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Soya’s Themesong 2022-Sep.

こんなに間隔あけたことないのでは……。これだけ時間が経つともういいやってなりがちなんですけど、ゴールテープ見えている気がするので、意地で続けます。

9月。8月に燃え尽きたからか、ずっと家にいたからか、音楽的にはポケットのような月。昨年12月に沼ってからずっとなんだかんだ聞いていたキスマイから初めて離れた月でもありました。(離れた、というか積極的に聞かなかったぐらいの感じ)

September.

・向井太一「Bravest」
・向井太一 Album『COLORLESS』
・Mrs.GREEN APPLE「ダンスホール」
・Snow ManAlbum『Snow Labo.S2』
番外編
・SixTONES Blu-ray 『(Tour) Feel da CITY』

向井太一 「Bravest」

テレビアニメ「DRAGON QUEST -ダイの大冒険(以下ダイの大冒険)」の最終期オープニング曲。
Aメロの最初のフレーズ「仲間との絆を その胸に抱いて 閃光のように一瞬に 全てを賭けてく」を聴いた瞬間に、書き下ろしだ!!!!と感動し……うう……一瞬……だけど閃光のように………ううう……

ダイの大冒険は、1989年から1996年(!)に週刊少年ジャンプで連載されていた、タイトル通りあのドラクエの世界観や設定を元にした少年漫画です。兄が集めていたのか、家にコミックス全巻揃っていたので小学生の時に読みました。わたしが読んだはじめて漫画のひとつなんじゃないだろうか。ダイ大。

勇者がパーティを組んで、魔王を倒し、地上に平和をもたらす話、といってしまったらそれまでなのですが。たくさんの必殺技に魔法の数々、逆輸入されたギガブレイクに極大消滅呪文メドローア、魔王からは逃げられないという設定のオマージュ。天地魔闘の構えに、フィンガーフレアボムズ……。ギミックに伏線が重なり合った最高の作品!
セーラームーンごっこと同じくらい、みんな傘持ったらアバンストラッシュごっこしましたよね?

わたしのバイブルのひとつなのですが、……なんと、この令和の世に再アニメ化!!!!しかも全100話!!!!!!!大歓喜!!!

2020年10月から放送していたのですが、数ヶ月おきにある程度貯めて一気に見る、というのを繰り返していまして。
退院明けで自宅療養中の9月に、最終決戦前に一気に溜まった分を消化し倒した……ということで9月分としてエントリーです。先日最終回迎えまして絶賛ロスってます。

ダイの大冒険は、本当に最高of最高の作品なので全人類見た方がいい(オタク文脈)。
いや〜、アニメ見て、ヒュンケルが人気なわけがよくわかりました。子供の時には何にも思わなかったけど(顔が良すぎると避けがち)、改めてヒュンケル嫌いな人はただの嫉妬でしょってぐらいチートで笑っちゃいましたね。
わたしが好きなのはマトリフ、ヒム(ヒムチャン!)、ロン・ベルクあたり。それから大人になってから、バランとハドラーの良さがよくわかるようになりました。どっちも格好良すぎるよ……泣くに泣いた。
あ、ポップはぶっちぎり大優勝です。えーん、ポップ……お前が地上最強だよ……

ちなみにフレイザードの有名なクズ台詞「俺は戦うのが好きなんじゃねえ、勝つのが好きなんだよ」は真理だなと思っているので、胸に刻んでいます。

向井太一 Album 『COLORLESS』

2021年4月発売のアルバム。
向井太一くんは、KEN THE 390「Beautiful」で客演していたので、実はBravest以前から知っていました。15周年のビルボードライブにも来てくれてましたね。(あれはとてもよいライブだった……客演超豪華 わたし1mmも映ってないけど、下手の2階にいます笑)

声がすごく素敵だなと思っていたのですが、以前はそれほど聞き込めてなくて。配信だとなんでも聞けるけど、手触りを確かめるにはやはりあれこれ聞くよりアルバムを聴くのがいいなと思ってこのアルバムにしました。……わたしは「アルバム」というものが好きなのです。アルバムには世界がある。

好きなのは、「僕のままで」「Colorless」。僕のままで、メロディラインがドラマティックで聴いててすごく気持ちがよかった。自分に重ね合わせるとかではなく、歌に込められたものを愛でるというか、シンプルに感情に揺さぶられる、それを享受するのがよいな、と思う。Colorlessも同じかな。
気づいたら新しいアルバムも出ているようなのでまた聴いてみようかな。

しかし、youtube見てると向井くん何屋なのかよくわからなくてちょっと面白い……。

Mrs. GREEN APPLE 「ダンスホール」

テレビのランキング企画(よくあるやつ)で、「青と夏」流れてていい曲だな〜と思い……Mrs. GREEN APPLEの解像度を上げようと思って聞き始めました。

Mrs. GREEN APPLE(というか、大森元貴氏)はキスマイに「ルラルララ」という超超超名曲を提供してくれているので、いつかちゃんと聞きたいなと思っていたところもあったので。

ダンスホール。陽気で軽快なダンスナンバー、ポジティブな寄りそう歌詞、なのだけど何が琴線に触れたのかって、やっぱり「ダンスホール」の比喩なのかなと思います。”結局は大丈夫 この世界はダンスホール”の歌詞の強さといったら。踊るように人生を、って口にするのは簡単で、でも出来なくて(踊れないよ、っていうのもあるけど)。でもそれが凄く楽しいことはわかるし、救いになることもわかる。一緒に身体を揺らしてくれる誰かがいて、そこで愛を探してるのもいいな。
あと、”足が疲れても踊る”っていうのも、なんか……いい。その通りだ。

わたしの人生観で、マクベスの「人生は歩きまわる影法師、あわれな役者だ」というフレーズが結構心の中に沈んでいます。これは凄くネガティブなセリフだけれど、生きていく上で役の意識みたいなものがあって、舞台……ダンスホールにあがる自分、というのがなんとなくしっくりくる、みたいなところはあるのかもしれない。※なお、役者経験はありません

ちなみにMrs. GREEN APPLEってロックバンドですよね? こんなに踊れるの凄い。
そして、名曲ルラルララ。これも愛の歌。

Snow Man Album 『Snow Labo.S2』

何ならこのままジャニーズ聞かずに終わりそうでしたが、21日にアルバムが出ました。聞かなかったら聞かなかったでそれで良かったんですけど。

やっと……やっと、良さげな曲がやってきたよおおおおおお(感想)

どこかの記事でも言葉にした通り、Snow Manの打率の低さにはだいぶ悩まされてきましたが(SixTONESやキスマイと比べて / 主観です)、このアルバムは3割打者です!えらい!!!!!
個人的に、ジャンル被りがないようにした(一人に一ジャンルを割り当てて選曲したという手法が)良かったんだと思っています。Snow Manの曲って、今までどうしても似た印象の曲が多かったなあと感じるので。(主観です

ボーナストラック込全16曲のなかで気になった曲たち。

◆JUICY

ジャンルはファンク。リード曲。噛めば噛むほど味が出る、発見のある曲だなと思っている。洒落た曲。個人的には甘さと色気が過剰すぎず、バランスが良い。say my name……の振りが好き。マルチアングル、自担が優勝している。まあいつも優勝ですけどね。

◆Tic Tac Toe

本アルバム個人的MVM(Most Valuable Music)。ジャンルはHIPHOP。
視聴からド好みだったけど期待を裏切らない。めちゃくちゃ好きで、ずーーーっとこれを聞いています。圧をかける歌い方好きだ。韻はそんなに強く感じないのですが、”Now let's play the game Tic Tac Toe”の流れるような歌詞が気持ち良すぎる。あと”I'm Biting like a Tigar”!(虎へのアイデンティティ)と”Release 欲望(Desire)"。欲望はリリースしていきたいもの。
わたしはTic Tac Toe=三目並べ、引き分けるので好きじゃないんですが、このゲームが何を隠喩してるのか考えるのも凄く考察しがいがある。

◆Toxic Girl

ジャンルはオリエンタル。エキゾチックテイストで圧の強い曲なのでそれだけで100点。なお、エキゾチックで圧が強いの最右翼はみんな大好きSpecial Order(SixTONES)。

◆Secret Touch

5thシングル曲。改めてアルバムの中で通しで聴くといいですね。この曲、バラードに見せかけて意外とリズムを刻んでいるところが好き。刻み方も揺らぎを感じ取れて良い。振りも浮遊感を感じる。しかしMVがTRUMPなのでドキドキしちゃう。ギムナジウム感すごいし、月に手を伸ばしてるし……

◆キッタキッテナイ

トンチキ曲。前髪がないので、「前髪切った?」って聞かれたことないし(「髪切った?」である)、男友達に「チェックとドット、どっちが似合う?」なんて聞くことはしない(店員さんには聞く)。
「元彼とLINEしてるの?」って聞かれても「それはいえないよ〜」とは回答しない。けどまあ、楽しいからOK、OK!

◆ボクとキミと

MVが凄く良い。あのひらみの中で戯れる演出を提案した方にお歳暮送りたいです。”泣き曲”に相応しい。しかしSecret Touchといいこの曲といい、この手の曲は目黒蓮無双だな……。

◆Color me live…

ユニット曲。ポロロンとなる音に転がり落ちるような高音に、懐かしさを感じているのですが思い出せない。掴めそうで掴めない、水のような曲。MV通り。曲聴いて、MV見て、歌詞を読んで……としていくうちに、自分の中に水が染み込むような感じを受けます。音数少ないのもとても良い。
このMVで宮舘涼太が着ているレースのセットアップがはちゃめちゃに好みなので欲しいのですがどこに売ってますか!!!!!!(技ありセットアップ大好き魔神なもので……)

番外編:SixTONES Blu-ray 『(Tour) Feel da CITY』

曲じゃないけど、唸ってしまった演出。4月に見に行ったSixTONES アリーナツアー「Feel Da CITY」の円盤が発売されました。

いやあ……前作「on est」円盤でも衝撃を受けましたが、ひとつの映像作品としてのクオリティが尋常じゃない。SONYの矜持しかないでしょうこれは。「おれたちの考える最高のSixTONES」を見せつけられているし、この画作りに耐えうる(踏まえて)の演出と照明、撮影も凄い。リアルと映像の相互関係というのか……。
黒が強いところ。コントラスト強めな画。スロー、回転が織り交ぜられ、差し込まれる足元に代表されるパーツのアップ。画角、構図、寄りと引きのバランス。
確かに見てきたはずなのに、記憶よりもずっと儚くて、見たことのない世界のものを見てる。魔法みたいだなと思う。
極めつけはNAVIGATORの間奏、頭上に何かを放り投げる振りをするんてすが、その想像の放物線に合わせてカメラが何もない宙を追うんですよ。映ってるのは天井なんですよ。そして、その”何か”が、落下して手元に戻ってくるタイミングのエフェクト音と”Hey you!!”の音ハメ!!
わたしは何を見せられたんだ……?と思わず巻き戻しましたもんね。素晴らしい仕事だよ……。家のテレビ、SONYの有機ELにして見直したいです。


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