見出し画像

ブラブラ執筆「ブラブラ国立競技場」

今年の夏に開催されたオリンピック。そのメイン会場ともなった国立競技場。

そういえば、まだ訪れたことがないなと、仕事帰りの夕方にフラッと散歩してみました。

今やオリンピックのオの字も語られることがなくなり、報道の静けさと相まって、雲からのオレンジ色の木漏れ日がより一層この空間を静寂とさせていました。

画像2

国立競技場前からの夕焼け


国立競技場は故ザハ・ハディット氏のデザイン案が当初採用されるはずでしたが、膨れ上がった総工費によって白紙と化してしまいました。

もういつだったか忘れてしまったのですが、僕がザハ氏を知ったのは随分と昔で、なんだこれは!!?と曲がりくねった建物の流線美を雑誌か何かで見た時でした。

記憶が定かではないのですが、ザハ・ハディット氏の名前がタイトルの冠として書かれており、それがザハ・ハディット氏を知ったきっかけだったように思います。

彼女のデザイン設計してきた建物は前衛的なものが多く、どれも目を引きます。アゼルバイジャンの首都バクーにあるヘイダル・アリエフ・センターなどはその特徴がよく現れています。
わかりやすい写真を探しているうちに、こちらのサイトと出会いました。


個人的にはザハ氏のデザインした国立競技場を見たかったと言う思いがあるのは正直なところです。

そして、その後継として白羽の矢が立てられたのが、世界的にも代表する建築家、隈研吾くまけんごさんであり、大成建設・梓設計・隈研吾のチームでした。


画像3

外苑門側から撮った外観

47都道府県から集めたスギ材(沖縄県はリュウキュウマツ)が使用されていいて、それぞれの都道府県の方向に対して配置されているそうです。

もう少し詳しく書いてもみたいけど、建築のお話は今日はこの辺りで。



あれだけ連日のように報道された、建物のデザインだったり総工費だったり世の中騒がせていたのに、終わってしまえば静かなものです。

ダンスの練習をしている人たち。モニュメントを背景に写真を撮っている学生。駅へ向かう人。犬を連れて散歩をしている人。ベンチに座って本を読んでいる人。

建物や人混みに囲まれる都内でも、これだけ広い空間で広い空が見られる場所はなかなかありません。

ただただ、ぼーっと過ごす場所、憩いの場、くつろぐ場所にはほんとにいい場所だなと歩きながら感じていました。


夕方の静かな時間。都内の喧騒から離れて過ごす時間。1時間と満たないわずかな時間でしたが、日々の慌ただしく過ごす時間の中で、こんなひと時を過ごすことに至福の感情を抱きつつ、終着地である駅へ向かうのでした。



画像3

まんまるお月様


今宵も素敵なお時間を。



***


ここまで読んでくださりありがとうございました。

#ブラブラ散歩 #ブラブラ執筆


このnoteはみなさんのスキやコメントが励みになって続けられています。 ありがとうございます。