アメリカン・ニューシネマを代表する二大ハンサム男優、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが詐欺師・賭博師コンビを演じる犯罪コメディであります。嵌め込む相手がギャングのボスというのが、なんとも痛快です。

舞台は1936年のシカゴ。詐欺で日銭を稼ぐ若者（ロバート・レッドフォード）が、親同然の詐欺の師匠を殺したギャングに復讐を誓います。彼は伝説的な賭博師（ポール・ニューマン）と組んでギャングのボスを騙しにかかるわけです。

この騙しの手口が恐ろしく手が込んでいる。ギャングボスを騙すための偽物の賭博場を作るんですよ。まあ最後はボスが嵌められてギャフン！　となる映画なんですが、作中に出てくる詐欺やいかさまの手口がいちいち手が込んでいて、それをパズルみたいに組み合わせて映画ができてます。

1930年代の古き良きアメリカの光景は見ているだけで楽しいです。音楽も20世紀初頭にスコット、・ジョプリンが作曲したラグタイムの名曲「ジ・エンターテイナー」。「スティング」の主題曲に採用されて有名になりました。映画を観たことがなくとも、ほとんどの人はこの曲に聴き覚えがあると思います。検索して聴いてみて下さい。

「スティング('73米)」
ポール・ニューマン / ロバート・レッドフォード / ジョージ・ロイ・ヒル

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↑プライムビデオ「スティング」