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【Weibo運用の極意 Vol.1】そもそもWeiboとは何か?

独自の進化を遂げた「中国版Facebook×Twitter」

Twitter・FacebookのようなSNS機能を持ちつつ、“9枚写真”など独自文化を持つWeibo

Weiboは「ウェイボー」と読み、中国語で「微博」と書きます。これは「ミニブログ」という意味です。

「新浪(シナ)」という会社が運営しており、以前は「新浪微博」という名前でしたが、現在は「微博」に変更され親しまれています。

「中国版Twitter」と表現されることが多く、Twitterと同様に文章・画像・動画を組み合わせた情報発信が特徴。

ただし、全般的な機能やUIを踏まえると、TwitterとFacebookを組み合わせたようなSNSであると言えるでしょう。

また、画像を9枚セットで貼る習慣など、Weibo独自の文化が醸成されています

WeChat(微信)との違いは?

「Weibo」(左)とユーザーを二分するSNS「WeChat」(右)

中国のSNSといえばWeChatも有名です。

こちらはLINEのように、ユーザー同士でメッセージのやり取りを行うメッセンジャーサービスがメインの機能です。

WeChatによるマーケティングはできることの幅が広い一方、使いこなすにはある程度の経験や知識が必要になります。

まず気軽に情報を発信するのであれば、Weiboのほうがややハードルは低いと言えます。

Weiboのユーザーはどれくらい?

Weiboは7.2億人のユーザーがおり、日本の企業公式アカウントも2,500を越える中国最大のSNSです。デイリーアクティブユーザー数(DAU※)は1.3億人ほどで、1日あたり合計で1.3億回の投稿がされています。

TwitterのDAUは日本で約4500万人、全世界合わせても約3.3億人であることからも、Weiboの規模の大きさがわかります。

中国の方に情報を届けるなら、Weiboは最も効率的で早い方法のひとつだと言えるでしょう。

Weiboのユーザーはどんな人たち?

Weibo Japanの公式サイトによると、ユーザーは17〜33歳が8割で、男女比は5:5とバランスがよいです。特に大卒の所得層が高いユーザーが多いので、実際にWeiboを触ってみるとブランド広告が多く見受けられます。

実際にMATCHAで広告配信をしてみても、エリア別にレポートを見ると「北京」「上海」「珠江デルタ」「長江デルタ」などの高所得層エリアが多い印象を受けます。

※DAU:1日にそのサービスを利用しているユーザーの数。サービス利用の規模、活発さを測ることができる

Weiboのユーザーはモバイルからのアクセスが90%

ユーザーは中国本土に限らず、香港や台湾も多くいます。広告では配信エリアを指定できるため、日本在住者のみをターゲティングすることも。状況に応じた柔軟なマーケティングが可能です。

Weiboの中国人インフルエンサー「KOL」

Weiboを運用していると「KOL」という言葉をよく聞きます。KOLとは「Key Opinion Leader」の略で、Weiboのインフルエンサーのことを指します。俳優や歌手、芸能人などがWeiboを利用していることはもちろん、学生などの一般人の中にもKOLとして影響力を持っているユーザーが数多くいます。

先日開催された、「~CHINA INBOUND 2.0~ 日中ツーリズムサミット2018」というイベントでも、KOLによるライブ配信で情報が拡散されていました。

企業が中国向けにプロモーションを実施する際は、自社アカウントによる情報発信の他、このようなKOLを活用するケースも検討する価値があります。

Weiboの使い方

WeiboにはFacebookと同様、大きく分けて個人アカウントと、企業アカウントがあります。厳密にはアカウントは3つに分かれており、通常使う分には一般アカウントで登録すればよいでしょう。

アカウントについては、【Weibo運用の極意Vol.2】まずは自分にあったアカウントを選択しようで詳しく説明します。

登録が完了したら、あとはプロフィールを編集して、興味のあるユーザーをフォローしたり、動画や画像を投稿してみるだけ。

ただし、もちろん全て中国語で記載されているので、中国語がある程度できないとかなり使いこなすのは厳しいです。

そんな時に役立つWeiboの用語集についても、本連載では更新していく予定ですので楽しみにしていてください。


以上、Weiboの基本情報についてまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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