羽田空港増便で関東の自治体に勝機!? 週刊インバウンドニュースマガジン(8月2週号)

この記事は、株式会社MATCHAが毎週送付しているメールマガジン「週刊インバウンドニュースマガジン」の内容を転載したものです。メールマガジンの受信を希望される方は、こちらで登録を行ってください。その他のお問い合わせはこちらへ。

1.インバウンドメディア「MATCHAが」クーポン専用ページをリリース。“お得”さ以外の魅力を訴求

インバウンドメディア「MATCHA( matcha-jp.com/jp/ )」が、8月8日、訪日客が旅行中に使えるクーポンページをリリースしました。

第一弾となるリリースでは、東急ハンズ、ラオックス、ビックカメラといった小売店や、旅行中に使える便利なサービスに関するクーポンがリリースされています。

インバウンドメディアがクーポンを紹介する事例はこれまでもありましたが、事業者クーポンをそのまま貼り付けるだけの形式が多く、利便性ははそれほど高くありませんでした。

MATCHAではデザインも含め、お得さ以外にもユーザーがクーポンを使いたくなる仕組み・サービスを作り上げ、旅行者と事業者の理想的なマッチングを実現します。

今後は記事広告によるプロモーション以外での事業者支援に加え、クーポンなどを活用した安価な支援サービスをリリースする予定。

お問い合わせは本メールへの返信か、「お問い合わせフォーム」からお願いいたします。

2.今後数年で、ミナミエリアに続く観光集積地が大阪に誕生か

CBREが特別レポート「今後の大阪の不動産市場の行方~2030年に向けて~」を発表(8/1 CBRE)
u0u0.net/WEhW

商用不動産サービスのCBRE株式会社( www.cbre.co.jp/ja-jp )から、大阪の不動産市場に関する特別レポートが発表されました。

インバウンド需要が非常に高いことで知られる大阪エリア

特に心斎橋や難波をはじめとする”ミナミ”エリアは、訪日客が観光やショッピングを楽しむ町として定番化しました。

レポートでは、今後この傾向がさらに進むことが予測されています。つまり、今後数年以内に大きな百貨店、ホテルがオープンする御堂筋のさらなるハイストリート化と、ミナミエリアの人の流れの拡大です。

今後も訪日客が増加することで、人々がさらにこのエリアに集中し、周辺のエリア(恵比寿町、新今宮)にまで人の流れは広がるでしょう。

もう1点、2025年の万博開催地に決まった「夢州」も今後注目のエリアです。統合型リゾートの誘致が決まれば、大阪にもうひとつの観光集積地が生まれることになるでしょう。

人の流れの変化を把握することで、大阪では新たなビジネスの受け皿を設けることができるでしょう。

3.訪日客の気持は、彼ら自身に尋ねよう

Travel Aware for World Cup 2019 (イギリス外務省)
www.youtube.com/channel/UC69mHY0tMrQSSpEFPJ8vz9A

イギリス外務省が公式Youtubeチャンネルにて、自国のラグビーファン向けにユニークな動画を公開しました。

来月に迫ったラグビーW杯では、ラグビーファンの多い同国からも多くのファンが日本を訪れる見込みです。

動画ではそんなファンのために、日本旅行の注意点が解説されています。

日本ではタトゥーが人気なの? 私のクレジットカードは日本で使える? など、テーマは様々。海外の方にとっての気になるポイントや、彼らの目に映る日本の姿が見えてきて非常に興味深いです。

「日本人にとっての当たり前が、他の国にとってはそうではない」

インバウンドを考える最初の一歩です。

4.羽田・成田の増便で、東京は世界トップ都市の空港に並べるか

羽田新ルート、20年3月29日から 国交省が正式表明 (8/8 日本経済新聞)
www.nikkei.com/article/DGXMZO48351990Y9A800C1EAF000/

8月8日、石井啓一国土交通相が記者会見を行い、羽田空港の国際便増便について発表を行いました。

現在の羽田空港の国際線発着集は年間約6万回ですが、2020年3月からの増便で3万9千回増え、9万9千回となります。

世界の主要都市での年間発着数は100万回を超えるのが一般的であるところ、日本では成田と羽田を合わせても75万回程度。

政府は今後両空港の発着数を増加させ、100万回を超えることを目指しています。

現在の3割以上の増便が見込まれることから、今後首都圏へはさらにたくさんの旅行者が集まることが見込まれます。

東京都心だけではさばき切れない旅行者を受け入れるため、関東全域での受け入れ体制整備が期待されます。

参考:
羽田、国際線発着年3.9万回増 五輪に対応 来年3月29日から
www.sankeibiz.jp/macro/news/190809/mca1908090500008-n1.htm

5.インバウンドに暗い影を落とす日韓問題、その行方は?

韓国依存の九州インバウンドは「リーマン級」打撃。それでも楽観論増える3つの理由(8/9 BUSINESS INSIDER)
www.businessinsider.jp/post-196178

本マガジンでは毎週触れている日韓問題。引き続き厳しい状況は変わらず、九州地方を中心に需要へのダイレクトな影響が続いています。

一方こちらの記事の中では、厳しい中でも楽観的な未来や状況が語られています。

多分に希望的観測も含まれてはいるかとは思いますが、このような状況が永遠に続くわけではないということは確かでしょう。

まとめ

「旅行者の目線で観光地を考える」

MATCHAが設立当初から大切にしていることです。

今回のマガジンで紹介したイギリス大使館の動画は、私達日本人がそんな海外の目線を知るのにとてもよい教材でした。

訪日旅行者の多くは多くは、単純な「美しさ」「便利さ」「お得さ」だけで日本を選んでいるわけではありません。

「子どもの頃からの憧れの土地に行きたい」「神聖な空間で人生観を変えたい」「友人や知人に自慢できる旅がしたい」

そのインサイトは様々です。日本人だけの力でそんな旅行者の内面を推し量るのは限界があります。

「海外の方に行きたいと思わせるクリエイティブ作り」なら、わたしたちMATCHAにお任せください。ご相談はこちらへどうぞ。


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