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「お砂糖」とスパイスと素敵なVRChat:あるいはVRChatでの僕の過ごし方について 

バーチャル美少女ねむさんがおもしろい企画を立てていたので、noteをはじめてみました。タイトルはあまり意味ないです。

せっかくの機会なので、ねむさんとミラさんのソーシャルVRライフスタイル調査https://doi.org/10.57460/vconf.2023.0_79)を見ながら、「お砂糖」を中心にVRChatでの自分の行動とその背景について振り返ってみたいと思います。要するに長い自己紹介ですね。あるいは惚気か。

まっちゃだいふくという名前で1年ほどVRChatをしています。最近は1日2時間ほど、22時から24時くらいまでプレイしています。トータルのプレイ時間は1000時間を超えたあたりで、「ヘビーユーザー」というにはちょっと量も質も不足してるかなという感じかと思っています。

アバター

僕は、アバターは中性的な少女である「ラスクちゃん」と両性対応アバターの青年型である「懺悔くん」をメインで使用しています。(たまに少年のハオランくんと青年の碼希くんも使います)
VRライフスタイル調査では、75%の(物理)男性ユーザーが女性アバターを使用しているとされています。


「物理性別とアバターの性別」(ソーシャルVRライフスタイル調査2023)

では、その理由はどこにあるのでしょうか。同調査では3つの選択肢が挙げられていますがあしやまひろこさんの調査( https://doi.org/10.57460/vconf.2023.0_205  )からはより多様な理由があることが推察されます。

「なぜ逆の性別のアバターを使うのか」(ソーシャルVRライフスタイル調査2023)

アバターはソーシャルVRでの身体でありアイディンティティに直結するとの主張も聞かれますが、ときどき異性のアバターを使う僕としては、そのときのシチュエーションにあわせてアバターを「着替えて」いる感覚が強いです。
アバターは自分自身のアイデンティティとはそこまで結びつかず、アバターを選ぶ理由は「見た目が好き」だったり「対応衣装が可愛い」だったり、そんな理由でしょうか。「ラスクちゃん」を使っているときは、円滑なコミュニケーションのためという側面が出ることもあります。
これは僕がフルトラッキングを使用していない「3点トラッキング」勢でもあり、VR感覚もないからなのか、VR空間への没入感をそこまで感じていないのが理由かもしれません。

お砂糖

さて、本題のお砂糖の話をしましょう。僕はとある方と数カ月間「お砂糖」関係を結んでいます。
「お砂糖」とは、VRChatにおけるパートナーシップ関係のことで、恋愛関係のように捉える人も、特別な友情のように捉える人もいるようです。
ソーシャルVRライフスタイル調査では、32%のユーザーがいわゆる「お砂糖」の経験があると回答しています。同調査では恋愛パートナー(いわゆる「お砂糖」)という聞き方なので友情ベースの「お砂糖」の取りこぼしがあるかもしれません。

「恋人」(ソーシャルVRライフスタイル調査2023)

エンジンかずみさんのインタビュー調査(n=100)では31%の方が経験があるということでもあり、そのうち恋愛的なパートナー関係だという人の割合は55%でした。

【VRで恋人!?】VRChatプレイヤー100人のお砂糖経験率調査してみた【VRChat100人インタビュー】

VRChatの一定数のユーザーが「お砂糖」をしているのは確かなようです。(僕のフレンドではあまり多くありませんが)

僕が「お砂糖」相手の方となにをしているのかというと、ほかの親しいフレンドとの関係とそう変わらないかもしれません。単に日常的的な会話を交わし、あるいは擬似的なスキンシップを交わしているだけで、「お砂糖」だから特別ななにかをしているということはないように思います。おそらく「友情」としての「お砂糖」関係でしょう。

では特別なフレンドである「お砂糖」になぜなったかといえば、その人にとって特別な存在になりたかったからとしか、言いようがないかもしれません。僕にとってその人は、VRChatでの生活に活力を与えてくれる「特別な存在」なので、ほかの人がその人の「特別な存在」になって自分とその人が疎遠になってしまうのはイヤだなという思いはありました。もしかしたら、そこには少しだけ「恋愛感情」と共通するものがあるのかもしれません。

そういえば、自分がラスクちゃんを比較的多く使っているのは、その人の好みの外見だからというのも理由のひとつではありますね……

VRChatでの過ごし方

とはいえ、お砂糖相手と一緒にいる時間がほかのフレンドと比べて特別に長いというわけでもなく、Publicをうろうろしていたりイベントに遊びに行ったりほかのフレンドとまったりしている時間の方が圧倒的に長いので、広く浅くいろんなひとに構って欲しいなという気持ちが強いです。

これからも「お砂糖」相手と良好な関係を保ちながら、のんびりとVRChatを楽しんで行ければと思っています。

あと個人的には「お砂糖」関係を結んでいる人に、どんな感じで過ごしているのか聞いてみたいなと思ったりしています。