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青春18きっぷとフェリーで日本縦断旅行④-ムーンライトながらで東京へ! っと思ったが....

今日の記事は短めになると思います。

【3日目】姫路~大垣

新快速で米原、そして大垣へ

日も暮れ切りそうな夕方。我々は祖父の家を出発し播但線に乗り姫路へ向かっていました。いまは夏の真っただ中。どうやら今日は大きなお祭りか花火大会でもあるようで車内は浴衣を着た若者でにぎわっていました。

18:10姫路駅に到着。我々は神戸線に乗り換えます。ここから米原までは楽々です。何と言ったって新快速という高速かつ安価な移動手段があるからです。もちろん青春18きっぷでも乗車できます。

列車は特急のような爆速で神戸線内を通過。途中、大阪からは休日にも関わらずたくさんの客が乗車してきました。日本一長い複々線区間は今日もたくさんの列車でにぎわっています。空はだんだん暗くなっていきます。

米原に到着したのは午後9時前でした。空はすでに真っ暗な「夜」に覆われています。

ここで21:07発の313系快速浜松行に乗車し大垣へ向かいます。約3日間に及んで乗車してきたJR西日本もここで終了。ここからはJR東海に入ります。

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約30分間列車に揺られたのち我々は大垣に到着。ここからは1時間ほど休憩をとって快速ムーンライトながらに乗車する予定でした......が、ここでアクシデントが発生します。

アクシデント発生

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我々が一度駅を出て買い足しに行き戻ってきたときのことでした。改札には大垣駅名物の一つである有人改札にできる長蛇の列の姿がありました。

しかし何か様子が違います。改札を抜けてみると驚きの事実が発覚しました。なんとこの先の路線で事故が発生していたのです。

とりあえずホームに降りてみるとそこにはすでにたくさんのムーンライトながらへの乗客が待機していました。

少しの遅れだろうと甘く見ていましたが待てど待てどムーンライトながらは入線してきません。それもそのはず大垣駅のホームは先に進めない普通列車などでいっぱいだったのです。私は約1時間半ぐらいたたされるはめになりました。

結局入線してきたのは日付が変わって8月6日の0:15ごろ。やっとのことで座席に座れ一安心します。

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みなさんお疲れで列車の中は静まり返っていました。さらにその後列車は約1時間ほど大垣駅に停車し続け、1:05ごろゆっくりと寝静まった大垣の町を後にしました。

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私は名古屋の夜景を見ながらひとりラジオ深夜便のラジオ文芸館に耳を傾けます。この日は双子の星が放送されていました。

その後列車は遅れを取り戻すかのように爆速で東海道本線内を進みます。遅れの影響かわかりませんが途中どこかの駅で30分ほど運転停車し何本かの貨物列車を通過させました。

車内でのこと

この列車は国鉄型の185系が使用されており場所によっては夜行列車なのにモーター音がひどくうるさいことでも有名です。

この列車に乗車中印象的だったことはまずチケットをとるのはあんなに難しいのに乗ってみるとがらがらだったことです。今、こういう切符は転売などが問題になっていることがよくわかりました。

もう一つは途中、検札に来た車掌さんがこの日は眠っている人を起こしてまで切符を切らなかったこと、そしてその車掌さんが窓の外の景色を見て現在地を把握しようとしていたところです。あんなに暗くて爆速で走っていて、駅名標もとても読めないのにそれで現在地が分かっていたならすごいと思いました。

その後、私も列車に揺られながら静かに眠りにつくのでした。

青春18きっぷとフェリーで日本縦断旅行⑤に続く。

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