展開
だった・・・

筆者は悩んだ。
筆者的には既存の勝ち筋だけでは今の環境で夜族が戦うには受けが間に合わないと感じた。それもこれもコイツのせいである。

急に値上がりしないで(高騰してから追加購入した情弱プレイヤー)

ケーニッヒを軸に据えた4点パンチ脳筋蒼波のお陰で、悠長に準備する時間が少なくなり、【夜族】が戦うには2つの道を強いられた。

①ケーニッヒ対面想定で受け札を増やす
ケーニッヒのocによるバカ高いBP(レベル1の時点でBP25000)のせいでガブルシャックへの回答だった覇王爆炎撃の信用度が下がったため、その枠を別のカウンターカードにして今まで以上に受けへの対応力を上げる選択。

②攻め札を増やして蒼波が動く前に倒す
受けをするにも限界があるので、いっそのことリーサルプランを増やしてケーニッヒで仕掛けてくる前に押し切ってしまおうという前のめりの選択。

悩んだ結果、筆者は考えるのが苦手なので後者を選んだ。なのに頭を使う夜族を使ってる。

最初の改造

各種ブログで公開されていたデッキから自分なりに弄ったデッキがこちらだ。

【ν夜族】
やっぱお前強いわ(この世の摂理)

フィニッシュプランに「ゼーゲブラヒト紫魔神による1-4プラン」だけでなく「νジーク紫魔神による3-3プラン」も追加。
本来【夜族】は中速テーマなのだが、
最近のゲーム速度を見るに「例え絶甲で凌がれても最序盤でリーサル狙われると相手もリソースが間に合わなくて結果的にターンが回っくる」と言うパターンがあるのでは?と考え、
本来の1-4プランだけに拘らない構築にした。
(テラードによる1〜2ターンキルデッキを見てると、今は受けを考えるくらいなら攻めだろとなった)

自分の引き運が弱いのか、リーサルターン直前に1点ライフを取りに行こうにも相手がそれなりに盤面が整っていることが多く、そのライフ1点を取りに行くにもかなり必死になることがあった。
なので単体性能が高く、デッキの紫魔神をサーチしながらトラッシュを肥やしてくれるνジークを採用。
それに伴いνジークが煌臨できる6コスト以上の汎用スピリットを多数採用(相対的に紫魔神が合体できず煌臨素材にもならないヴルンハルトの採用枚数が減少)。

ボン ババゾ ン ゼダン (この カード の 出番)

更にメ・ギノガ・デを採用することでガブルシャックのカードコスト上昇効果を無視してトラッシュから蘇生し蒼波側のリーサルターンをズラすことができる。
トラッシュに送る手段もゼーゲブラヒト・居城・ヴァイオレットフィールドと豊富で、ケーニッヒ相手じゃなくてもフラッシュで召喚して召喚時1ドローを使いまわして手札誘発を引き込むことができる。

これで3月5日のショップバトルに行ってきました。
一店舗目
1.蒼波⭕
2.νガンダム⭕
3.古龍ブラフマー⭕

二店舗目
1.グロウ⭕
2.蒼波❌
3.SEED❌

手札で腐っているギノガの図

メ・ギノガ・デいらねえ!!!!!!!
ゲームに絡むことはありませんでしたが、絶望的にノイズカード。
手札コストになれるのは優秀だがスコルエンペラーを絡めなきゃギリギリのコア数で運用しなきゃいけない夜族でコイツをフラッシュで出してる余裕なんてねえ。普通に出すにはファラオム踏む覚悟で1ドローはしょぼいし、1コア多く使えば2ドローできるヴルンハルトの方が強い。
採用した理由である「ケーニッヒのリーサルプランをズラせる」だが、
攻めに転じると言いながら中途半端な受け札を用意してるのが馬鹿だし、コイツより確殺できるミストミラージュの方がセットすればコストも不要なのでこの枠は再検討するべきだと判断した。

ただしこれを入れる場合は夜族が減るので、ドロソの手札コストが足りなくなる

第二の改造

そんなわけでnoteや有識者様とDM、discordなどを経由して色々とご意見を拝見・頂戴しカードを吟味。
それの結果がこちら。

【νキバ族】

コンセプト「ケーニッヒ出される前にぶっ●すpart2」
リーサルプランをさらに追加
・「ゼーゲブラヒト紫魔神による1-4プラン」
・「νジーク紫魔神による3-3プラン」
・「キバ紫魔神による1-4プラン」←new!!
1枚しかない受け札に期待するくらいなら勝ち筋増やした方が良くね?(脳筋)という事で50th仮面ライダーキバ キバフォームを採用。

こんなパワカが50円ってマジ?

キバのメリットを上げると、
・夜族なので反魂呪に対応
・6軽減あるから余裕で素出しできる
・素でダブルシンボル
召喚時効果がない
召喚時がないのは一見アドバンテージか取れなさそうだが、逆に言えば下手な召喚時誘発に引っかからないためカシウスやファラオムを警戒するストレスがない。
更にゼーゲブラヒトとνジークがリーサルを狙うためにはコアを消費(フラッシュで1コア消費して転醒・Sコア消費して煌臨)する必要があるが、キバは紫魔神さえ合体すればそれだけで4シンボルになれるのでその分他の展開にコアを回すことができる。
試行回数が少ないので試してはいないが、レベル2のブロック抑制効果を使うことなく勝負を決めることができたのでこのカードを採用して正解だったと思っている。

やっぱり最強

最初にデッキ構築をしている中で見たバジャーを入れているレシピを見た時、「これ入れなきゃいけないほどドロー困らないだろ」と思ってた。
舐めてた。やっぱこいつは最強のバーストだ。
現在の蒼波がケーニッヒ早出しをコンセプトにしているため、バーストを踏んででもイノレーサーでカウントを上げに来ることが多い。他にも碧雷・血契約なども見れるため、ドローしながら紫シンボルを並べて次の展開のコア節約を助けてくれる。
デッキコンセプト上、早めにνジークの煌臨元を用意できるためスピッツァーで破壊対象が消えても召喚していきたい。

ヴルンハルトは完全に消えた。
メタネクサスを気にせず2枚ドロー、除去耐性付与は優秀だが、序盤に手札に来ても素出しするには重く、耐性付与しようにも結局リーサルプランのためにヴルンハルトを自壊してコアを確保することが多かった。紫魔神を合体できないし、νジークは煌臨できないしでちょっとデッキコンセプトと噛み合わない。
スコルエンペラーを3枚にして毎試合絡められれば話は変わるだろうが、今回は見送る形となった。

そんな感じで3月6日のショップバトル。
蒼波⭕
テラード⭕
夜族⭕
ランポGS❌
準優勝
契約デッキには相性がいいので強気に立ち回れるが、ミラーやGSデッキ相手にはかなり苦戦を強いられる。

これは対戦結果からずれるが、個人的なプレイングの小話。
基本的に手札事故が起きることはほとんどないが、
「紫魔神・カシウス・居城・ヴァイオレットフィールド」のような初手だとカシウスをヴァイオレットできるべきかで判断が迷うことがある。
相手に依存してカシウス当てられる召喚時・煌臨時を待ってもその後の手札リソースが足りていない以上、ヴァイオレットで他の誘発や初動札を引き込んだ方がいいと決勝戦で学んだ。(勿論そのプレイは相手によって変わるが、GSのように転醒をメインギミックとして運用する相手にはその方がいいと思った)
なにより、1ターン何もしない=1ゲーム全体を通して消費するコアの内の4コアを使わず無駄にすることになるのだ。

これからの構築

現在の構築で筆者はかなり満足しているが、地元の強いプレイヤーさんに聞かれた。
フォールダウンいる?」と。

0コスで使えるのが最強の理由

夜族との戦い方を知っている相手はネクサスにコアを逃す。そのネクサスのコアをフォールダウンで根こそぎトラッシュに奪ってしまおうというのが狙いのカードだが、
自分がカウント4以下だと耐性を得る契約編のネクサスにコアを置かれると完全に死に札になる。3月5日のショップバトルでも1回は使用したがそれ以外の試合では手札コストにもならず腐ることがあった。
試行回数が少ないため、フォールダウンが本当に必要なのかがまだ判断できていない。
争点としては、νジークかキバのキルルートがある現状のデッキではゼーゲブラヒトのコンボパーツを組み込む必要はあるか?なのだが、一応フォールダウンを抜いた上でのデッキを組んでみた。

【νキバ族 ver2.0】

スコエンと発動条件が被るが、ネクサスを2枚処理しながら1コアブするキメラモン。スコエン同様、コアを増やしてから召喚なので初手に4コスドローカードを使っても召喚までつなげられる。
場に出た後は赤シンボルなので軽減にはならないが、νジークの煌臨元になる&紫魔神で雑に殴れる。
全属性なのでスピッツァー同様、不要ならヴァイオレットフィールドのコストになれるのが利点。

今後採用するかもしれない候補

相手の破壊時やフィールドを離れた時の効果を発揮させずにスピリットとネクサスを同時に除去できる。面倒な世界ネクサスだけでなく壁スピリットも除去してくれるのでアタックが通しやすくなる。
アタック時にストロングドローが使えるので、1点小突くつもりで手札交換してνジークが引き込めればそのまま3-3プランに繋げられる。
青シンボルなのでゼーゲブラヒトやザルムフォーファーの召喚軽減にもなる。
ただし属性が赤青なので手札で腐った場合、ヴァイオレットフィールドのコストにならないのがネック。

終わりに

長くなったがレシピ内容の備忘録を終わりとする。
3月11〜12日のショップバトルの結果を踏まえて次の記事を書きます。
目指せ大型大会優勝!

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