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変えられること、変えられないこと。

 こんばんは。節分となる今日は春を迎える前に一年の邪気を祓うため各地で豆まきが行われていました。地域によっては福を巻き込む太巻きを食べる「恵方巻き」などもあるようです。季節が変わるというのは地球が公転している限り変わらないことで、気候変動などによって温暖化が言われていても必ず移り変わるのが季節です。人は生活をしていると様々なところで物事を判断しなければならない場面に出くわします。そんな時に判断する材料として経験から判断したり、他人に相談したりと時と場合によって判断材料は変わってくると思います。そんな時の判断基準として「人間社会において変えられないこと、変えられることの区別をする」のも必要となります。そしてその上で過去の行動や失敗から学ぶことで、その教訓を現在の取組みに活かすことも大事な判断基準です。

地政学では

 地理学と政治学を合成しそこからそのリスク要因を導き出す学問を地政学といいます。地理的な位置関係による、政治的や軍事的、社会的な緊張の高まりが、その地域や世界経済に与える悪影響のことを指し、近年では投資判断などに大きな影響を与える要因となっています。その地政学を考える上でも世界や社会において変えられないこと、変えられることは重要になります。

変えられないこと

地理、人種、民族、宗教、グループアイデンティティ

変えられること

技術革新、イノベーション、政治指導力、ナラティブ、世論

 変えられないことがどのように人々の行動を縛っているのか、変えられることを人々はどのように行使し働きかけているのか、という視点から地政学は物事を見ていきます。

日常生活においても

 地政学上だけではなく、普段の生活においても「変えられないこと、変えられること」を考え行動をしていくことは大事です。例えば、通勤・通学の距離。スタート地点から目標地点までの物理的距離は変えることができません。そこで経路を変える、移動時間を有効に使う、中には引越しをして距離を縮めるといった人もいるかもしれません。こういった様に人は変えられないものの中において、変えられるものを様々な工夫をしながら行使していくことで物事を判断していかなければなりません。

おわりに

 地政学というと国際社会における対立や、国際秩序の問題と捉えがちですが、専門的に突き詰める場合は別として、基本的な発想は日常生活においても応用できるのである。何か行動する時にで変えられないこと、変えられることを分けて可視化してみると面白いのかもしれない。

おまけ

今から帰るので今日の夕飯を考える場合
変えられないこと(今日の夕飯に間に合う範囲内で)
料理の技術、家にあるたまごの賞味期限、時間

変えられること(手間はかかる…)
買い物する具材、クックパットなどによる知識

たまご中心の料理になりそうかな…。


 

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