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THE冠 表裏に行ってきた。

ドーモ、ジューテイオンです!
3月16日、THE冠の表裏ツアーに参戦してきた。
THE冠のライブ、それもワンマンは初だったんで、楽しみすぎて週始めからソワソワしてたってもんだ。

THE冠の何がいいって、もう四半世紀以上も鋼鉄の魂を貫き続けてるとこなんだよな。
いまいちウケなかろうが身内から「いつまでヘビメタやってんの」とか言われようが、拳王みてえな兜かぶって鎖ぶら下げて肩パッドつけてピッチピチのパンツ食い込ませて汗まみれでハイトーンかます…泣ける!
その漢気を間近で見られる日がついに来たわけよ。どうだったってそりゃあよ…
全てを出し尽くして暴れきったに決まってんだろ!

梅田Zeelaっつー箱だったんだが、いい感じの狭さでマジで近かった。
冠兄貴の細かな表情(っつかもはや顔芸)がハッキリ見えて、なんつーか親しみやすい距離感だったな。
今回の表裏ツアーってのは、前半が「表」後半が「裏」という長丁場だ。表ではいわゆる定番曲、裏ではもう音源も手に入るかわからねえようなマニアックなラインナップとディープなトークが待っている。
最初から最後までブッ通しTHE冠100%という異常に濃い空間ってことだ。ファンにはたまんねえな!

まあ本番は裏からかな、なんて余裕かましてたんだが、表の開始直後からクライマックスだったぜ。
最新アルバム『奪冠』の曲がメインだったが、体が一気に温められた。さすがは兄貴だ、盛り上げ方が上手すぎる!
「奪冠」はメタラー全員聴かなきゃいけねえ曲だ。兄貴のメタルに懸ける漢気が詰まってる。心殺して生きるぐらいなら道なき道を進む!これまで貫いてきたからこその厚み!それがリアルタイムの圧で迫ってくるんだ。

最強のバンド陣の轟音で殴られまくって、冠兄貴のなんでアラフィフなのにこんな声が出るんだよってシャウト(と限りなく無駄のない無駄な動きと顔芸)で体温上がらねー奴なんていねーわ。
これが鋼鉄を貫き続ける野郎だけが持つカラテなんだな。負けてられるか!俺らのボルテージも上がり続ける!合間合間のMCで腹筋も鍛えられる!

そーやってキマりまくってるとさ。時間ってすぐに過ぎんだよな。えーもう表終わるの!?ってな。
実際裏も体感じゃすげー短かった。でも表以上にガッツリ楽しんだぜ!

何が嬉しかったってなぁ、特に気に入ってる曲「鎧兜鎖血」や「マザーアース」「担がれた冠」、それから映画『デトロイト・メタル・シティ』の主題歌「SATSUGAI」までやってくれたことだ。
こんなのライブで聴けると思わねーじゃんか!
表裏ならではだと思ったね。

思い入れのある曲になるとヘドバンや雄叫びにも余計に気合が入って、もうあの時の俺軽くトんでたんじゃねえかな。「鎧兜鎖血」もう好きすぎてなー!やっぱあのサビ滾るよなー!レゲエパートの与太含めて最高だった。レゲエなのにオーサカベイブルースが始まるとかよw
「担がれた冠」の音頭にのせて踊るのとか死ぬほど楽しかった…あの一体感。兄貴の煽りがもうマジで上手いんだよ!

アンコール「初志冠徹」で首なんかもげちまえってぐらい振り乱して、兄貴も出し尽くしたし、俺らも出し尽くした。ライブ後のスシが沁み渡ったぜ…。
何度もいうがアラフィフのモータルの身でこの長丁場動き回って叫び続けた兄貴半端ねーよ!やりきるのがすげーよ!鋼鉄は依然錆びついちゃいねー!

ずっと楽しみにしてきたライブだが期待以上のモンを味わわせてくれた。本ッ当に来て良かった。
冠兄貴、これからもついてくぜ。ヘヴィメタル・ネヴァーダイズだ!

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