私とコロナ騒動①

※明るい話はありません
※記憶に頼っているので時系列がおかしい部分あり
※特定防止のため一部フェイクが入っていますがどこの薬局も同じような感じだったと思います。

2021年某日、私は新型コロナウイルスワクチンの接種を受け、ものの見事に副反応を食らいました。これでひとまずコロナVS自分の戦いが終わりを告げた瞬間でした。

当時のことをは正直思い出したくないレベルのカオスですが、私の記憶がまだ残っている内に当時どんな状況だったかを書き残して置きたいと思い、若干苦しみながらも書いています。

前兆

 当時はまだ「中国で新型のウイルスが流行している」程度の話しか我々医療従事者の中でも出ていませんでした。
 だからといって業務がヒマだった、とかそういうわけではなく薬局はちょうどインフルエンザシーズンで、待合室に溢れかえった「処方:タミフルカプセルorリレンザカプセル」の患者へともかく「早く飲め、そして帰って寝ろ」をめちゃくちゃ丁寧に説明していた。
 2020年に入り、1月下旬ごろから「このヤバいウイルスが日本で流行するやも」「いうて流行性感冒と同じウイルスでしょ」といった話が出始め、医療従事者間でもその得体のしれないウイルスの情報は錯そうしつつあった。
 「感染症が流行する=マスクと消毒用エタノールが品薄になる」というアドバイスを受けたこともあり、普段より1箱多めに使い捨てマスクを買っておくくらいの事しかしていなかった。

その時はまだカオスの序の口だった。

休校要請→集団休職騒動

 2020年2月下旬、全国的に小学校~高校に休校要請が発令される。
報道があった後何となく嫌な予感はしていたが、朝礼にて案の上、
「お子さんがいる職員が(もちろん薬剤師含)しばらく出勤できない。どの店舗も人員不足で大変な状況になっているが耐えてくれ」と上役より通達。
 業務の特性からか、薬剤師をはじめとするコ・メディカルスタッフは女性の割合が少しばかり多い。そのためお子さん都合での急な欠勤・早退もかなり多い。

 これまでは急な欠勤による仕事量増加、休日出勤にも「まあいつか子供を産んだときにお世話になるかもしれないから…」と耐えることはできた。
 たとえ「今日は休みじゃ^~」と朝からウキウキと出かける準備をしているときに上司から「●●さんの息子さんが熱出しちゃって来られないって…」と電話がかかってきて予定がパーになろうとも、まあしょうがないかなと思ってた。かなりのストレスは溜まっていたが。

 だがしかし、ただでさえ少ない人員がまさか1日で4割も減るのはめちゃくちゃ堪える。しかも自分がなんかあったときに頼れる人がいない。


 コロナ対応で若干混乱気味の現場で「急に人員減少、しかも当面ヘルプは見込めない」という状況の中での仕事を余儀なくされる。
まあでも、ある程度したら薬が開発されて事態も落ち着くでしょう…なんて思っている自分がいた。

しかし自体は想定していたのの10倍はカオスへと突き進んでいく。

処方日数の長期化騒動

「まあいずれ落ち着くだろう」という私の楽観は3月に報じられた、愛すべきバカ殿様の死をもって現実を突きつけられた。これは予想以上に恐ろしい感染症だと私らが実感した時には全てはもう遅すぎたのやも。

 その頃になるとさすがに世間も騒がしくなり、外来患者の大半は「院内感染したくない、病院行きたくない」と訴え始める。
結果、通常28日〜56日分だった処方日数が63日〜果ては保険適用がギリギリ通る90日分まで延長され始める。
 2~3種類薬を飲んでいる患者であればさほど負担ではなかったが、そこは高齢者のクッソ多い田舎。

(書いててしんどくなったんで途中ですが公開します つづくかどうかはわからない)

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