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らくスパ1010神田でポモドーロ法で開発してきた

銭湯で開発がしたい。開発と風呂のイテレーションでしか到達できない世界があると信じている。前回の銭湯駆動開発で掴みかけたこの思いを確信に変えるため、今回は神田にある「らくスパ1010神田」で、再検証を試みた。

概要(料金など)

「らくスパ1010神田」にはいくつかのコースがあり、コワーキングスペースを使用するための料金は1,460円のRAKU SPAコースを選択する必要がある。10時間滞在可能でコワーキングスペース付きの銭湯と考えると破格の安さである。風呂だけであれば大衆浴場料金の460円で入ることができるコースもある。

風呂

浴槽は炭酸泉と日替わり湯の2つ。+水風呂。一般的な銭湯と同程度か。露天はなし。休日のオープン直後だっため、混雑していた。サウナは、90℃以上で6-8名が入れる大きさ。テレビ付き。水風呂は、16.6℃。申し分ない。

前回の反省

前回の記事では、両国の湯workさんにお邪魔したが、反省もあった。そう、長湯は体力を消耗する。銭湯駆動開発は疲れるのだ。

やはり、開発中心で行くか、風呂中心で行くかを予め設定しておくことが大切である。今回は一定の成果物をあげる必要があるため、開発中心でいくにとにした。

駆動計画を立てる

今回は、社内LT2本作成、社外LT用の草案の作成、そしていい加減取らないと行けないAWSの資格の勉強をする。生産性が問われる状況であるため、ポモドーロテクニックを導入する。30分を1セットとし、25分作業、5分休憩というセットを繰り返す。タイマーとして使用するのは、chorme拡張のStrictworkflow。こいつはすぐれもので、作業時間中についつい見ちゃうサイトをアクセス不能にしてくれる機能をもっている。

立てた計画は、下記の通り、少々詰め込み過ぎか。

  ### RakuSpaでの銭湯駆動開発 
- 11:00 OPEN
- 11:00 - 12:00 風呂1セット
- 12:00 - 12:30 昼食
- 12:30 - 13:00 ポモドーロ1
- 13:00 - 13:30 ポモドーロ2
- 13:30 - 13:15 小休憩1
- 13:15 - 13:45 ポモドーロ3
- 13:45 - 14:15 ポモドーロ4
- 14:15 - 15:00 風呂2セット
- 15:00 - 15:30 ポモドーロ5
- 15:30 - 16:00 ポモドーロ6
- 16:00 - 16:15 小休憩2
- 16:15 - 16:45 ポモドーロ7
- 16:45 - 17:15 ポモドーロ8
- 17:15 - 19:15 飲み会
- 19:15 - 20:00 風呂3セット

お気づきだとおもうが、前回の反省である「ビール飲みたくなっちゃう問題」に対応している。フリーランスの友人を銭湯駆動開発に誘うことに成功したため、そのまま飲み会に突入することにした。

環境

RAKU SPAコースの人のみ入場可能な4階のエリアには、電源付きのデスク、ハンモック、個人用小スペースなど様々な環境が用意されている。コワーキングエリアとして特化した環境ではなく、広いオープンスペースと行った感じだ。漫画や雑誌も十分すぎるほどある。

休日故の問題点

混雑である。RAKU SPAエリアには漫画が沢山あり、コワーキングエリアとの厳密な境はない。そのため、漫画を読む人たちとの場所の争奪や、人の往来が激しく、注意が散漫になりかけた。コワーキング用のデスクは人気席で、最初は使用できたのだが、昼食から戻るともう空いていなかった。

なんとか確保した机で作業を再開。机と椅子の高さが微妙にあっておらず、背中が痛い。コンセントがないので、残りの充電との戦いになるか。

駆動の成果について

なかなか苦しい環境下ではあったが、社内LTの発表資料を2本、社外LTの草案、そして当ブログの執筆を一定こなすことができた。残念ながらAWSの勉強はできなかったが、今日は筆が進むアウトプットな日であったと結論づけたい。

ポモドーロテクニックの効果

残り5分の粘りが確かに効いてくる。後半になるにつれ、25分の作業時が物足りなくなるくらいの効果を発揮した。ある種の心地よさすら感じた。生産性という点では自分にとてもあっていた。実務でも取り入れることを検討しよう。人間は制約に依存した生き物なのかもしれない。

考察・今後の展望

コワーキングとして用意された環境下では一定の成果を残すことができる事がわかった。しかし、真の意味での銭湯駆動開発は、懐かしき綱島の東京園のような環境にて完結するのではないだろうか。

常連さんのカラオケを聞きながら、レモンサワー1杯をお供に、それでもなお成果を上げることができて初めて開発手法として名乗りを上げることべきであろう。ある種今回の成果は予定調和であったと思っている。

次回こそ、その手の老舗にて調和と融合のある成果あげ、報告したいと考えている。

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