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未遂に終わった泥棒の手口!!

どうも元鍵屋の「またたび」です。
今回は以前、私の自宅で起きた泥棒の手口に付いてお話していこうと思います。

以前は横行していたこの手口、最近の扉には通じませんが、古めのマンションの扉や鍵に関しては今でも注意が必要です。

過去の事例を元に勉強していって下さい。

鍵に付いては▼他にも記事書いてますので良かったら見ていって下さいネ。


サムターン回し

具体的な手口に関しては、助長してしまいますので詳しくは書きませんが、「サムターン回し」という手口です。

サムターンとは扉の内側に付いているノブや鍵の閉めたり開けたりするツマミの部分の事を指します。

下記写真はTwitter(X)からの引用ですが、つまりこういう事です。

※上記の写真は郵便受けが外れてしまっていますよね😅
これは非常に稀なケースで扉の外側から郵便受けが外されるなんてほぼ無いです。結構ガッチリ付いていますからね!余程グラついていたのか?

今の扉は腕自体が入らないなどの策がとられている。

皆さんも一度確認してみて下さい。

私の遭遇したパターン

仕事からの帰り、自宅マンション前にはパトカーが数台パトライトを点けて停まっていました。

どうやら自分の住んでいるマンションで何かあったらしい?

自宅前に着くと既に鑑識が隣や向かいの部屋の検証を始めている。何があったのかわからない?自宅前にも数人の鑑識が待ち受けていた。

すると「こちらにお住いの方ですか?」と聞かれる・・・

よく見ると、どうやらドリルで扉に穴が空けられていた。
扉を開け鑑識が検証を始める・・・

話を色々聞いたのですが、隣のお宅・向かいのお宅・上の階・下の階とかなりのお宅が同じ手口で被害にあっていた。

集団窃盗団が来て、一気にやられたみたいなのです。

手口としては要は穴を空けられ、そこから棒を入れてサムターンを回して開錠されるというもの。

今の鍵はボタンを押さないとサムターンが回らない仕組も多いんだけど、昔の鍵にはそんなものは付いていなかったんですよね。

なぜうちは大丈夫だったのか?

私は鍵屋の頃からこの手口に関しては知っておりましたので、サムターンカバーを装着していたのです。
色んなタイプのものが出てますが、下記のようなものです。

おまけに扉の隙間にはガードプレートを装着していました。

元鍵屋ならではの発想で何とか開けられる事は無かったみたいです😅
※っていうか鍵屋さん時代にサンプルでもらったものを付けていただけなんですけどね💧

またMIWAロック製の商品であれば純正の防犯サムターンも出ています。
※一般的なマンションなんかはMIWAロック製の鍵を使っているところが多い。日本国内ではかなりのシェアを持つメーカーです。確認してみて下さい。

ちなみにこの手口はドアビュー(ドアスコープ)を破壊されそこから同じように棒を入れられる、なんて手口も当時流行ってましたね。

何故このような手口が横行していたのかと言うと、鍵の進化が著しく、鍵を開錠(ピッキング)する事が難しくなっていた事が要因じゃないかと思います。

被害

私の家は扉に穴を空けられただけで、侵入される事もなく被害的には扉の破損だけと少なかったのですが、他のお宅は侵入され被害が多く出ていたと聞きました。

おまけ

これは鍵屋に務めている頃から言われていた事ですが、泥棒の被害に合う時間帯は夕方の薄暗くなってくる時間帯が一番多いです。

この時のケースも夕方5時位の犯行だったようです。

理由としては

  • 買物などで一番留守にしている時間帯

  • 部屋の中の灯りが確認できる

  • 住民に紛れ込む事ができ、歩いていても怪しまれない時間帯

こういった事が考えられます。
犯行時間(侵入して外に出るまでの時間)にしては恐らく扉を開けられてから5分もかからないとよく言われていましたね。
(参考まで)

泥棒というと、つい画像の左の人間にイメージしやすいですが、こんな人居ません。むしろ右側の人間が正解です!
すれ違っても一見わからないですからね!

まとめ

泥棒はとにかく時間が掛る事を嫌う傾向にあります。
外側から見て何かの防犯対策を施している事がわかれば、作業に時間が掛ると認識します。

常日頃から防犯対策に耳を傾けておくと思いもしない時に役に立ったりもします。

注意:何れにせよ鉢合わせが一番怖いですからね!

「自分のうちは大丈夫だ!」って皆んなが思っていると思います。でも割と身近な話ですから気を付けてお過ごし下さい。

それではまた






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