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タイ人女性との共同生活 第三話 ~おかわり~

彼女と初めての外食。俺が毎日のように行く近くのショッピングモールへ。何が食べたいかと彼女に尋ねるとKFC がいいと言った。彼女が頼んだのはご飯の上にチキンが乗っている商品。そしてドリンクは自分で注ぐシステムだ。彼女は烏龍茶を注いだ後、席に着き黙々と食べる。そして飲み物が尽きた時、彼女は席をたち、もう一度烏龍茶を注ぎに行った。ドリンクバーではないはずだが、おかわりは自由なのだろうか。俺は疑問だったのだが、俺より彼女の方がこの国のこの店のシステムを知っているはず。そう思い、特に聞くこともなかった。食事が終わり、KFCを出て地下にあるスーパーマーケットへ。数日分の食材をカゴに入れていく。すると彼女が突然「このまま買い物して待ってて」と俺に言った。そして彼女が俺の前から消える。10分後再び現れた彼女の手にはカップいっぱいの烏龍茶。1度退店したKFCでまたもや烏龍茶を注いできたのだ。しつこすぎる。ルイス・スアレスのチェイシングくらいしつこい。まあいいだろう。彼女の方がこの国のあの店のシステムを知っているはずだ。後に調べてみるとアメリカなどの国で店や地域にもよるが一杯分の料金で何杯もおかわりが自由なところが割とあるらしい。それにしても一度退店したにもかかわらず、また店におかわりをしに行く感覚は俺にはなく、文化の違いを強く感じた日であった。

第四話↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


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