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突然体がチャーシュー麺を受け付けなくなった話

タイトルの通りです。

皆様、ラーメンはお好きですか。私は大好きです。
大学生時代はクリスマスに一人ラーメン食いに行って店員にガチ心配されたほどにラーメンが好きです。

とりわけ特別視しているのがチャーシュー麵です。ただでさえおいしい食べ物であるラーメンにお肉がたくさん乗っている。普段なら1枚のチャーシューを大事に大事に大事にかじりつつ麺をすするのに、1枚食べてももう1枚残っている!
こんな幸せな事ってないと思うんです。調子がいい時はライスまで頼んでまずチャーシューで白米を食べるくらいに、私はチャーシュー麺が大好きです。

そんな折、事件が起こりました。

ある日、朝早くの用事があったため朝食を抜きつつ出発しました。
用事を済ませたころにはすっかりお昼で、お腹はペコペコで、こんな時はラーメンだ!!と思い立ち車の窓から「ラーメン」の看板を血眼で探しつつ帰路についていました。
すると渡りに船とばかりにでかでかと

「 ラ ー メ ン 」
(イメージとしては大河ドラマばりの筆文字ででっかく書かれているのをご想像ください♡)
の看板を掲げたお店が!早速店に入りお品書きを見るとこれまたとろっとろに煮込まれたであろうバラ肉がこんもりと鎮座されている「特製チャーシュー麵」の写真が!!

たかだか朝食を抜いた程度なのに、もう私の気分はすっかりふ~じこちゃんの半裸を見て興奮したルパン三世状態です。はやくそのバラ肉分厚チャーシューを口の中へルパンダイブさせたい…ッ!

焦る気持ちを抑えつつ店員さんにチャーシュー麺を注文し、さあ食べんさいと言わんばかりに置かれたワァ!!!まさに麺&肉のウルトライリュージョン!!

さあお楽しみはここから!とばかりに。まずはとろっとろ通り越してデロンデロンにとろけだしているチャーシューに食らいつきました。

…?あれ…?なんか…ん???

何かがおかしい。あれほど心の中で渇望していたじっくりタレで煮込まれスープで程よくとろけた豚のバラ肉の塊を、なぜか口腔内が拒絶している。

うまい事はうまいのだ。バラ肉使用チャーシューあるあるの「脂が冷え切って口の中にラードが残る感じ」ではなく、口が豚の脂そのものを拒んでいる。

…あれほど抱きたくて抱きたくてしょうがなかったふ~じこちゃんが、たまに気が変わってグイグイ来ると逆にルパンとしては萎えちゃう感じ…それでクラリスやらララやらにうっかり気が移っちゃう感じ??

別に体調が悪いわけでもなく、口内炎等があるわけでもなく、そこから導き出された答え、それは

加齢現象

そうか…これが30代になるという洗礼…「ある日突然脂系が受け付けなくなる」というあの都市伝説…

実在したのね…
本当に加齢現象(と書いてラピュタと読む)はあったんだ…!父さん…

というわけで、チャーシューを3枚も残して店員さんに(違うんだよ…別にラーメンがおいしくなかったから残したんじゃないんだよ…!)と必死でテレパシーを送り、足早に店を飛び出していきました。

「年を取る」という事は新しい発見でいっぱいだ、と思った現象でした。

なお焼き餃子は今のところ平気☆

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