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【西川潤編】2023セレッソ大阪 レンタル組ウォッチ

こんにちは、Masyuです。

今回はJ2組よりひと足早くシーズン折り返しを迎えたサガン鳥栖所属の【西川潤】のここまでのシーズンを振り返っていきます。

この前半戦レビューシリーズは9回構成の予定です。
①プレイヤーレビュー GK&DF編
②プレイヤーレビュー MF&FW編
③レンタル組ウォッチ 丸橋祐介編
④レンタル組ウォッチ 西川潤編
⑤レンタル組ウォッチ 山田寛人編 来週投稿予定!
⑥レンタル組ウォッチ 中島元彦編 来週投稿予定!
⑦レンタル組ウォッチ 松本凪生編
⑧レンタル組ウォッチ 藤尾翔太編
⑨レンタル組ウォッチ 澤上竜二編
ぜひ全て御覧ください!

※注意
・レンタル先の試合全ては見れていません。すみません。ハイライトやデータなども含めてできる限り信憑性のある記事にしているつもりです。

◆鳥栖で挙げた成果

■出場時間

リーグ戦・12/17試合出場(うち5試合先発) 435/1530分 0G1A
ルヴァンカップ・3/6試合出場(うち2試合先発) 191/450分 0G0A
天皇杯・0/1試合出場 0/90分 0G0A
※うちリーグ戦1試合を契約の関係で出場不可、リーグ戦1試合・ルヴァンカップ1試合・天皇杯1試合を代表活動で欠場。

■出場ポジション

・トップ下(4-2-3-1) 7試合
・右シャドウ(3-4-2-1) 4試合
・右SH・WG(4-2-3-1,4-3-3) 3試合
・CF(4-2-3-1) 1試合

…物足りない。これが正直なところです。

彼は現在、「ベンチ入りを争う」立ち位置にいます。
シーズン最序盤こそ、昨季のボール保持をベースとした3-4-2-1でシャドウとしてコンスタントに出番を得ることができていました。昨季終盤は来季の飛躍を期待させるパフォーマンスでしたから。
ただ、チームとして結果が出ず、4-2-3-1に変わると西川はトップ下の本田風智の控えという立場に、その本田が怪我をするとそのポジションにはルヴァンで結果を出していた森谷が入り、今ではフォーメーションが4-3-3になり、適正ポジションを失った彼はサイドプレイヤーやFWとベンチの枠を争っています。

鳥栖のWGは1対1を抜き切ることが求められるところで西川とはミスマッチに見えますし、IHを任せられるほどの守備能力もないのが現状なのでしょう。
少なくともトップ下の二番手と見られていたころまでに成果を出せなかったことで自らを苦しい立場に追いやってしまいました。

プレーを見ると、とにかく前を向けない。ボールが受けられない。
そもそも西川が背負って受けることが求められる場面がチームとして増えてしまっていることがどうなんだ、という感じなのですが、怪我人も多い状況ですから仕方あるまい。
また、プレー判断やポジショニングにも疑問符が残るパフォーマンスで、試合から消えている時間もとても長いです。

◆後半戦に向けた展望

■レンタル先変更はアリ?ナシ?

結論は大いにアリですが、鳥栖の川井監督は手放さないんじゃないかな、と思います。
アリという理由ですが、一番は現状の序列がかなり低いこと。今はWGとしてベンチ入りを争っている状況ですが、長沼・岩崎のファーストチョイスに加え、樺山・なかなか怪我で出れていませんが横山など層は厚いポジションです。
移籍先は新潟とかいいんじゃないかな、とか素人目線では思います。筆者の妄想ですし、オファーがあっての移籍ですから現実的には移籍の可能性は薄いと思います。
また川井監督は去年の出番のない頃から西川にはかなり目をかけている印象で、それは今季も変わっていないと思われます。

↑の記事で西川と川井監督の関係性について詳しく語ってくださっています。

■西川潤の「武器」は何なのか

我々がセレッソで見た西川潤は中盤で前向きにボールを受けて、スルーパスやドリブルなど多様な選択肢を活かしてゴールチャンスを作り出すプレイヤーでした。

↑このイメージが未だに強い。

もちろんセレッソ最終年ではWGにチャレンジしていて、使われる側にもチャレンジしていましたが、基本的には試合を作る側の選手だと思います。

例えば浦和戦ではトップ下で先発し、基本的には守備時には2トップの一角になり前残りする形になっていました。身長があるので、そこを期待しての起用だと思いますが、味方を使って前に出ていく…という連続性のあるプレーはあまり出ませんでした。
だから結局、守備を極めることが鳥栖で定位置を掴むのには一番早いんでしょう。
IHとして守備にハードワークしつつ、攻撃時には運べるパサーとして起点になりつつ、ポケットに侵入し最終局面にも関わるという選手になっていくことが彼と鳥栖の最大利益になりそうです。

西川潤。ここで終わっていいはずがありません。
今年でプロ4年目。勝負どころです。



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