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【2017年以来のリーグ戦勝利へ】2023明治安田生命J1リーグ第27節 鹿島アントラーズvsセレッソ大阪 マッチプレビュー

こんにちは、Masyuです。
素晴らしい3-0勝利から2週間。4位に浮上し、残り8試合を残すのみ。

アウェイ2連戦の1戦目は6位鹿島とのアウェイ直接対決となりました。

鹿島とのグロい対戦成績ですが、ホームよりアウェイのほうが直近だとマシ…というか2013年以降10年で勝ち点取れてるのアウェイだけなんですね…。

グロい対戦成績

出しといてなんですけど、今回の試合は今回の試合なので。
今のセレッソなら歴史を変えられるはず!信じて応援しましょう。
ということで本編です。

★サムネイルの画像は【Mitchie(みっちー)】さんからお借りしました!ありがとうございます✨
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前回対戦

先発メンバー

5月7日第12節が前回対戦。ダービー勝利の勢いそのままホームで迎え撃つ、というシチュエーションでしたが、こういう時に幾度となく道を阻まれた鹿島。前回も0-1の敗北となってしまいました。

試合後に香川が苦言を呈するほどの大雨による最悪のピッチコンディションとなったこの試合。
振り返ることもあまりありませんが、アウェイゴール裏側のハーフコートが水溜まりが特に大きく、ボールが止まってしまう中でチームスタイルがそれに適合していたかが最も大きなポイントでした。この試合は一言で言えばその部分の差が表れていました。

セレッソはビルドアップでボランチのところでもたつくのをひたすら鹿島に狙われ続け、ロングボールは関川と植田に弾き返され続けた一方で、鹿島はロングボールの競り合いを制し、守備ではボランチの部分を狙うというところでチーム内の共有の徹底が伝わってきました。

セレッソは見せ場を作れないまま、セットプレーで失点。
後半には途中出場の上門が一発退場となり、0-1での敗戦となりました。

セレッソはこれで対鹿島ホーム10連敗を記録。
鹿島はこの試合で4試合連続のクリーンシートでの4連勝を記録。その後、この4連勝含めて12戦無敗(9勝3分)を達成することになりました。

今の鹿島アントラーズ

ここまで勝ち点43の6位につける鹿島アントラーズ。クリーンシート数は12回でリーグ最多、リーグ戦ここ5試合では3勝1分1敗とかなり調子のいいチームです。

チーム設計としては前回対戦時とあまり変わらず。ビルドアップについては洗練されてきています。

基本的には両SHが内側に絞り、相手ボランチがアクションに迷うポジショニングを取る。この目的は複数ありますが、一番は鈴木優磨の開放のように見えます。
シーズン開始当初よりはフリーロール味が薄れた鈴木優磨ですが、下のヒートマップを見てもわかりますが特に右サイドに流れてゲームメイクする傾向がある事がわかります。

Sofascoreより引用

彼がフリーでボールを受けられるように、鹿島のSHが内に入ることでボランチとSHどちらが行くのかどっちつかずの状況を作る。確かに試合を見てると両サイドのペナルティーエリアの外からフリーでクロスを打つことが多いですね。もちろん彼にはっきりボランチやSHが行くようになれば、他の選手が空きますし、逆に中に入った勝負する機会も増えるでしょう。
だからこそ、後ろ向きでもボールを守れるようパワー・体の使い方ができる樋口・仲間なのでしょうし、藤井や松村のドリブルに武器がある選手があまり使われないのだろうなと感じます。

予想スタメン

予想スタメン

セレッソは今節もいつものメンバーから変更なしと予想。勝ってますからね。毎熊も先発という報道もありました。奥埜はこの間の練習試合で60分出れたとのことで、先発出場かも?という一報も今朝ありましたが、ベンチスタートで予想します。
ベンチメンバーについては鈴木徳真の枠にサイドバックの選手を入れたり、サイドの選手については入れ替えがあるかも。みんな調子良さそうですもんね。
鹿島は前節スタメンの仲間が警告累積で出場停止。代わりに出てくるのは土居か。ドリブラーの松村はU-22のアジア競技大会の方のメンバーに選ばれています。(奥田・西川潤が呼ばれてる方)

強固なブロックのズレを作る

皆さん御存知の通り、鹿島は守備が堅いチーム。撤退守備についてはボランチがハーフスペースを埋めて、できるだけCBを動かさないことが基本方針になります。ロティーナセレッソでも似たような感じのことをしていたことはよく覚えていますが、記憶が正しければ鹿島のほうがより予防的、早めに埋めに行っている印象です。

これは中を締めて、PA内で有利な状況で相手に勝負させないためですが、CBを出さないようにしているのにもかかわらずCBの植田は釣り出されやすい傾向があります。そのような志向がある、といったほうが正しいかもしれません。
それだけ対人に自身があるということではありますが、この戦術と個人の特徴のミスマッチでチャンスシーンを与える事が多いです。

少しシチュエーションこそ違いますが、この試合のゴールシーン。
基本的には永井にはボランチである樋口に預ける場面ですが、その時点では危険なシーンではないのにも関わらず、植田が永井に近付いて行ってしまって結果として永井に対して3人(樋口,植田,安西)が中途半端にアクションしてしまいました。
結果として、ユンカーに通され、植田がいないゴール前では役割が曖昧になりゴールを取られたということになりました。

これは結果論に過ぎないかもしれませんが、セレッソとしては一つの狙い所。ボールはある程度持つ展開になることも予想できますから、焦れずに相手を動かすこと、差し込む勝負のパスを恐れないこと、そして植田を引き出すこと。これらを意識してやっていきたいところです。
そして大きなサイドチェンジで相手のゾーン意識を曖昧にすること、思い切って人数をかけるところはかけるという意識がいつも以上に重要です。

結果としても、内容としても真価を見せるとき。
歴史を変え、1試合でも長くこのメンバーでヒリヒリとしたこの戦いに食らいつくためにサポーターも奮闘していきましょう。

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