中長期トレードにおける相場との向き合い方

はじめまして、まちねです。
テクニカル分析を軸に、FX(外国為替証拠金取引)、CFD(差金決済取引)、暗号通貨などを触っている兼業トレーダーです。

平日は仕事終わりに中長期のデイ、スイングトレード、相場がお休みの日はのんびり映画を観たり、本を読んでいます。

今回はこれまでの自分の学びをアウトプットする目的で筆をとりました。
初心者向けの基礎的なもので皆の躓きドコロを意識して書いてみました。

今回のnoteの内容はテクニカル分析の前段階にあたる相場に対する向き合い方、考え方がメインになります。もし気になった方は最後まで読んでみてください。

分析手法の選択(テクニカルかファンダか)

最初にトレード初心者に立ちはだかるのは分析手法の選択です。選択肢にはおおきくふたつ、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析があります。

ひとことで説明すると、市場の値動きをチャートから予測するものがテクニカル分析、ニュースなどの経済要因から予測するものがファンダメンタルズ分析です。

僕は優位性があるのはテクニカル分析だと考えています。

なぜなら、テクニカル分析はチャートから値動きを予測するものであって、そのチャートには既に(まだ大衆には見えていないインサイダーな情報も込みで)ファンダメンタル要因を織り込んでいると考えられるからです。逆に、ファンダメンタル分析はテクニカルを含んでいません。それにファンダは鮮度が大事なので僕たちのような一般人の目に触れる頃には既に腐った価値のない情報になっているリスクもあります。

熟練したトレーダーの行き着く先はテクニカルとファンダの両立だと思いますが、僕含め多くの人たちはあれもこれも器用にこなすことは難しいですよね。なのでトレードが安定するまではテクニカルとファンダの併用はおすすめしません。僕はファンダはあくまでイベント(経済指標の発表等)前のエントリーを避けるなど、リスク回避の目的で参考にするのが吉だと考えています。

つまり、トレードは「テクニカル分析」を軸に立ち回ることが大切です。

相場の原則に寄り添う

・値動きには順張り、材料には逆張り(手仕舞い)をする
 上がるものは上がり続け、下がるものは下がり続けます。相場を海に例えると、長期の大きなトレンドが大きな波の満ち引きに、短期の細かい値動きがさざ波にあたります。要するに今現在の値動きは大きなトレンドの一部だと考えられる為、長期トレンドが買い優勢なら上がるものは上がり続け、売り優勢であれば下がり続けます(説明のため、ここでは売買が均衡しているレンジ相場については特記しません)。安易な逆張りが大きな損失を生むのはこのためです。

よって、トレードにおいては長期のトレンドを予測しながら優位性のあるポジション(長期トレンドが上ならロング、下ならショート)を持つことが大事です。

しかし、長期トレンドを見誤ることは十分に考えられますし、短期的なさざ波で逆行することは勿論あります。一般的に僕たちはこれらの商品にレバレッジをかけて取引する為、何よりもエントリーするタイミングが重要になります。そして、このタイミングを教えてくれるのがテクニカル分析です。

また、「歓喜で売って悲鳴で買う」という相場格言がありますが、価格が上がりニュースや指標が騒ぎ始めた頃にはそこが天井(逆も然り)というのはとてもありがちなので注意しましょう。最近ではテレビで原油が安い安いと騒ぎ始めた直後、下げ一色から強く反発し始めたことが記憶に新しいです。

・値動きは何もしないと下がり続ける
上がるものは上がり続けると書きましたが、あくまで価格は買い手が売り手より積極的で、需要が供給を上回るときのみ上昇します。一方で落ちるときは何もしなくてもニュートンの林檎のように重力に負けて、勝手に下落します。一般的に下落は上昇の3倍早く落ちると言われています。

上昇は勝手には起こらないので「資本主義の原則からしていつかは上がる、ずっと持っていればいつかは上がる」などというのは盲信だと思いましょう。長期で見ていつかは上がるにしてもそれが何年後かは分かりません。根拠が薄いガチホやナンピンは時間の無駄です。

トレード時間軸の選択

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