こんにちは、Masyuです。
今年のJ1リーグも残り4戦となりました。開幕の新潟戦で「ジョルディがレベチ」とか「レオはダメかも」とかTLに流れてたのが懐かしいですね。

本来は優勝を争える痺れる展開で迎えたかったこの一戦ではありませんが、ダービー=絶対勝利、どんな状況でも勝ちが求められる一戦です。
この試合を左右しそうなキーポイント3点について予習していきましょう。

ガンバ大阪の特徴を理解しよう

成績としては現在6戦勝ちなし、そして10試合連続失点中。それもあってか前節の名古屋戦では5バックを採用して5-4-1のようなシステムでスタートしたガンバですが、後ろに重く、後ろに信頼がないのかWBが早いトランジションで推進力を生むということもなかったので、恐らく4-3-3に戻してくるでしょう。

攻撃のキーマンの1人目は左SB黒川。彼がかなり高い位置でサイドに張り、後方からの裏へのボールに反応することがガンバの一つの攻撃パターンになっています。その分、WGにはファンアラーノや食野など中で仕事をできるタイプを置くことが多いようです。

ブラジル人のダワンも攻守に効いています。中盤から右奥に抜けていく動きを精力的に行ってくれることを含めて、奥埜によく似ている選手だと思います。ゴール前でのポジショニングもかなりよく、今季は6得点を記録しています。
攻撃では各ポジションの役割がはっきりしているガンバ大阪ですが、かなり攻撃面では立つ位置によって役割ややることが固定化されている印象で、WGがサイド際で突破や裏抜けを仕掛けたりすることや、SBが内に入ってくることということはかなり少ないです。基準点になれるジェバリや前述したダワン・黒川など、役割遂行能力が高い選手がいる一方で、上記の理由から停滞感がある展開では流れをなかなか変えられない傾向が強そうです。

守備は人に出ていく傾向が強く、引き出したスペースは狙い目にできそうです。
例えば前々節FC東京戦の05:57ごろ。ガンバは宇佐美とIHの山本でファーストラインを形成して規制をかけに行きますが、アンカーを消す意識が低く、アンカーにはネタラヴィがアプローチする形を取っています。
この場面ではネタラヴィ、食野が釣り出され、そのスペースをアダイウトンが下がってきてうまく使われました。
守備について徹底されている印象が個人的には強かっただけに、割と大味に人に行く姿勢には驚きましたし、狙い所になりそうです。

キーポイント① SB裏の対応

SBの黒川の飛び出しはもちろんですが、個人的にはダワンの左SB裏への走り込みがより警戒が必要です。中央からサイドに流れる動きは誰がどこまでついていくのか、受け渡しが曖昧になる場面が多いですし、そこで後手を踏むと、サイドで優位を作られ、真ん中でも数的不利が生まれやすいです。(対面する選手が付いていくことが原則ではありますが…。)

前節からIHを比較的高い位置に置きたい意図を見せているセレッソからすると、重心が前に残りすぎてアンカーの香川が出ていったスペースをカバーできない可能性も大いにあります。真ん中を空けないようにカバーリングを徹底する事、何より裏へのボールの対応があまり得意でないように見える舩木には奮闘が求められます。

キーポイント② プレスの勢いを利用できるか

前述したように、人に出ていく傾向があるガンバのプレスを利用し、裏返せるか。
前節の広島戦でセレッソはIHのスタートを高い位置に設定して、できるだけ高い位置で基準を作ることを意識していました。IHが降りてくるタイミングで空くスペースをWGやもう一方のIHが有効に使えるか。ジンヒョンを含めたボールの出し手がしっかりと見ることができるかということが重要になります。

キーポイント③ 常に先手を取れるか

ポジションによって、役割ややることがはっきりしているガンバ。停滞感がある展開を打破することは得意ではありません。
チーム編成的にもCFはジェバリか宇佐美かによってかなりキャラクターが変わりますが、それ以外は特徴が似通っている選手が多く、選手のキャラクターで変化を出すということを重視していないように見えますし、選手コメントからも個人の判断が優先されているチームのようにも見えません。
セレッソとして理想的な展開は前半の早いうちに相手のプランを機能不全にすること。いつもと違う事をすることはありませんが、狙われてるところがわかればすぐに修正し、ピッチ上で相手が長考する時間を作り出しましょう。

スターティングメンバー

セレッソは変わるとしたら上門の位置でしょうか。前節好パフォーマンスを披露した柴山も悩ましいですが、小菊監督がこの大一番で賭けに出るのは考えにくいです。
ガンバはこの大一番前に主力の半田陸とネタラヴィが戦線復帰。半田陸は先発に入ってきそうです。
CFはDFラインを押し込んで中盤のプレーエリアを確保したいことを考え、基準点になれるジェバリと予想します。

何にしろ絶対勝利！
精一杯背中を押しましょう！