混戦と言えば混戦。先行馬も少なく逃げ馬不在、Ｓペースの確率がかなり高い。先行有利と言いたいが、そのポジションを取るより折り合い重視の人気馬も少し見られる。先行しそう（リズムを壊さず）な馬で勝ち負けできそうな過去歴があるとベストか。

7.ディヴィーナは操縦性の高さを身につけて、徐々に脚が溜まるようになってきた。加速力と最高速度で抜けた能力は持っていないが、早めに追い出して長く脚を使えるのが特徴。ここも他馬と同じ上がりは使える条件ではあるが、1800mなら引っ張って抑えにかかるだろうし、関屋記念はスムーズに進路が開いた結果ノーブレーキだが競り負けた。脚を溜めて上手く馬群から抜け出せればいいが。

6.プレサージュリフトは怪我や体調不良から復帰が遅れてここへ。脚を溜めて加速力と最高速度を存分に活かすのが得意パターンであったが、ここ２戦は厳しいペースについていっても脚が続いた。戦法が増えて鞍上ルメールならある程度の位置で折り合ってスピードを活かしやすい。

5.ルージュエヴァイユはポジション・馬場・展開の不利を受け続けながら徐々に成績を上げてきた。愛知杯は馬場と展開の不利があり大敗、メイＳは直線の不利があっても追い上げを見せた。エプソムＣはこれまでとは一変して強気の先行策、ポジションを取っても長く脚を使えるしぶとさを見せた。それも外枠から遅れて先行していき、差し向きの展開だから、見た目以上に能力を出した印象。直線の長いコースで最高速度もある方だから、ゲートでミスしなければチャンスはある。

4.ストーリアは加速力はそこまでだがしぶとく脚が使えて、外に持ち出すか早めに動いて長く脚を使って好走してきた。前走は平坦コースで外に出して減速せず、上がりの速さを活かせる馬がいなかったので相対的に決め手上位で差し切り。中枠の今回は馬群を捌けるかがカギ。

3.ルージュスティリアは折り合い面と大トビでペースが落ち着いた時に内枠で窮屈になりそうな感がある。1800mもやや長いが、素質で補えれば。

11.シンリョクカはレース毎に様々な性能で中堅上位の能力を見せてきて、今回は古馬との2キロ差を活かせるのはチャンス。皆抑えてインがごちゃつくなら外枠からスムーズな加速で利が得られるか。

9.アンドヴァラナウトは昨年インからの抜け出す脚を見ても、ピッチが効く走りで使える脚が短いので器用さを活かしたいが長い直線はプラスとはいえず。

1.コスタボニータはインから器用に流れ込む競馬で2戦好走。再度恵まれたいが、差す脚はないので逃げ番手集団でダラダラ脚を使う競馬になりそう。スピード負けしなければ。

8.ライラックは東京が向いていないように見えるが元値は高く、良馬場でスピードが求められたり前が残りすぎると浮上できない。昨年のエリザベス女王杯が最大パフォーマンスで、あのような馬場と展開にはならないところで、鞍上も溜めて加速力を活かすタイプで難しい。

12.イズジョーノキセキは脚を溜めれば伸びるが痛恨の外枠。上手くインに入れてどこまで。阪神牝馬Ｓは相当折り合いに苦労しており、ハマれば一発ぐらいに考える。逆にハマった時のオッズは美味しい。13.フィアスプライドも同様。ハマった時の脚力はあるし、インがごちゃついて外から加速出来た時は利が得れても。2.エリカヴィータは近走不振。10.ファユエンは前走の人気よりは圧倒的に美味しいが、本質はしぶとく脚を使うタイプだけに東京のＳペースは適性が合わないかも。

◎5.ルージュエヴァイユ
○6.プレサージュリフト
▲12.イズジョーノキセキ
紐3,11,13

◎単勝：1000
◎→○▲紐 馬単：各100
◎-○馬連：700
◎-▲馬連：200