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「好き」を分解してみたら、だいたい料理だった話

私は料理が好きです。

「好きなこと」を聞かれたとき、「料理」っていうのってどう思われるかなあって思って(無駄に考えすぎちゃうヤツ)、言うのが恥ずかしかったりしたのですが、料理って要は私が好きなものの要素が詰まってるものなんだなと思ってから自分の中で納得し、あんまり恥ずかしくなくなりました。

たとえば、高専5年間(高校ではなく高専に行っていました)+大学2年間で7年間繰り返した化学実験は、結果を想定しながら手順を考え、効率良く進めて結果を出すもの。なんだか料理に似ています。

今は記事を書いたり編集したりする仕事をしています。これも、まず取材などで材料を集めて、その材料を並べたりこねたりして記事を書いて、盛り付けを考えるように編集して、プレゼンの全体像を考えながらレイアウトして整える。まさに料理みたい。

つまり私が好きなのは、出来上がりや見栄えを想像して、できるだけ穴がないよう具体的なプロセスを考え、遂行するという一連の作業なんだなあと思いました。それ以外のところはフィーリングなので、チームはその要素を補完できる人(たち)と組んで、楽しくがんばりたいです。

▲さんまのパエリア

ちなみに、料理っていうとよく聞かれるのが、「得意料理」。これも、話広げるために聞いてくれてるんだと思うんだけれど、考えちゃう問いです。何だろー。

私の場合、食べることが好きだからか、「今日はこれが食べたいっ!」とすぐ決まるので、献立に困るということがほぼありません。そして毎日食べたいものが違うので、1年を通して、同じ献立が食卓に上ることはほとんどありません。なので、作る頻度が高いメニューが「得意料理」だとしたら、そもそも頻度が高い料理がないから分からない。

よく美味しいと言われるメニューが得意料理だとしたら…みんな食べたら良いところを探して褒めてくれますよね。料理を振る舞って素直に「まずい」というようなシビアな人に食べてもらったことがないので、それも難しい…と悶々としています。

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