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感染症と世代間の分断と

感染拡大のニュースが日々深刻になるなかで、感じたことを書いておきたいと思う。

これから書くことは、ただ私が感じたことであり、ただの私見です。情報は皆様が各自で信頼する機関やメディア、人から収集してくださいね。

で、ここからが本題。

「無症状もしくは軽症の若者が活発に行動することによって、感染が拡大をする。」

散々言われていることだと思います。
でも、渋谷の若者に聞きました、みたいなインタビューでは「怖くない。若いから死なないと思うし」といった意見が散見されます。インタビューした件数は分からないし、意図的にピックアップされているのでしょうが、そういった意識でいる若者が居るのは事実なのでしょう。

そういった人たちに対して、浅薄だとか想像力が欠如しているなどと言って切り捨ててしまうのは簡単で。

でも、何故なんだろう?と、ふと思ったんです。

自分は若いから大丈夫でも、感染すると重症化しやすい、高齢者や基礎疾患のあるハイリスクな人たちにうつしてしまえば、最悪死んでしまう可能性がある。

そういった想像が、何故出来ないのだろう?と。

そう考えたときに、昨年読んだ下記のnoteを思い出しました。

この記事は、今回の感染症が発生する以前に書かれた、感染症とは全く関係ない記事です。
出生率が低い都市部で人口増加しているのは、進学や就職で若者が地方から流入しているからであり、都市と地方で世代が分断されているという指摘をされています。

何故この記事を思い出したのかというと、イタリアでは若者と高齢者の交流が多いのが感染拡大につながったのではないか、というネット上の記事を見たため。日本では(というか日本の都市部では)若者と高齢者の交流が希薄なのではないかなと思ったのです。

友人には両親が地方から出てきたから、祖父母は地方に住んでいるという人もいるし、大学時代には地方から進学で東京に出てきたという人も沢山いました。そうした中で、都市部に生きる若者には身近にかかわる高齢者が居ないのではないでしょうか。(統計学的に語れたら良いのでしょうけど、私は自分の身の回りという狭い範囲でしか語れませんが。)

だから、何。という話かもしれません。

擁護したいわけでもありません。

ただ、想像を妨げる構造が、社会の分断が、ここに表れているのかもしれないなと思ったのです。

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