コールオブクトゥルフT&T、という遊びを考えた

久々に日記なるものをしてみんとする。

・トンネルズ&トロールズのセッションをした。
舞台を現代世界にして遊ぶテストプレイをしてみたがこれが大失敗。
プレイヤー大不評。しょんぼり。

・ぶっちゃけた話トンネルズ&トロールズを近代化改装しようと試みたが、
そんなことしなくてもよかったのだ。
変に誘導じみたハンドアウトなんか用意しなくても良かったし、
奇天烈なNPCなんか別にいらなかった。
必要なのは大目標、設定のフィックス(昔は言霊システムと呼ばれていたらしい)、
そしてマイルストーンぐらいだった。
今更の失敗で大変恥ずかしい。

・ついに世界設定についても失敗した。
どうも、トンネルズ&トロールズをやると言えば集団戦を遊ぶ、というイメージが僕には強かったらしく、
すぐ軍事物にしてしまう悪い癖があるようだ。
軍事のことを詳しく知っているわけでもないのにね。ああ恥ずかしい。
 冷静な頭で、今、トンネルズ&トロールズを現代でやるならば、もちろん舞台は日本スタートだろう。
プレイヤーキャラクターの動きが想像しやすいというのがその理由だ。

 そのうえで現代日本でトンネルズ&トロールズをやる事は、流行のコールオブクトゥルフで無茶をやるゲームに比べて、
無茶ゲーが回しやすいはずだ。
ショゴスを操るスーパー魔術師を相手取るのに対して、相手の潜むビルを破壊して押しつぶす。
とかができるわけだから、これは強い。ゲームマスターも気兼ねなく神話的生物を敵として出すことができる。
次回はこれでいこう。


・そうなのだ。現代日本でやるわけだからクトゥルフ物だと思って作れば何の問題もなく作れるはずだ。
 プレイヤーにはまず能力値をダイスロールで振ってもらい、種族を決定する。
 種族は、ガリ勉(エルフ)、スポーツマン(ドワーフ)、常識人(人間)。
特別種族としてボーカロイド(電脳世界にだけ存在、Pがハッキングで各人のPCを経由して話す。Pは登場しない。ルール的にはフェアリーとして扱う)。ノームとホブは登場しないでいいだろう。
 能力値と種族が決まったら、それらに見合うキャラクター設定を100文字ぐらいで書いてもらう。
あとは、キャラクター設定に見合う名前とイチオシの能力を単語で書いてもらう(タレント)。
最後に能力値と設定的に似合いそうな職業を選んで完成だ。

・現代日本でクトゥルフといえば方々にてシナリオが公開されているので、これをやるといいだろう。
さいわい、トンネルズ&トロールズは一般市民が武器をとったとしてモンスターレート10、という大体の目安があるので、
一般市民が何人いれば互角に戦えるかというのを想像すれば、ある程度神話的生物の強さも同定できる。
特殊な能力はもちろんT&Tにも豊富にある。これを使うのがいいだろう。
(もちろん、結果として神話生物はとんでもない強さになるはずである)
あとは、以下のテンプレートに則ってクトゥルフ物をやれば、
問題なくトンネルズ&トロールズbyクトゥルフは回るはずだ。


・クトゥルフ物のテンプレートの1つを紹介する。これを使ってT&Tクトゥルフを考えよう。

1.舞台の紹介
2.プレイヤーの紹介
3.異変と怪異
4.身に起こる危険
5.逃走と闘争
6.遭遇
7.終了 エピローグ

 基本的には、プレイヤーが乗って来る(想像力を働かせ続ける)ように仕向ける。
具体的にはこうだ。
プレイヤーへの質問→プレイヤーからの回答を得たら、その描写(設定のフィックス)
→それはなぜ? と質問(ここでプレイヤーは理由について想像を働かせる)
→プレイヤーの再回答にOKサインを出し、その描写をする。
この繰り返しで想像力を働かせる。

 3の異変と怪異については、描写の中で、ちょっとした違和感を積み上げる。襲われるかも。という
想像だけでプレイヤーを恐怖させるのがミソだ。想像は恐怖の母である。
いきなり死体を転がす流派もあるが、ここでは想像力のキープに努めるのが当世流だろう。
プレイヤーがコウカモ? と思ってなにか口に出したら、
ショックダメージとして精神的なダメージを体力に2点プラスマイナス1点程度、負うものとする。
このダメージは精神的な安息を得ない限り快癒しないものとして、別計算しておこう。
 一方でプレイヤーには、精神的安息の世界に一時的に旅立つことも可能である旨、告げておくと、
俄然らしくなる。
ダメージ軽減のために、一時的な自閉や極端なロールプレイをすることでダメージを回復しておくわけだ。
もちろんその間、プレイヤーは自キャラの身に何が起こるのかをどきどきする羽目になる。

 4については簡単だ。モンスターの能力を使って、戦闘能力の高いものを分断し、各個撃破する。
だいたいプレイヤーキャラクター人数が半分になる程度に攻撃機会を用意しよう。PCが5人なら3回だ。
その場に主体のいないボーカロイドだけが唯一対抗しうるが、彼女(もしくは彼)は
他キャラのスマホやコンピュータにしか居ることができないうえ、たいていの神話的生物はカメラに映らない。
ボーカロイドには他PCがどうやって殺されたかしか伝えることができないのである。
もちろん死体を見慣れない現代日本人には、目の前で人が死ぬ光景も十分にショックダメージを発生させうる。

 多少の人間が死んで情報が集まったところで、プレイヤーは戦うか逃げるかの選択に入る。
うまく攻撃をかわせていれば、半数以上が残っていつつ、情報も集まっているはずだ。
撤退方向に話がまとまったら、各プレイヤーに1行動させたのち退場させる。
闘争方向にまとまったならば、準備の1行動ずつをさせたのち、戦闘に入る。

 闘争になったら、普通に戦闘をしよう。
戦闘が終わったら、直ちにゲームを終了させる。あとはこのキャラたちは今後どうなる。というのを
プレイヤーの意見を取り入れつつ、語ればゲーム終了だ。
 
よし。理論立てはできた。後は実践あるのみ!

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